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日本IBMが新プロセッサ「POWER8」を解説、最大96スレッドを同時に実行

2014/04/24
西村 岳史=日経コンピュータ (筆者執筆記事一覧

 日本IBMは2014年4月24日、新プロセッサ「POWER8」を搭載したサーバー製品「Power Systems Sクラス」を発表した(関連記事:日本IBMが「POWER8」搭載の新サーバーを発表、x86に比べ50倍の分析処理速度を実現)。同日開催した発表会で、サーバーの新製品とともにPOWER8の詳細を解説した。

写真1●POWER8のチップ本体
POWER8のダイサイズは362mm2。発表会ではPOWER8の300mmウエハーも展示していた
[画像のクリックで拡大表示]

 POWER8はIBMの22nmプロセスで製造されたプロセッサー(写真1)。大量のデータを効率良く処理するために、前世代のPOWER7/7+よりもマルチスレッド性能を大幅に強化。合わせてメモリー帯域やI/O性能も引き上げた。

 POWER8自体は、1チップに最大12コアを内蔵可能なデザインになっており、コアごとに最大8スレッドを同時に実行できる。POWER7/7+は8コア/最大32スレッドだった(写真2)。今回発表したプロセッサーでは、1チップ当たり最大6コアのダイ(半導体本体)を使用。ダイサイズは362mm2だ。1つのパッケージ(ソケットに取り付けるプロセッサ本体)に2チップを搭載することで最大96スレッドを実行可能にしている(写真3)。

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