カリスマ美容師たちが腕を振るう南青山の美容室。
その華やかさとは裏腹に早朝から深夜まで働き詰めのタフな現場。
さぞかしお疲れかと思いきや…。
美容師たちの健康を支えているのが…健康診断や食生活に関する膨大な情報。
これを解析すれば職場環境や職種ごとにどんな健康リスクがあるのかみ〜んな分かっちゃう!例えば営業職に多いのは高血糖。
システムエンジニアは高血圧。
リスクが分かれば対策も簡単。
これはすごいぞビッグデータ!さあみんなで健康になろう!
(2人)121212…。
(片山)まだまだ!
(2人)121212…。
全体止まれ!番号1!
(カビラ)2!皆さんにご挨拶!
(2人)おはようございます!さあ今日のテーマは「健康ビッグデータ」です。
職場と健康その意外な関係に迫ります。
はいいきましょう。
早速カビラさんに質問です!イエス!イエス!イエス!イエス!OK!え〜。
これで何が分かるかというと糖尿病にかかるリスクが明らかになるんです。
え?全ての項目でイエスだったカビラさんの場合…そうなんですか。
でもどうして分かるんですか?そんな事が。
これこそ健康ビッグデータの力なんです。
膨大な情報を解析する事でどんな健康のリスクがあるのか分かっちゃうんです。
そのすごさ一体どんなものなのか早速ご覧下さい。
ビッグデータの活用で従業員がみんな元気になったと聞いてやって来たのは南青山の美容室。
仕事柄長時間の立ち仕事を強いられる現場。
でも皆さん顔色もよくて笑顔もすてき。
ところが3年前はそうではなかったといいます。
当時東京大学がこの美容室で行ったある調査。
テーマは「健康診断の結果と働き方や職場環境の関係を探る」というものでした。
調査に当たった管理栄養士の田中裕子さん。
2つのデータに目がくぎづけになりました。
それは肥満を示すBMIと血糖値の数値。
従業員の8割がBMI20以下と痩せているにもかかわらず血糖値の平均が90台後半と高い数値を示していたのです。
一般的に血糖値が高い人の多くは肥満の傾向が見られます。
炭水化物や甘い物などを食べ過ぎてしまう人ほど血糖値が高くなるからです。
しかし痩せているのに血糖値が高いというのは食事では説明がつきません。
実はこの謎を解くカギが職場の環境そのものにあったのです。
田中さんが注目したのは職場の片隅に設置されていた自動販売機。
炭酸飲料やお茶缶コーヒーなどが並ぶごく普通の自販機。
問題だったのはその飲み方。
糖分の多い炭酸飲料に集中。
中には一日に4〜5本も飲むという人もいました。
なぜ飲み物の中でも糖分の高いものを選ぶのか。
その理由は勤務時間中の食事のとり方にありました。
仕事が忙しいため食事を抜きそのかわりにジュースや菓子パンなど甘い物でおなかを満たしていたのです。
健康ビッグデータによって浮き彫りになった…早速改善に乗り出しました。
朝の営業開始前に…更に栄養士を招いてヘルシーなお弁当やサラダの作り方も学び食生活も改善。
更に自販機の代わりにウオーターサーバーを設置しました。
こうしてほぼ全ての従業員の血糖値が平均まで改善。
体調不良で欠勤するスタッフが減りローテーションが安定。
更に…。
健康に関する知識が増えた事で営業トークの幅も広がり売り上げもアップ。
更に健康ビッグデータで業種ごとの課題を見つけ出そうという動きも。
主に中小企業向けの保険事業を行う…毎年県内およそ8万人に実施しているいわゆるメタボ検診のデータを基に各職場ごとにどんな健康リスクがあるのかグラフ化。
更に同業他社や県の平均値も合わせて表示。
ほかと比べる事で経営者のやる気に火を付けるのがねらいです。
職場で健康な人が増えれば医療費の抑制にもつながります。
この健保協会の場合団塊の世代が一斉に退職した事で保険料収入は激減。
その一方で生活習慣病による医療費の支払いは増加。
2年後には3,500億円の赤字という試算も。
そこで期待される健康ビッグデータの活用。
こちらは大分市内でのぼり旗などを製造している老舗メーカー。
従業員は170人。
代表の太田さんのもとに協会から職場の健診結果のリポートが届いていました。
職場の課題は従業員の高血圧。
同業他社と比べて2割ほど多いという結果が。
その原因として考えられるのがたばこ。
40歳以上の喫煙率が4割と他社と比べて高い事が指摘されていました。
太田さんの会社では工場内で喫煙できる事に加え職場のリーダーの多くが喫煙者。
愛煙家にとっては絶好の職場環境。
…とはいえ健康あっての働く仲間。
喫煙場所を屋外に限定し対策に乗り出した太田さん。
更にデータを基に辛抱強く禁煙を促します。
一方会社を挙げて体力作りに取り組むようになった職場もあります。
主に自転車や自動車向けの部品を製造しているこちらの会社。
健診データが明らかにしたのは肥満や高血圧の社員が多いという事。
原因は慢性的な運動不足。
会社が郊外にあるためマイカー通勤が多く一日中ほとんど歩かないという人ばかりだったのです。
そこでこの会社が新しく導入した制度が…体を動かす事を奨励する事にしました。
会社に提案したのは専務の京極良一さん。
自ら率先して模範を示そうと片道17kmの道のりを通勤しています。
更に自転車通勤の励みにしようと会社であるイベントにも参加。
隣町のサーキット場で開催されている買い物用自転車ママチャリのレースに参戦しました。
自転車で健康作りを始めて半年。
思わぬ効果も生まれています。
技術課長の四辻公敏さんも意識の変化を感じた一人。
経験豊富な分ちょっと部下に厳しい態度をとりがちだった四辻さん。
ママチャリレースをきっかけにチームワークの大切さに目覚めたと言います。
健康ビッグデータによる職場改革。
皆さんどうご覧になりましたか?でも考えてみると寝る時間を省けば圧倒的に職場で時間を費やしている訳ですよね。
当然この健康ビッグデータで分析していろんな課題が浮き彫りになればこれいいんじゃないですか。
生活がガラッと変わりますよね。
変えるきっかけになりますよね。
さあルー大柴さんよろしくお願いします。
グッドモーニング!グッドモーニング!やっぱり発音よろしいですね。
ちょっとこのデータ気になりませんか?ベリーオールドですからね私もね。
私もやっぱり還暦を迎えていろいろと自分もこのデータを重視しながら健康に気遣ったり。
例えば朝太極拳をやったりですね。
ちょっと血圧が高いんでデータを気にしながら塩分を控えたり。
おおイエスイエスイエスイエスイエス。
あ〜分かりました。
もうお一方お越し頂いております。
予防医学がご専門の古井祐司さんです。
お願い致します。
よろしくお願いします。
古井さんこれまで企業の中でも健康診断は割とまめに長期間にわたってやってると思うんですけれどもこの健康ビッグデータこれ全然違うものなんですか?どういうものなんですか?病気のリスクを今までの検査値だけじゃなくて例えば…一緒に合わせる事で…これが多分大きいと思います。
どういう人にどんなアドバイスをすればあるいはどんな特徴の…だからビッグデータで分かったのは逆に職場の環境とか習慣をちょっと変えるだけで予防ができるという事も同時に分かってきたんですね。
仕事職種によっていろいろなりやすい病気があるという話が出ましたが…ここでクイズです。
ちょっと待って。
今…そのタイトルは。
藪からスティックはいどうぞ。
こちらです。
200社以上の健康ビッグデータを解析したところ営業担当の方メタボや高血糖になりやすい。
それはある共通している働き方が原因だというんです。
さあその働き方とは何でしょう?ルーさん!働き方?よくしゃべる。
しゃべるからストレスがたまってしまう。
ああ営業だけに。
営業だけに。
いやこれは…営業はおつきあいこれ付き物なのでかなりやっぱり行ってしまうんじゃないですか?食事。
不規則に。
お酒の量とかも。
どうなんですかね?さあ正解は?これ古井さんどういう事なんでしょう?
(古井)やはり夜会議があるという事はどうしても食事が遅くなるという事ですね。
そうすると代謝が悪くなって血糖なんかが高くなる。
それからついでにその朝もおなかがすかないと例えば朝ごはんを食べない。
そうすると逆に代謝が下がって太りやすい体質になってしまうんですね。
続いてはこちら。
システムエンジニアです。
ある共通している働き方が高血圧につながっているというんですがその働き方とは?ルーさん。
エンジニアっていうのは非常にディフィカルト要するに頭を使うんでイライラ…。
集中しますよね。
ですからそういう事で高血圧になるんじゃないですか?ストレスって事?うん。
ストレス。
…であとそのストレスによって何かあんまり食欲も出ないから痩せてるんだけど高血圧だったり…。
正解は同じ姿勢でパソコン作業が続く事です。
そうですね。
ずっと同じ姿勢だと血行自体も悪くなりますしそれから血管が収縮をして一生懸命頑張ろうとして血圧が上がってしまうんですね。
まさにこれは働き方でこうも違うんですね。
業種によってさまざまあるんですね。
ありますね。
そうするとそのビッグデータを活用するとじゃあ明日にでも何かその職場で改善できる事というのはあったりするんですか?さっきVTRでもあったように例えば協会健保というところがそれぞれの企業さんの特徴を可視化をして従業員の方の意識づけのツールを今配り始めたんですね。
この半年1年で全国でこれが広がっていくというふうに伺っていますので非常にワクワクしながら我々は待っているところなんですね。
全国で展開するというのは心強いじゃないですか!そうですね。
まさにますます注目が集まる健康ビッグデータなんですがそれを支えているのが情報通信技術なんですね。
カビラさんこちら覚えていますでしょうか?お〜!そう。
去年10月に放送した職場対抗神戸歩KING王決定戦。
ありました〜。
市内の中小企業を中心に総勢57チームが半年間歩いた歩数を競い合うそんなイベントでした。
モチベーション上がるでしょうね。
さああれから半年参加した57チーム262人のほとんどが挫折をせずにウオーキングに励む事ができたそうです。
すばらしい。
皆さんの一日の平均歩数は…これは神戸市が健康作りの目安とする歩数を見事クリアーしていたんですね。
すごいじゃないですか!その原動力となったのがこちらの歩数計なんです。
歩数データをパソコンに転送すればこうしてチームの順位がリアルタイムに表示されるという優れもの。
このツールがあるおかげでやる気に火が付いたという事なんです。
こうしたIT技術実はまだまだあるんです。
さあ皆さんこちらへお願いします。
ルーさんこのモニターの前へ。
えっ私シットダウンするんですか?プリーズシットダウンです。
はい。
これで…。
ルーさん数字が出てきました。
(ルー)お〜!これ実は心拍数なんですね。
これカメラで撮影するだけで心拍数が分かるという装置なんです。
なぜに?これどういう仕組みかというとこちらのカメラで顔を撮影しますよね。
実は脈を打つごとに血流の流れが僅かに変わってそれによって顔の明るさというのも微妙に変化しているそうなんです。
リアリーホントですか?リアリーです。
リアルですよこれ。
えっ1拍ごとの?その色の違いで?そう。
その明るさの変化を察知して心拍数を算出してる。
そうすると出勤時座った時の脈拍日中の脈拍ちょっと残業した時の脈拍。
そうですね。
仕事の動線でこういうのがあるというのはすごくすばらしいと思います。
すごいですね。
これをつける事によって…まさに…あっ二鳥ですねこれね。
二鳥…。
すばらしい!イギリス北部のマンチェスター。
日本と同じように生活習慣病による医療費増大が悩みの種。
中でも糖尿病の医療費は年間1,700億円にも達し大きな課題に。
そこで立ち上がったのが日本の大手電機メーカー。
電子カルテが普及し医療データが充実しているイギリス。
このデータを徹底分析し糖尿病を撲滅しようと持ち掛けたのです。
現在日本の技術者と共同開発中なのがこちら。
ITを駆使した…そのアイデアの一つになっているのが日本のメーカーが従業員のメタボ対策用に作ったソフトなんです。
一体どんなプログラムなのか?職場にお邪魔しました。
健康診断でメタボ予備軍と指摘され現在ダイエットの真っ最中。
ムムッ!少なめ…ですか?実はこのプログラム「頑張らなくても成功する」というのが特徴。
というのも毎日の体重歩いた歩数食事内容を90日間記録し続けるだけ。
自分の体重と行動の因果関係を理解すれば無理なく生活習慣を改善できるというのです。
そして無理せずダイエットできる仕掛けがもう一つ。
ごはんやおかずの量を減らしたりふだんの生活の中でできる運動など…この日高倉さんが選んだのは2食分のごはんの量とお菓子を減らす事。
合計300キロカロリー減。
これだけで月に1kg痩せる計算です。
更に保健師から励ましのメールも届きアドバイスを受けられます。
間もなくゴールの90日を迎えるという高倉さん。
3kgの減量に成功。
これまで1,400人が参加し5割以上が減量に成功したこのプログラム。
最新のIT技術にイラスト入りのカードや保健師さんによる励ましメールサービス。
こうした日本流のこまやかなソフトをパッケージにして海外へ売り込もうというのです。
という訳でイギリス・マンチェスター。
現在日本から技術者を送り込み医師や保健師と試作プログラムを開発中。
ところが問題が。
イギリス人の中には日々の体重や生活記録を事細かに入力する事に抵抗を感じる人も少なくないというのです。
文化や習慣の違いをどう乗り越えるか。
健康をテーマに世界に売り込みをかける日本企業の挑戦が続きます。
あの何て言うのかなやっぱりね文化だとか食文化だとか考え方の違いがあるからまずその現地に行って溶け込まないとね日本人が。
まさにああいうねミーティングして。
そうそう。
ミーティングを通してやっぱり何て言うのかしらトゥゲザーになんないと駄目。
これがベリーインポータントなんです。
そこから要するにニーズを捉えていくという事が重要ではないんでしょうかね。
まさにそうです。
そうした文化や習慣の違いを乗り越えようと日本の技術もどんどん進化しているんですね。
先ほどご紹介したメーカーが新たに開発したものがあるんです。
実はそれカビラさんカビラさんが腕につけていらっしゃるこの計測器なんですね。
先週ですねスタッフの方から渡されまして1週間装着しました。
実はこれ装着するだけで24時間どんな生活どんな行動をとっていたか全て克明に記録されるそういったものなんですね。
ああどうしよう!早速見てみましょう。
よいしょ。
うわ〜!どうですか?こちらにそのデータが全て転送されているんですが例えばこれ4月5日のデータになっておりますね。
16時50分から17時19分まで歩行状態。
29分間この時間歩いていましたね?確かに歩いてました。
どこ歩いてたんですか?犬と一緒に。
あ〜散歩ね!散歩…。
そういった事も細かく分類されてどういった行動をとっていたかがすぐに分かるんですよ。
睡眠見ていきましょうか。
うわっ!何このグラフ。
4月2日睡眠時間2時間17分?これね仕事でどうしてもウルトラ早起きしなきゃいけなかった日ですね。
ちなみに翌日の3日は9時間44分。
10時間近く寝てらっしゃる。
出ちゃったか!不規則な生活…。
(ルー)激しいですね。
あの〜もうホントにちょっと疲労困ぱいしてしまって…。
分かりますね。
ただちょっと怖いのは分刻みでいろんなカテゴリーが分かっちゃう訳じゃない。
やっぱり個人データっていうの情報っていうかそれは漏えいするような事というのはちょっと私心配だなと思う時があるんですが。
おっしゃるとおりですね。
使う目的を明確にするのと誰がいつどのぐらい見れるかとかどこに活用するかというルールが必要ですね。
例えば自分の健康とか職場の特徴が分かるためにここまで…そういうルール作りとかそれからみんながそれを同意した上で使うというのは非常に重要だというふうに思います。
ただこれビッグデータとして管理するようになればこれ相当広がりそうですね。
ハード面も大事なんですけどハード面とソフト面が一緒になって輸出できると多分いいと思うんですね。
よく新幹線は日本のビジネスモデルだというんですけど多分予防分野でこれだけきめ細かいノウハウが入っている。
予防分野の新幹線ソリューションみたいなこれは多分できると思いますね。
それが強みだと思われてると思います。
ホントに強みだとも思いますし。
何かお話を聞いているだけでこれから先が楽しみですよね。
これでも実際つけてみてどうでしたか?いやものすごく軽いですし違和感なく。
動機づけモチベーションにはなります。
これは。
いやホント軽いですよこれ。
ちょっと軽さを体験して頂いて。
シャキ〜ン!
(笑い声)いや片山さん今回は身をもってですねビッグデータその価値を感じる事ができましたね。
本当にすごいですよね。
うん。
ちょっと意識を変えるだけで生活も一変する。
そしてメンタル面精神面も変わってくる。
そう。
すごいものですね。
その意識づけがビッグデータにありって事ですよね。
という事で選曲はズバリです。
MR.BIG「Superfantastic」。
2014/04/20(日) 08:25〜08:57
NHK総合1・神戸
サキどり↑「到来!健康ビッグデータ時代 職場と健康の意外な関係」[字]
「健康ビッグデータ」で職場改善★ヤセているのに高血糖の意外な原因★寝耳にウオーター!ルーさん驚きの最新ヘルスケア技術★世界が注目!日本式メタボ対プログラム
詳細情報
番組内容
今回は「社員の健康」という誰もが納得できるテーマを掲げ、職場環境の改善に踏み出す企業に大注目! みんながハッピーになる、新しい働き方を提案します。注目するのは、「健康ビッグデータ」。健康診断結果や医療機関の診療報酬明細書などの膨大なデータを解析してみると、職場と健康の意外な関係が可視化され、効果的な対策が! ウソのようなホントの「健康ビッグデータ」のお話。
出演者
【ゲスト】ルー大柴,東京大学特任助教…古井祐司,【キャスター】ジョン・カビラ,片山千恵子
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情報/ワイドショー – その他
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