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アンネの本 被害上回る数の寄贈集まる4月24日 22時45分
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東京都内の公立図書館などで「アンネの日記」などの本300冊余りが破られた事件で、最も被害が多かった東京・杉並区には全国からアンネに関連する本が相次いで寄贈され、届いた本は区内で破られた本の数を50冊以上上回りました。
「アンネの日記」などの本が破られた事件では、都内の8つの自治体の公立図書館などで合わせて300冊余りが被害を受けました。このうち杉並区は自治体としては最も多い121冊が被害を受けましたが事件のあと全国各地の43人からアンネに関連する本など合わせて177冊が届き被害を受けた数を50冊以上上回りました。中には「戦争の不合理さを考えるきっかけにしてほしい」などのメッセージを添えた人や外国人を排除する行為が愚かであることを今こそ知ってほしいと40冊の本を贈った人もいました。
杉並区はアンネの本を紹介する図書館の展示コーナーの充実などに活用していくことにしています。杉並区立中央図書館の大林俊博次長は「社会の人って本当に温かいし、そういった気持ちを持っている人がたくさんいるんだなと思った。全国から贈られた本を使ってアンネの本を読んでもらえる機会を広げていきたい」と話しています。
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