医師免許を持たない神戸市西区の男性(55)が医学博士や医師と偽り、約10年間にわたって兵庫県内で講演活動を続け、FMラジオ局の番組でも約8年間司会を務めていたことが22日、産経新聞の取材で分かった。男性は、講演料として少なくとも過去3年間で200万円以上を得ていたといい、取材に対し「医学博士の肩書で人前で話すことが心地よかった」と経歴詐称を認めた。講演を依頼してきた同県三木市は同日の記者会見で、実態調査に乗り出し、近く男性から聴取する方針を明らかにした。男性が出演していたFM局も調査を進めている。
男性や関係者の話によると、男性は平成16年ごろ、西区内のアパートに「総合医療研究所」と称した事務所を置き、“所長”に就任。隣接する三木市を中心に県内で、自治体や企業が主催するイベントに医学博士や医師として出席し、健康や医療をテーマに講演活動を始めた。
男性は講演会の主催者などに履歴書を提出。ある履歴書には「1982年 東京大学医学部卒業」「1990年 米・ニューヨーク州立大学博士課程修了」と書かれ、「2003年 国立循環器病センター(大阪府)」などと複数の病院での勤務歴も記されていた。
記事では神戸市西区の男性としかなってないが「総合医療研究所」所長で東大医学部卒業と言えば金華洙でしょう。数年前からインターネット上では経歴を怪しむ声が多く、灘校の卒業生からは「同窓会名簿に名前がない。金は『常に成績トップだったため授業料払ったことがない』と言ってるが、灘校にそんな制度はない」と言われていましたね。
金華洙先生、超天才。 ①灘高校常にトップで授業料を払った事がない ②東大卒 ③アメリカでプロフェッサーの称号を1年弱で取得 ④心臓外科医が専門 ⑤サームグラフィーを発明 ⑥心臓を止めずに手術 ⑦過去何千例の手術で輸血は一度もない ⑧昭和天皇の心臓手術の為アメリカ滞在時呼び戻された
— 山本 清乃 (@kyonymto) 2010, 10月 15
この経歴をすべて真であるとするならば心臓手術で輸血したことがないんですね。そりゃ流石におかしいだろと思うんですが、ゴッドハンド金先生なら不可能ではないと思ったんでしょうか。
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去年、別な偽医師関連のスレ(http://r-2ch.com/t/news/1379399122/)で話題になってたみたいですね。
超天才 金華洙(キムファス)先生の華麗な経歴
blogでの評判はものすごいことに!
ttp://ameblo.jp/akasekaory/entry-10634354959.html
>1958年大阪生まれ。
>灘高校卒。
>東京大学医学部卒。
>東京大学大学院・博士課程修了。
>ニューヨーク州立大学博士課程修了。(異例の1年2ヶ月)
>昭和天皇の心臓手術 執刀医。
>金先生にまつわるエピソード:
>☆東大医学部にて博士号を取得。
>工学博士でもあり、最先端医療の医療機器開発にも携わる。
>日本の頭脳とも言える存在。
>☆開復手術の弊害を知る博士は、わずか数ミリの手術痕でしかも20分ほどで執刀する技術を開発。
>神の手を持つブラックジャックはこの人と言われる。
>☆本来、ニューヨークで手腕を発揮すべき世界的人物であるが、昭和天皇の手術の際に、日本政府によって呼び戻される。
>☆サーモグラフィや人工透析を作ったお方。
>☆Suica等の特許をお持ちのお方。
東京大学医学部医学科卒に該当者なし。
東京大学学位論文データベースに名前なし(医学・工学とも)。
医籍登録も確認できない。
医師等資格確認検索
http://licenseif.mhlw.go.jp/search/top.do
条件に該当する医師等は検索できません
>>87
突っ込み所満載。
>昭和天皇の心臓手術 執刀医。
>☆本来、ニューヨークで手腕を発揮すべき世界的人物であるが、昭和天皇の手術の際に、日本政府によって呼び戻される。
昭和天皇が、いつの間にか心臓手術を受けたことになっている…
87年に受けたのは、膵頭部腫瘍に対する姑息術(消化管バイパス)のはず。
バイパス術と聞いて、素人が心臓手術と勘違いしたか?
そもそも、83年医学部卒で当時4年目ということになっている駆け出しが、海外から呼び戻されて執刀医に指名される設定には無理がありすぎる。
なお、匿名情報だが、昭和58年卒の鉄門にそんな人物はいなかったとのこと。
>☆Suica等の特許をお持ちのお方。
特許電子図書館に該当者なし。
http://www.ipdl.inpit.go.jp/homepg.ipdl
切っ掛けは知人の代わりに医師の肩書きで講演を行ったことらしい。
取材に対し、男性は自らの経歴について「米国カンザス州の大学院で基礎医学を学んだが、医学博士の肩書は持っていない」などと釈明。「在籍歴や勤務歴は知人のものを使った」と経歴詐称を認めた。さらに「講演会で知人の医師の代役を務めたのがきっかけ。その後も講演の依頼があり、知人の経歴を使い続けた」と話した。
http://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/140422/evt14042218340030-n2.html
そうしてるうち「先生、先生」と慕われ尊敬の眼差しを向けられるのに快感覚え繰り返してしまったと。
好意的な評も多い講演内容
講演会の感想アップしてる2010年ころのブログぐぐって読むと「Suicaは私が作ったんですよ。権利を貸してるんです」とまで言ってたようで。偽医師としての経歴だけでも盛りすぎなのに、何でも言えばいいってもんじゃないだろ。ブログのコメント欄に「この医師ネットでは偽物だと認定されてますよ」とあるので、むしろ今までよく逃げ切ったな。コメントに対するブログ主のレスもなかなか振るってるけど何かを信じてるときの人間って誰しもこんなものだと思うので引用はしない。
当時書かれた講演会の感想は「すごい経歴の先生だからさぞ難しい話をすると思ったら分かりやすく親しみが持てるものだった」と好意的な評が多い。しかし結果から遡って考えるに専門的な知識ないため素人の耳に優しいトンデモ理論を面白おかしく話す方向で乗り切るしかなかった、結果的に医学のホント!? を知りたがる自称“常識に惑わされない人”には受けが良かったんじゃないかと。
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