中国の商船三井船差し押さえ、賠償金29億円支払い解除

2014年04月24日 15:34 発信地:上海/中国

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中国東部・浙江(Zhejiang)省舟山(Zhou Shan)の港(2011年8月5日撮影…

×中国東部・浙江(Zhejiang)省舟山(Zhou Shan)の港(2011年8月5日撮影、資料写真)。(c)AFP

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【4月24日 AFP】中国・上海海事法院(Shanghai Maritime Court、裁判所)は24日、1930年代の賃貸料未払いを理由に差し押さえていた商船三井(Mitsui O.S.K. Lines)の運搬船1隻について、商船三井が約29億円の賠償金を支払ったため差し押さえを解除したと発表した。

 上海海事法院の声明によると、商船三井の所有する鉄鉱石運搬船「バオスティール・エモーション(Baosteel Emotion)」に対し19日に出された差し押さえ執行命令は、商船三井が賠償金と追加裁判費用約240万元(約4000万円)などの「支払い義務を果たした」ため、24日午前8時半に解除されたという。

 上海当局は差し押さえの理由を、運搬船の賃貸料未払いだと説明していたが、領土問題で日中関係の緊張が高まっている時期だけに、日本メディアはバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領の来日に際した中国が自国の主張を強調するためだと報じていた。

■発端は1936年の賃貸契約

 報道によれば、未払いとされたのは商船三井の前身会社が1936年に中国の中威輪船公司(Zhongwei Shipping)から船2隻を1年契約で借り上げた賃貸料。2隻は大日本帝国海軍の指揮下で第2次世界大戦中に沈没したとされる。

 中威輪船の創業者の子孫が商船三井を相手取って起こした賠償訴訟で2007年、上海の裁判所は商船三井に賠償金の支払いを命じた。商船三井の21日の説明によると、同社は2011年に最高人民法院(最高裁)で控訴棄却されたことから示談解決を目指していたが、今回突然、船が差し押さえられたという。

 日本政府は「中国でビジネスを展開する日本企業を委縮させかねない」として、正式に差し押さえに抗議していた。(c)AFP

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