昨夜、安倍総理がさっそうと現れた場所は、なんと大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン。
2014年7月15日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにオープン。
注目の新しいエリア、ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターのオープン日発表イベントのサプライズゲストとして登場。
きょうは私は、昼、串カツを食べて、そしてあべのハルカスに行って、ここにやって来ました。
一方、東京ディズニーリゾートでは12日、オープンからおよそ31年で、来園者数が延べ6億人を突破。
さあ、行楽気分も盛り上がるゴールデンウィークは目前。
そこで、理想のゴールデンウィークの過ごし方は?
海外行って、もう好きなものを好きなだけ食べて、カジノでいっぱい使ってみたいな。
就活を終わらせて、旅行に行きたいです。
行くとしたらどこですか?
そうですね、宮崎です。
チキン南蛮を食べたいからです。
そりゃどっか遊びに行きたいわ。
行きたいですか?
うん、緑の多い所へ。
でも、現実はどうですか?
どこ行っても混んでるやろ?自分の家が一番!
明るい春の陽気とは裏腹に、重苦しいニュースが相次いだ1週間。
未解決事件に新たな局面か。
2005年、栃木・旧今市市で、当時小学1年生だった吉田有希ちゃんが連れ去られ殺害された事件。
木曜日、ことし1月に偽ブランド品を所持していたとして逮捕・起訴されていた32歳の男が、有希ちゃん殺害への関与をほのめかす供述をしていることが明らかになった。
警察の調べに対し、男は、ナイフで刺して殺害したと話す一方で、事件の詳細についてはよく覚えていないと話しているという。
物的証拠はあるのか。
警察の慎重な捜査が続いている。
渡り鳥から感染か?先週、熊本・多良木町の養鶏場で飼育されていた鶏が、大量に死んでいるのが見つかった。
検査の結果、高病原性の鳥インフルエンザウイルス、H5N8亜型と判明。
熊本県は感染拡大を防ぐため、県内2カ所の養鶏場で11万2000羽を殺処分。
こんかいはっせいした鳥インフルエンザは、ことし1月から韓国で発生している型と同じ。
農林水産省は、渡り鳥が持ち込んだ可能性があると見ている。
ここでちょっと一息。
メダリストも緊張。
木曜日、天皇皇后両陛下主催の春の園遊会が開かれ、各界の功労者が招待されました。
このたびは本当におめでとう。
ありがとうございます。
本当によい成績でよかったですね。
はい。
見せてください。
これが個人ですね。
重うございますね。
みんなで力を合わせてとることができました。
まだ、ちょっと緊張が覚めてないんですけれども、でも本当にお会いできてとても光栄だなというふうに思いました。
おはようございます。
4月19日土曜日、ウェークアップ!ぷらすです。
来週の末に、オバマ大統領が日本にいらっしゃるということで、TPP交渉はどうも大詰めを迎えているんではないか。
きょうは賛成派、反対派、両方の方に来ていただいて、激論の予感であります。
そして韓国での船の沈没事故でありますが、事故から72時間がまもなく経過しようとしています。
韓国南部の沖合で、旅客船が沈没した事故。
捜査当局は船長ら3人を逮捕しました。
一方、現場では今も270人以上が行方不明で、懸命の救助活動が続いています。
真横になった船の上に座って、救助を待つ人。
一刻も早く救助の船に乗ろうと、海に飛び込む人。
今週水曜日、韓国南西部のチンド沖で、韓国の大型旅客船セウォル号が沈没した事故。
セウォル号には、修学旅行の高校生など乗客・乗員476人が乗っていた。
これまでに180人近くが救助されたが、28人が死亡。
依然、半数以上の乗客の消息が不明で、多くは船内に閉じ込められていると見られている。
進まない救出活動に、行方不明者の家族はいらだちが募っている。
定員900人を超す大型旅客船セウォル号。
今週火曜日の午後9時、インチョンからチェジュ島に向けて出港した。
しかしその12時間後、チンドからおよそ20キロの場所で、事故は発生した。
事故発生から沈没まではおよそ2時間。
なぜ逃げ遅れた乗客が多いのか?その理由として挙げられているのが、避難指示の遅れだ。
船体は大きく傾き、水が入ってきているように見える。
だが、アナウンスでは客室から動かないよう指示。
救助された男性もこう話している。
さらに、船長が事故直後の早い段階で救助されていて、下船指示を出さないまま脱出していた疑いも。
事故当時、操縦していたのは20代の女性3等航海士で、船長は直接指示できる状況ではなかったという。
一体なぜここまでの大事故が起きてしまったのか。
きのう、事故原因を調べている合同捜査チームは、急な針路変更が事故につながったとの見方を示した。
急旋回が唯一の事故原因なのか、さまざまな面から調査中です。
韓国の海洋警察によると、セウォル号は事故当日の午前8時48分、右に大きく針路を変更した。
この際、船は曲がった側と反対の左に大きく傾いたと見られるさらに複数の専門家は、船内に積まれたコンテナや車が急旋回の遠心力で滑り落ち、船体のバランスが崩れたのではないかと指摘する。
ではなぜ、急な針路変更が必要だったのか。
取材班はきのう、大型船舶の船員を養成する教育機関を訪ねた。
ベテランの指導員は、一般論としてこう分析する。
比較的狭い所に入っていったりとか、そういうことをする必要性がありますので、操縦性能、いわゆる運動性能につきましては、非常にいいと。
舵の利きが非常にいい船であれば、やはり傾斜、これはどうしても避けられないでしょうね。
エマージェンシーということがあって、大きなかじを取ったというふうな結論に、結果になったのではないかと思いますけども。
急旋回は危険回避などの緊急時以外では考えにくいという。
そして積み荷については。
荷物がどれくらい動くと復元性がどれくらい減るのかというようなこともきちんと計算をすれば出てきますので、それによって、どういうふうな荷物を積み、どういうふうな荷物の積み方をするのかという訓練、勉強をやっております。
通常、荷物の動きで船が傾かないよう緻密な計算などを行い、十分な対策を取っているという。
セウォル号では、通常とは違う何かが起きていたのか。
当局はきのう、運航会社を家宅捜索するとともに、船長ら3人の逮捕状を請求した。
任務を尽くさず、乗客を死亡させた疑いが持たれている。
一刻を争う救助活動。
きのう、ダイバーらが船内に酸素を注入する作業を開始した。
まもなく沈没から72時間。
体力の限界といわれる時間が目の前に迫っている。
スタジオには専門家の方にお越しいただいています。
海の事故に詳しい東海大学の山田吉彦教授です。
そして中継でのご出演は、独立行政法人航海訓練所航海科長で、大型船の船長経験もある乾真さんです。
どうぞよろしくお願いします。
まず現地から最新情報ですね。
VTRの中で逮捕状が出たとお伝えした船長ら船員3人なんですが、先ほど、逮捕されたもようです。
そのあたりを含めて、現場から最新情報ですね。
永廣さん、お願いします。
まず、被害の状況なんですが、昨夜から死者が1人増えました。
これまでに29人が死亡、いまだ273人の行方が分かっていません。
そして先ほど入ってきた情報によりますと、救助隊のダイバーが、船の中で3人の遺体を発見したということで、これも確認作業を今、急いでいるところです。
そしてきのうの未明には、韓国の合同捜査チームが、旅客船の船長ら3人を逮捕しました。
業務上の任務を怠り、乗客を死亡させたり、けがをさせた疑いです。
船長は事故後、早い段階で救助されていましたが、乗客に対しては適切な避難指示を行わなかったとの批判が出ていました。
今、リポートでダイバーの方が3人のご遺体を発見したという話しがあったんですが、なんとか1人でも2人でも、生存者がいないかと、そのあたりの捜索の状況はどうなってますか?
潮の流れが速く、船の中での捜索は難航していました。
ただ、きのうの午後になって、3日目になりますね、ようやく船の中の捜索が始まりました。
船の2階部分の出入り口を開けて、初めて船内に入りました。
ただ、障害物に阻まれていて、おくまで進むことができていませんでした。
その後も生存者の情報は入らず、家族はつらい朝を迎えています。
そして現場なんですが、現場のリアルタイムの映像を見たり、ニュースを見つめる家族がいます。
母親の一人は、きのうになって、船がすべて水の中に沈んでしまったことについて、非常に落胆していまして、これからが一番、一刻を争う厳しい時間だと話していました。
以上、中継でした。
ご苦労様です。
何が起きたのか、ちょっとこちらをご覧いただきたいんですが、インチョンの港を出港した船は、このチンドの沖合で、急に右にかじを切って、そしてその後、北上を始めるんですが、恐らくこれは海流で流されたのではないかと思うんですけれども、この2回大きく右にかじを切ってるのか、急に曲がってしまったのか、このへんがよく分からないんですが、で、時系列で見てみますと、8時48分ですね、ですからまもなく72時間、ちょうど72時間になりますが、2階てんだされて、そのあと8時55分にSOS、その後、9時ぐらいに管制センターから退避準備を指示されて、ところが、9時50分ぐらいに、船長と一部船員が先に脱出をしてしまうと。
そして船が沈没したのが11時20分ごろと、こういうことなんですが、たくさんの疑問があるんですけども、船長経験のある乾さん、まず伺いたいんですが、この7000トン級の大きな船が、いくら急にかじを切ったといっても、時速35キロくらいで走っていて、それだけで横転するなんてことはありうるんでしょうか?
まずは、それは考えにくい現象だと思います。
基本的に大きなかじを取っても、外方傾斜、外へ傾く傾向はございますが、それに加えて先ほどのVTRにもあったとおり、恐らく、荷物が荷崩れを起こして、さらにその復元力の低下を招いたのではないかというふうに考えます。
当然、荷物は荷崩れしないように積んであるはずですよね?
そのとおりです。
なぜ、じゃあ今回のことが起きたのか、どういうふうに推察されますか?
なかなか私も情報のデータのみでの判断なので、詳しい詳細は承知しないところですけれども、やはり予想以上の傾斜が起き、そして予想外の荷崩れが始まったのではないかというふうに考えます。
なるほど。
その急に右に、ほとんど90度以上曲がるようなかじの切り方がなぜ行われたのか、そのあたり、どういうふうにご覧になってますか?
本来、船の針路を変える場合には、2とおりございます。
まず1つは、やはり船の正面に障害物が出て、それを避けるためによけるというかじの取り方。
また、運航ルート上、ポイントが来て、その場合に針路を変えていくという方法がございます。
しかしながら、このような大角度の変針というのは、なかなか考えにくいことです。
うーん、スタジオの山田教授、山田さんはどういうふうにご覧になってますか?
実は先ほどの航跡、直角に近い形で曲がる前に、もう右に傾いて、実はこのように、ちょうど矢印の辺りから右に曲がり始めてるんですね。
実際、この船ではそのように直角に曲がることは不可能です。
これはもうその段階で荷崩れが起こっていて、船が傾いたために、急速に変針していると思います。
ということは、急旋回したから荷崩れしたんではなくて、荷崩れが起きたから急旋回してしまったというふうに見てらっしゃる?
はい、それでないと、そのような角度でこのクラスの船は曲がることができません。
なるほど。
しかもほとんどスピードが出てない、もうほとんど止まってますので、スピードは出てないと。
そうすると、急旋回は不可能です。
そうですね、ここが17、8ノットで走ってきて、もうこのあとは数ノットということですから、実際は機関が停止してる状況ということになりますね。
もう制御不能になってると思います。
ということは、突然、荷崩れということなんですが、そういうケースというのは、過去あるんですか?
もうその前の段階で、実は右にだいぶ傾いて動き始めているので、その段階でなんらかの障害物を避けようとしたか、あるいはこすったか。
実はバウという船首の部分に少し傷があります。
もう一つは左舷側が今はまだ情報が全然出てないんですね。
ここですね。
こういうふうに膨らんで、こう沈没して、こういうふうに浮いてたので、今おっしゃっているのは、左舷側、こちら側が全く今まで見えていないと。
しかしここになんらかの傷がある可能性がある。
そうすると、先生は今のところ、否定する向きが多いですが、何かに当たった可能性というのも?
漂流物、あるいは暗礁があったのかもしれません。
あるいはそれを避けようとしたのかもしれませんが、右に切った段階から制御不能になり始めています。
そういうことでもないかぎり、非常に考えにくい事故ということなんですね、要するに。
私も航跡物、すべて見てるんですが、通常では考えられないような変針、物理的に考えにくい変針をしてます。
この航跡図というのは、AISという自分で位置を発信する電波に基づいているんで、非常に正確なデータ。
私が見たのは1分おきの情報を全部。
ご覧になってますか。
それは船乗り、船に詳しい方から見るとありえない航跡。
ありえない航跡です。
乾さん、今までの話を聞かれて、どういうことが起きたというふうに想像されますか?
やはり今のコメントのとおり、なんらかの原因で、大きなかじを取らざるをえなかった、これがまず最初の原因ではないかと思います。
それにしても、船長が乗客を待避させずに逃げてしまうという、乾さん、船長経験者としてちょっとありえないと思うんですけれども。
まず船員法には、在船義務というものが示されておりまして。
それ、日本の船員法ですか?
はい。
法律は日本の船員法でございます。
これは積み荷、あるいは旅客の安全を担保したあとでなければ、船を去ってはならないという規定でございます。
山田さん、法律あるなしにかかわらず、タイタニックの船長も乗客を避難させて、最後は船とともに沈みましたけど、船乗りとしては常識じゃないかと思うんですが。
シーマンシップといわれます。
海に出る人間、特に船長はすべて、船のすべての責任を負う、そしてすべて、まずは客船の場合は顧客の生命を第一に考えるというのは常識というか、もう常にそうすべきだということを本来であれば教育されているはずなんです。
政井さん、考えられませんよね。
そうですね。
やっぱり、ご家族にとって、それが悔しさとして残ってしまいますよね。
その無責任さと、あまりにもひどい行動に移ってしまうことが、よけいに今、心配されている家族を傷つけているように思いますよね。
そうですね。
われわれ日本もすぐ近くなんで、五郎さん、なんとかできないか。
当然のことながら海上保安庁、自衛隊共にスタンバイはしているということなんですが、韓国は今のところ、謝意は示しているけれども、救助の手助けは必要ないということでございますが。
それがひょっとしたらね、救える命を救ってないんではないかという、そういう気持ちがみんなわれわれにはありますね。
そうですね。
長崎も福岡も、いつでも行けるようなスタンバイをずっとしてきたんです。
特に潜水士もすべて集めて、日本のほうがはるかに経験を積んでます。
恐らく日本人が見るとかなりはがゆいんですね。
海上保安庁であれば、もっとダイナミックな救助の方法を常に取りますので。
日本だったら違う救助のしかた、違うプロセスがあったとお考えですか?
はい。
まず沈没の前にドアが開いてるのが見えてるんです。
進入経路を確保して、日本の海上保安庁の場合、頭の中に船内の地図をたたき込んで、見えない所でも入っていく訓練というのはしてます。
いわゆる海猿の皆さんが入っていくということになるわけですね。
手嶋さん、そのあたり、もしかすると日韓関係の悪さみたいなものが影を落としてる可能性も。
そうかもしれませんね。
パク・クネ大統領としては国家の威信をかけて、独力でやりたいというお気持ちは分かるんですけれども、時間がたてばたつほど、生存の可能性っていうのは客観的には少なくなってくるわけですから。
そして東日本大震災のときには、東松島の航空自衛隊の基地に、アメリカ軍の航空機がどんどん着陸してきた。
あれは実は一応、日本側の要請ということになっていますけれども、ほとんど、勝手に独断専行で来てるということもありますから、ここはやっぱり国際社会が協力してというふうに思います。
おっしゃるとおりだとは思いますが、岩田さん、さはさりながら現場が韓国の領海内ということになると、なかなか。
そうですね。
ずっと最初、横に倒れたときから沈むまでというのは、あれは経過が見えるわけですね。
なぜあれ、中にねもう少し積極的に進入していくというか、できないのかなというもどかしさはやっぱり感じてますし、やっぱり奇跡を信じたいとまだ思ってますけどもね。
そうですね。
今、きのうの朝ぐらいまではこの船首の部分が一部出てたわけですが、完全に水没してしまった。
今後、クレーン船などが現場に到達しているようですけれども、どんな救助作業になりますか?
まず船内を確認しませんと、人がいる間には引き揚げることができません。
空気を入れて浮力を高めないと、作業も進まないので、かなり時間かかります。
引き揚げるとなると、やはり月単位の作業になってきます。
月単位では、空気のある所に生きてらっしゃる方、とても生命がもたないので。
じゃあ、クレーン船というのは、最後の最後の手段ということになります?
そうなります。
乾さん、乾さんは今、救助のために何をすべきだとお考えですか?
私は船員を育てる機関におりますもので、なかなか救助に対しては専門外でございますので、コメントできかねます。
でも実際、船員の皆さんが今回、大半の方が乗客を助けずに、助けられずに船を降りてしまう。
このあたりの心理状況は乾さん、どういう心理状況だったんでしょうか?
われわれ日本人の船員を育てるところでいけば、やはり船員としての質の向上、それはもちろん、スキル、経験に加えまして、やはり資質の部分の教育訓練もさらに充実していかなければならないというふうに考えております。
仮にの質問なんですが、乾さんが船長をしてらっしゃったら、今回、どんな判断をされました?
まずやはり、初動というものはどの会社、どの船も安全管理のシステムを設けておりますので、それに従って適切に行うことになろうかと思います。
山田さん、乾さん、ここまでです。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
本当にまだ72時間ですから、まだ、恐らく、この船の中に生存者がいるということを前提に、本当に全力で救助活動をしてもらいたいと思います。
ありがとうございました。
さあ、続いて今、TPPが大きなヤマ場を迎えています。
来週、アメリカのオバマ大統領が来日し、安倍総理と会談を行います。
日本は聖域を守れるのでしょうか。
鮮やかな霜降りが特徴の三重県の伊賀牛。
では頂きます。
口の中でお肉がとろけていきます。
この牛を飼育する、畜産農家の中林さん。
おととい、農家の仲間と永田町を訪れた。
非常にまあ、危機感を持って、感じてます。
中林さんたちは、TPP交渉を慎重に進めてほしいと、何人もの自民党の議員に要請したのだ。
コメだけ守る、あるいは畜産だけを守るという状況やなしに、全部を守っていかなあかん。
アメリカの戦略はこうやったんかと。
同じ農業者の中で、コメと畜産を分断するんかと。
これは非常に恐い戦略っちゅうか。
中林さんたちが固唾を飲んで見守るアメリカとのTPP交渉。
実は今、牛肉の関税が大きな焦点になっているのだ。
このTPPには意味があるんだという高い観点から妥結を目指していきたいと。
来週、アメリカのオバマ大統領が来日し、安倍総理と首脳会談を行う。
それを前に、日米のTPP交渉が大詰めを迎えているのだ。
コメ、牛肉など、農産品5項目について関税撤廃を求めるアメリカと、農業の保護のため、できるだけ関税を維持したい日本。
双方は激しく対立。
引き続き厳しい状況が続いています。
アメリカ側は、コメや麦については関税維持に理解を示す一方で、牛肉や豚肉については、撤廃に近い税率の引き下げを求めている。
しかし、日本は牛肉などの生産者への影響が大きいとして、関税率を維持したい考え。
2日目の交渉は14時間に及んだが難航し、着地点を見いだせなかった。
一方、先週、日本は農業大国と初めてEPA・経済連携協定で大筋合意した。
相手はオーストラリアだ。
オーストラリアからの主な輸入品は農産物。
中でも牛肉は、日本国内のシェアで国産に次ぐ32%を占める。
EPA交渉が始まった当初、オーストラリアは関税撤廃を求めていた。
だが徐々に態度を軟化。
関税ゼロではなく、38.5%の牛肉の関税を段階的に20%程度にまで引き下げるなどの内容で妥結した。
アメリカより前に日本と協定を結ぶことで、アメリカから牛肉のシェアを奪いたいねらいがあったと見られている。
オバマ大統領来日目前。
TPPで日米双方、成果をアピールしたいところだが。
TPP交渉の行方は。
佳境を迎えつつある、TPPなんですが、きょうはこのスタジオに、自民党のキーマン、賛成派、反対派の論客と、TPPに関してはエキスパートの皆さんが一堂に会すということになってます。
ご紹介いたします。
まず自民党TPP対策委員長の西川公也衆院議員です。
どうぞよろしく。
そして元農林水産大臣、山田正彦さんは、最近、こちら、TPP秘密交渉の正体という著書を出版され、TPPに反対のお立場でいらっしゃいます。
一方、キヤノングローバル戦略研究所、山下一仁研究主幹は、TPP推進派でいらっしゃいます。
どうぞよろしくお願いいたします。
まずはワシントンで続いていた交渉がどうなったのか、最新情報を伝えてもらいます。
ワシントンの本橋記者です。
おはようございます。
よろしくお願いします。
3日間にわたり、ワシントンで行われていた日米閣僚協議は、18日終了しましたが、結局、合意に至ることはできませんでした。
最終日、帰国ぎりぎりまで協議を続けたものの、大きな進展を得ることができなかった交渉団は、みな、一様に疲労の色をにじませていました。
一定の前進はありました。
しかし、まだ距離は相当あります。
日米の国内事情がぶつかり合ってるということだと思います。
今回の閣僚交渉は、首脳会談を来週木曜日に控え、日米両国がTPP交渉の進展を通じて、強い連携をアピールする考えでは一致していました。
しかし、いざ協議を始めると、牛肉や豚肉など、農業重要5項目と自動車を巡り、交渉は再びこう着状態となり、政府関係者からは交渉が元に戻ってしまったとの声も聞かれました。
その背景について、日本の交渉関係者は、アメリカの豚肉などの業界団体の圧力が非常に強く、協議を難しくしていると話しています。
今回、合意に至らなかったことで、でも、オバマ大統領来日まで、もう一段、何か動きがあるんでしょうか?今後の動きを教えてください。
このあと週明けの月曜日には、アメリカから事務レベルの交渉担当者が再び日本を訪れ、ぎりぎりまで交渉を続けることになりました。
今後は首脳会談後に発表する日米共同宣言をどこまで内容の伴ったものにできるかが焦点となります。
以上、交渉が行われたワシントンから中継でした。
ご苦労さまです。
手嶋さん、今回合意できなかったということなんですが、どうなんでしょう、甘利さんがワシントンまで行って、かなり合意できそうな感触があって言ったのか、この結果は見えていたのか、どうご覧になられています?
数多くの交渉を見てきた私どもとしては、最後は大統領との間でうまくいけば、原則合意ということなんで、ここはやっぱりぎりぎりやってみたけれどもうんぬんというふうな形に一応してるんだと思いますけど、間合いは詰まってきている。
しかし完全に合意ができるという見通しはまだ双方ともなっていないんだと思います。
どうですか、この流れでいうと、オバマさんの来日のタイミングで、最終的に、なんらかの合意で発表が行われるというふうに見ていらっしゃいますか?
そういうふうに希望したいんですけれども、オバマ大統領のまさに内政状況を押さえつけるような力っていうのは明らかに弱まっておりますし、目の前に選挙がありますし、特に今問題になっている牛肉、そして豚肉っていうのは、選挙区の票に直結してるわけですね。
特にオハイオのような、常に選挙の、大統領選挙を含めた評を左右するっていうところに、そしてそのデータは詳しく知ってるわけですから、容易にやっぱり妥協できないというところですから、オバマ大統領という人の器量にかかっていると申し上げていいんだ思います。
最後は、それは大統領が決断すればできると?
自分がつまり悪者になってもまとめる。
これは広い意味で東アジアの安定のために、そして中国なんか、これ、まとまると大変困りますから、そういう点で、対極的な立場に立てるのか、目の前の選挙に屈するのかっていうことだと思います。
なるほど。
さあ、今どういう状況になっているかというと、これがですね、自民党・与党が選挙公約で守りぬくと言った重要5品目です。
コメ、麦、砂糖、牛肉・豚肉、そして乳製品。
実はこれに関して言うと、TPPに先がけて日豪EPA・経済連携協定が合意しまして、懸案の牛肉なんですが、現状40%近い関税がかかっているものを20%前後にまで、半分ぐらい、オーストラリアからの牛肉に関しては、関税を引き下げるということで、すでに合意してます。
じゃあTPPのほうはどうなっているのかというと、コメ、麦、砂糖に関してはどれも関税を残すということで、これはもう方向性が見えてきていて、やはり最後まで間合いが詰まらなかったのは、この牛肉・豚肉の関税なんですが、日豪EPA以上に関税を削減したいアメリカ側と、守りたい日本側が最後まで、ここの分野で合意できなかったんで、全部がまとまっていないと。
基本的な構造としては、西川さん、そういうことでよろしいですか?
そうですね。
日本としては、コメ、麦、砂糖、先にこれ、ピン止めしたいんです。
ピン止めしたうえに、牛肉、豚肉の交渉をやりたいんですね。
アメリカは、日本の全く逆ですね。
ピン止めさせないで、牛肉・豚肉を。
ピン止めというのは、その3品目に関しては関税を残すということで、それはこっちを置いといてということですね?
そうなんですね。
しかし、交渉ごとですから、真逆になります、真逆になります。
そういう中でですね、日本はピン止めが大体近いねと言いながら、牛肉、豚肉に絞ったと、こういうことです。
なるほど。
その牛肉・豚肉、特に牛肉なんですが、こちら、ご覧ください。
2000年からの日本の消費量なんですが、国産の部分は実はほとんど変わらずに推移してます。
大きく変わったのが米国産でここでBSEで黄色の部分がなくなります。
そのあと、輸入が再開されていくわけでありますが、このアメリカ産の牛肉が止まってるときに、オーストラリア産がぐわっと伸びたんですね。
ところがその後、アメリカの牛肉が増えてくるにしたがって、オーストラリア産が減ってきているんで、オーストラリアとしては、TPPより先にEPAをまとめて、なんとかオーストラリア産の牛肉を日本にたくさん売り込みたい、そうはさせじと、アメリカが今、交渉の最前線でふんばっているというか、そういう状況にあるわけですが。
さあ、賛成派、反対派、それぞれのお立場から、現状を山田さん、どうご覧になっていますか?
そうですね。
オーストラリアとのEPAですね、これで牛肉の関税半分ですが、実はその前に、韓国とアメリカとの、米韓…ですね、これで今まさに韓国はですね、畜産業が7割が廃業、それもたった1年でね、私も韓国行きましたらね、そういう状況なんですよ。
私自身、牛、豚、飼ってましたから。
かなりですね。
だから非常に畜産にとっては、日豪EPAですら、かなりの打撃を受けますね。
今後、これTPPはどうなっていきそうだというふうに今、見ていらっしゃいます?
私はね、アメリカの議会というか、例えばアメリカの与党、これは民主党ですね。
民主党の3分の2が、アメリカ連邦議会に外交交渉権限がありますから、これが反対してるんですよ。
中でも、今、与党は日本では自民党ですが、そこも院内総務、リードさん。
これが自民党でいったら石破幹事長に当たる人ですが、その人が、アメリカのこの外交交渉、TPP法案に反対しているわけです。
で、そういう意味じゃ、アメリカの事情は日本が本当に全部関税撤廃ゼロでないと、コメも麦も大豆も、今の議会の状況ですね、今度中間選挙が終わるまでは。
ということは、アメリカの状況では、関税を残したまままとまることはないというふうに山田さんはご覧になっているということですね。
ありえないです。
山下さん、今、山田さんは韓国のFTAの例を出されて、いや、こういう自由貿易をまとめると、国内の畜産農家が壊滅するんだと、こういう主張でしたけど、山下さん、どういうふうにご覧になってますか?
日本の牛肉の場合には、半分が和牛なんですね。
もう1つは…ってあるんですけど、1990年ぐらいに輸入をしてから、乳用種についても交雑種といって和牛の精液とホルスタインの組み合わせて、雑種なんですけれども、品質的には和牛に近いものを作るようになったんですね。
したがって日本でオーストラリア産の牛肉とか、アメリカ産の牛肉と競合するのは、3分の1ぐらいなんですね。
ほとんどの和牛とか交雑種については影響はないと。
それから、為替レートが重要なんですね。
2012年から円安がどんどんどんどん進んだわけですね。
それから、大体為替レートが40%ぐらい円安になってるんですね。
これは実は牛肉の関税率の38.5%とほぼ同じなんです。
実は38.5%を完全に撤廃したとしても、2012年の為替レートの水準と同じ。
輸入牛肉の値段は円高のころと同じ、全廃しても同じぐらいにしかならないと。
もちろん餌なんかを買ってますから、餌のコストも上がってることは事実なんですけれども、実は日本の場合には、日本の牛肉とか豚肉というのは、輸入したアメリカで、輸入したトウモロコシを加工したものなんですね。
それで作ったものなんです。
したがって全く同じ条件で作ってるから、ほとんどそれほど、あまりコスト差はないはずなんです。
コスト差がないはずだと。
ところが日本の加工とか流通やいろいろな消費があって、実はこの前も、豚肉生産者と話したんですけれども、日本の餌の価格はアメリカの価格の倍もしてるというんですね。
なるほど。
同じ輸入の牛肉を使って、しかも関税がゼロで入ってきたにもかかわらず、それだけのコスト差があると。
それは相当合理化する余地があるんだと。
日本の畜産農家が抱えてる問題というのは、輸入品との競争ではない、本質的にはないというご意見ですね。
そうですね。
山下さん、実際に改めてなんですが、日本がTPPをまとめる意味というのはどこにあるとお考えですか?
やっぱり一つはですね、広大な東アジアの自由貿易圏ができるわけですね。
自由貿易協定もTPPもその一つなんですけれども、この自由貿易協定の本質は何かというと、入ると、ものすごくメリットがあるわけですね、関税がゼロになる、交渉が円滑化する。
ところが、入らないと、ものすごくデメリットがあるということなんです。
実は数年前に野田総理が、TPPの参加表明みたいなことをやったわけですね。
そうしたら、カナダの首相とメキシコの大統領が、その場で国内に全く相談せずに、TPP参加を表明したわけです、決断したわけですね。
なぜかというと、両国の首脳は、TPPというのは入るとメリットはあるんだけれども、日本みたいなでっかい所が入ると、排除されてしまう。
この恐怖があったわけですね。
そういう意味でTPPに入らないと、大変な日本経済はデメリットを受けるということだと思います。
山田さん、入るとメリットがある、入らないと大変なデメリットを受けるという話なんですが、山田さんはどうお考えですか?
入ってもメリットないですよ。
というのは、まさにこれはね、自動車とかうんぬんとかいわれてますが、輸出が伸びるといわれてますが、実際には関税は3.5%ぐらいなんですからね。
自動車の輸出。
そうです。
乗用車の場合ですね?
はい。
あらゆる面で輸出のメリットはないんだけど、ただ海外に企業がどんどん進出しやすくなりますね。
そういう意味で、むしろ国内の工場は海外にどんどん出ていくと、例えばマレーシアとかベトナムに。
そういうことがあって、雇用はますます失われていくと思いますよ。
デメリットがあると。
デメリットがある。
しかし、最近の安倍さんのご発言等を聞いていても、やはり政府・自民党としては、TPPにはメリットがあるんで、まとめたいという方向性ですよね、西川さん。
そうですね。
このTPPは、世界のGDPの約4割を占めるんですね。
それで7億5000万人の経済連携社会を作ろうと。
物流は世界の貿易の3分の1ですねと。
そういう中で、日本は入らないで、これから経済連携たくさん出来てきますよ。
そのときに入らないでいたら、どういう状況になるかっていうのは、もう誰も分かっていると、こういうことですね。
で、ジータップモデルで計算させましても、なんにもやらなくても、3.2兆円はGDP増えますよと、こういう状況は計算上は出ている。
これは経済連携を大きくしていくために今回はそのモデルになるということで、私どもは進めさせていただきたいと、こういうことでやってます。
コメンテーターの皆さん、どうお考えでしょうか?
農業だけを見れば、これは打撃は非常に大きいですよね。
あとは全体として一体どう考えるかというのが一つありますよね。
それから今度の交渉の場合に、そもそも首脳会談というのはそれまでなんとかまとめようという大きな機会にはなるんですけれども、今回のそもそもは、日豪が、オーストラリアとのまとまるまでは、そんなに原則だけを首脳会談で合意しようと、あるいは早くスピードをもってやれということを首脳が指示しようということだったんですけれども、オーストラリアとの間ではまとまったものですから、今度はアメリカが、今度は困っちゃってるという。
基本的なことを教えていただきたいんですが、オーストラリアとの間で牛肉の関税が半分になりますと、これもし、TPPがまとまって、TPPがさらにそれより低い関税になった場合には、オーストラリアの関税は当然、TPPにオーストラリアは入ってますから、自動的にさらに下がるということなんでしょうか?
そうでしょう。
両方が日豪経済連携協定と、TPPが両方かぶるということになる。
そうすると両者は有利なほうの関税を使って日本に輸出するということになります。
安倍内閣としてはオーストラリアと先に話をまとめて、アメリカにプレッシャーをかけるという選択なんでしょうね。
しかしアメリカはそんなことは百も承知ですし、今、日米関係は経済はともかく、安全保障の大事なところでもちょっと亀裂が広がっているということがありますから、そこのところ、感情的なもつれもちょっとあるということなんですね。
TPPについては今、経済的にはご指摘のようなことでありまして、一方でいうと、中国を向こうに回して、新たな貿易を、自由な貿易を作るということですから、これは単に経済的な貿易の話だけではない、大きくいうと、安全保障の文脈でいうことですけどまとまれば大きな力を発揮する、しかし一方でいうと、安倍自民党はもしTPPというのが例外なき関税撤廃ということでやれば、それを前提にするならば、交渉参加に反対というふうにいってたんですから、例外を取らなきゃいけない、しかし今の段階ではまだ、その保障を得られてないということですね。
確かにこれ、下手なまとめ方をすると、岩田さん、これは自民党としては公約違反だと?
そうですよね。
それで私、北海道出身ですからね、よくね、酪農の国ですから、いうと絶対反対だっていう人もいるわけで、首長あたりでもね。
ただ、国民の中で非常に難しいのは、メリット、デメリットの問題がありましたけれども、例えば食糧自給率がこのままでいったらゼロになるとか、極論の中での話になってしまって、データ的な問題なんかも含めて、なんか、どうもまだ完全に把握しきれてないっていうところがたぶん皆さん思ってるんだと思うんですけれども。
政井さん、生産者の皆さんはそれはたまったもんじゃないという声があるのも当然のような気がしますが、消費者としては、これは確実に肉は安くなってくるということでもありますわね。
選択肢が広がるのはいいなと思うんですけども、ちょっと違う視点から見ると、これだけある意味、排他的なグループが出来てしまって、国際的に入れない国々の貿易とかバランスがどうなってくるのかなっていう心配もありますね。
ある意味、まさか戦前ということはないでしょうけれども、ブロック経済みたいな、手嶋さん、ないでもないんですが。
だから政井さん、ご心配には及ばないと思うんです。
中国は最初、入らないって言ってたんですけれども、入れてもらおうと思っても、アメリカが入れてくれないって言ってたんですけれども、最近でいうと、かなりTPPに傾斜しているので、まとまれば対中国外交という点では有利になります。
必ず入れてくれと言ってくるはずです。
山田さん、中国ですら入りたいと言ってくるような情勢のものに、日本が入らないということで、ずっと突っぱねられるのかというあたりはどうですか?
中国はそうでもないと思うんですが、むしろこれは、農業の問題よりも、医療とか雇用とか、それこそ教育、こういったものをね、アメリカの制度にすべてしてしまおうといって、いわゆる市場競争、いわゆるそういったものがかなり入ってきてる。
そういったものでは、あらゆる分野に地方自治体に対しても、いろんな影響を受けてくるんですよ。
山下さん、教育にまで影響してくるという意見について。
そもそも国民皆保険がおかしくなるという話がされたんですけれども、国民皆保険制度というのは、政府によるサービスなんですね。
これはWTOの経済連携協定とか、そういう土俵から外れてるんですね。
だからアメリカのカドラーという通商代表が日本にやってきて、アメリカはこれを取り上げないと言ったわけです。
正確に言うと、それは土俵に乗らないからですね、取り上げられないわけですね。
だから日米間でいくらこれまで言われてきたことでも、それはTPPとかWTOとか、そういうふうな土俵にのらないものは議論されないということなんです。
それから中国の話なんですけれども、実は中国は最近、ものすごい関心を示し始めている。
なぜかというと、中国は国営企業に対する改革をものすごい国内政治として求められているわけですね。
TPPは実は、国内の独占的な国営企業に対する規律を作ろうとしてますから、それを中国の内政改革に使おうとしている。
そういう意味では、中国も入りたい。
そうすると、韓国も表明してる。
そういった広大な自由貿易圏ができる中で、日本だけが入らないという日本農業主義をやるのかなという。
なるほど。
西川さん。
TPP対策委員長として、今後のスケジュールで言うと、4月の24日、オバマさんが来るころには、ある程度、何かが見えてそうなのか、つまり来週、ここの空白の所がありますが、何かが起きるのか、今、どう見てらっしゃいますか?
オバマさんが来るまでにできるかぎり間合いを詰めたいと思ってます。
それで詰まりきれなければ、次の機会と、こういうことになりますね。
そうすると、5月の15日前後に交渉官会合がハノイであります、ベトナムの。
そういうこともありまして、まだちょっと先の見通しは立っておりませんが、党としては、もういつでも対応できるという状況は整っております。
日豪EPA決めましたけれども、これは結果的にアメリカにけん制になったかと思いますが、何もアメリカと仲を悪くするためにやったわけじゃありません。
長い間の懸案であったんで、早めたと、こういうことです。
西川さん、最後に今の交渉の流れでいうと、とにかく牛肉・豚肉が最大の焦点になっています。
どのあたりが自民党としては譲れないポイントになりそうですか?
われわれはレッドラインというのを決めておりまして、もうぎりぎりの線までは覚悟をしながら、みんなやってきています。
どのへんがレッドラインですか?
いいえ、これは言えません。
これはオーストラリアのときも、もうここまでなら行けると、こういうことで、最終的にいろいろな組み合わせをやりました。
オーストラリアとまとまった冷凍で19.5%というのは、レッドラインの内側?
私はそう判断してます。
分かりました。
ありがとうございました。
西川さん、山田さん、山下さん、ここまでです。
ありがとうございました。
続いてはSTAP疑惑最後のキーマンは、会見で何を語ったのか。
誠に申し訳ありませんでした。
STAP細胞の論文が不正とされた問題で、関係者が次々と会見を開く中、
続いては、最後のキーマン登場です。
今週、STAP疑惑について、小保方さんの指導役である理研の笹井副センター長が会見に臨みました。
もしかしたら夢の若返りも目指していけるのではないかと。
私たちとしては頑張れ、小保方と思っておるところです。
あれから2か月半。
ついに最後のキーマンが沈黙を破った。
STAP細胞は存在するのか。
十分検証する価値のある、合理性の高い仮説である。
STAP現象を前提としないと、容易に説明できないデータがある。
仮説としながらも、STAP細胞の存在は有望とした。
その根拠は3つ。
まずSTAP細胞を撮影した映像は、全自動撮影で、改ざんできないこと。
混入が疑われたES細胞よりも小さく、区別がつくこと。
そして、ES細胞では成功しえないマウスの胎盤を作る実験に成功したことを挙げた。
では、なぜ論文の不正を見抜けなかったのか?という疑問については。
論文投稿までの約2年間の過程の中で、最後の2か月強の段階で参加いたしました。
多くのデータにつきましては、若山研究室で作られたもので、若山さんという研究リーダーのチェックをされたものであるということを前提に見ていましたので、世界の若山さんが間違えるわけはないと。
直属の部下ではないという立場であったため、ノートを持ってきて見せなさいというような、ぶしつけな依頼をするということが、現実的には難しかったこともございます。
論文作成の最終段階で参加したため、不正を見抜くことは難しかったと弁明。
そして小保方氏が拒んだ論文の撤回については。
それをいったん受け入れて、本当であるかどうかを調べるというふうな潔さが必要なんではないか。
笹井氏の会見で、論文の主要な著者の見解は出そろった。
しかし、同じ論文の著者が別々に会見を開くことに疑問の声も出ており、理研の組織としての機能が問われている。
この問題、橋本さん、岩田さんには、毎週コメントを頂いていますので、手嶋さんと政井さんに、今までのことも含めて、何が起きて、どう考えたらいいのか、手嶋さん。
そうですよね。
十分、チェックができなかったというご指摘で、ただ科学的なものについては、これまでうんと精ちな説明はあったんだと思います。
しかし、五郎さんも僕も、時にデスク席に座ったことがあって、直属の部下ではない、社会部からの原稿も上がってきて、それについて僕がノーを出したことがあるんですけれども、それはやっぱり、最終的な責任はデスクですから、もしその段階で誤報ということになれば、五郎さんも僕もこの場にいないわけですよね。
そのようなことが普通は起こっていいんだというふうに思うんですけれども。
なるほど。
ということは最後の2か月だけだから、それ、前のことはちょっとという言い方は、政井さん、いかがなものかということなんだろうと思います。
なかなか難しくて、私も分系な人間なんで分かんないんですけれども、ただやっぱりもし有望な仮説であると笹井さんがおっしゃるように、それが事実であれば、あんまり感情的なことでなく、有望であるというところに、もう一回かけて、国がやってほしいなという思いはありますね。
という考え方も確かにあるとは思います。
ただまあ、ここの段階で仮説と言われても、仮説を証明してから論文にしてくれって、素朴に思ったりもしますが。
実はそのSTAP細胞を巡って、全く違う意図で、このあと中継が、なんとこの場所からという。
坂木さん。
きょうはSTAP細胞で注目されている理研・理化学研究所に来ています。
理研とはいっても、話題の神戸市の理研ではなく、つくば市の理研です。
今週、科学週間で一般公開が行われているということでやってきました。
こちら、中、入って行きますと、案内板があるんですが、非常に広い敷地となっています。
中に
きょうはあの理研から生中継ですが、坂木さん、もう実験棟の中ですか?
やって来ました。
バイオリソース棟という所にやって来たんですが、このバイオリソースとは、実験で使われる動物や植物、細胞、細菌、遺伝子などを示すことばだということなんです。
こちらでは、その材料などが並べられているんですが、まず入ると、顕微鏡がありますね。
ヨーグルトのビフィズス菌でしたり、納豆菌などを顕微鏡でのぞくことができます。
またこちらにも顕微鏡あるんですが、細いひもを顕微鏡でのぞきながら結ぶという細かい作業ができるコーナーとなっています。
非常に難しいんですよ。
実はですね、私、きのうも一般公開のもよう、取材してきましたので、そちら、ご覧ください。
1917年、科学者と財界が協力してできたのが、理化学研究所。
現在はほぼ税金で運営されています。
こちら、細胞材料開発室です。
この中では、いろいろな細胞を顕微鏡で見ることができるんですね。
中には、あっ、iPS細胞もあるんですね。
のぞいて見ます。
おっ、これはなんか、細かい粒のようなものがたくさんあるんですが。
iPS細胞です。
ああ。
やっぱりiPS細胞って非常に有名な細胞ですので、一番興味があるんじゃないかと思います。
一般公開の目的は、理研の研究を国民に知ってもらうことはもちろん、子どもたちに科学に興味を持ってもらうということもあります。
どうだった?
楽しかった。
楽しかった?科学とか興味あるの?好きなの?
好き。
好き。
個のように、私が私が動きますと、同じようにこのマウスも動いてくれるんです。
理研の科学力や技術力は有名な乾燥ワカメから工業機械や先端医療、最近では、洗剤やスポーツ飲料にも生かされているということなんです。
今回、急きょ設けられたのが、このSTAP細胞論文コーナーです。
皆さんの質問にできるかぎり対応したいということで、今回、設けられました。
どうですか、その論文コーナーっていうのは。
こちらはですね。
論文コーナーというのは、今回のねつ造がここだとか、そういうのが出てるわけですか?
そういうわけではなくて、記者会見の資料でしたり、記者会見のもようが流れていて、質問に来られている方もいるので、皆さん、できるかぎり対応したいということで、設置されたということなんですよね。
きのう、必死にメモを取ってる高校生もいました。
そして今、私がいるのがですね、ショウジョウバエのストラップを作ることができるコーナーなんですが、どのように作るかといいますと、こちらご覧ください。
ストラップのチャームの中に、ラメと一緒にショウジョウバエがいるんです。
すごくシュールですよね。
うれしいですか?
実は大人気で、きのう、女子高校生たちも作っていたんですけれども、1匹だけじゃ足りなくて、3匹、4匹と入れる子たちもいました。
ただ、常に携帯につけて持ち歩くかはまだ分からないと言っていましたね。
そのほかにこのようなDNAストラップも私、作ってみました。
二重らせんですか?
このようなものがあります。
さて、こちらのつくば市なんですが、実は公的研究機関だけでも25の研究所があるんです。
理研はきょうまで一般公開となりますが、ほかにも14か所9組織の研究所が科学週間に合わせて一般公開を行っています。
都内からつくばエクスプレスで来ると、最寄りの駅まで1時間ほどとなっています。
皆さん、週末のお出かけにいかがでしょうか?
今回の公開は別に一連の騒動があったから公開になったんじゃなくて、もともと公開の予定だったんですね?これ。
そうです、毎年この時期に行われているということですよ。
なるほど。
ご苦労さまです。
確かに手嶋さん、理研といえばすごい歴史を持ってる研究所でもありますよね。
今、辛坊さん、すごい施設だというふうに感心しておられましたけれども、あれは大半が税金なので、もっと詳しく見せてもらわなければ、本当はいけない。
そうですね。
年に2日の公開だけでは足りないかもしれない。
ハエじゃなくて桜の花とかなんか入れてやればね。
それ、やっぱり遺伝子の研究ということで。
あっ、そうか。
ショウジョウバエなんだろうと思いますけど。
真ん中に入ってましたね。
さあ、続いて特集です。
人間社会と同じことが起きています。
人間の子どもより多いペットの犬や猫。
続いて特集です。
五十嵐さん。
きょうは4月19日、なんの日かといいますと、4・1・9で、飼育の日なんですね。
そこで続いての話は、ペットについてのお話しです。
今、ペットの数が増えていまして、こちらをご覧ください。
日本の子どもの数は1639万人。
それに対してペットの犬や猫の数が2100万匹と、こちらのほうがはるかに多いわけなんですね。
昔、番犬、今家族と言われているように、皆さん、大事に飼っていますので、平均寿命も延びていまして、1990年が8.6と9.9歳だったのに対し、2013年、20年ほどでこのように5歳以上も延びているということなんです。
このように、ペットの数が増えて、高齢化しているということで今、さまざまな問題が浮上しているんです。
パンが焼き上がりました。
どうぞご利用くださいませ。
おいしそうなパンが焼き上がった。
焼きたてのいい香りを伝えられないのが残念。
ずらりと並んだパン。
一番の人気は、天然酵母を使ったスイーツパン。
たぶん、すごく喜んで食べると思います。
ご褒美ですよね。
いつも留守番が多いので。
焼きたてのパンを買い求めているのは、ペット犬の飼い主。
そう、ここは犬のためのパンやさん。
イオンモール幕張新都心にある日本最大級のペットストア、ペコス。
ここにはトリミングのコーナーはもちろん、プールに、しつけ教室。
週末ともなれば、たくさんの人とペットが訪れ、にぎわいを見せる。
ケーキに、塩分控えめ、ヘルシーなお総菜も飛ぶように売れていくのだ。
人も犬も健康に、まずは健康に、楽しく長く暮らすということをコンセプトに。
現在、ペット市場は1兆4000億円、動物自体の販売から食べ物や医療など、健康管理が中心となるマーケットに変化しつつあるという。
イオンモールに併設されている24時間受け付けの病院。
午後10時を回り、救急のペットが運ばれてきた。
13歳の猫、人間でいえば70歳。
血を吐いてぐったりしているという。
血液検査とレントゲン撮影を行う。
大丈夫、大丈夫。
診断の結果は、腎臓と肝臓の異常。
点滴治療を施し、様子を見るという。
料金は、深夜で救急ということもあり、3万円。
ペットも室内にいて、あとはやっぱり食事がいい食事をあげて、あとはみんなシャンプーしたりですとか、お散歩したりとかで、ペットにかける時間が格段に増えたと思うんですよね。
そういうペットを取り巻く環境がすごくよくなってきたってことが、やっぱり寿命が延びてきてるっていうことに関係があるんじゃないかなと思いますよね。
犬や猫も高齢化の時代。
そこでこんなサービスも誕生している。
やまざきさん、こんにちは。
寺井です。
犬の訪問介護をしている寺井さん。
世話をしているのが、クロちゃん。
飼い主の山崎さんが子ども代わりとして大切に育てている。
人間でいえば、90歳近くのクロちゃんは、高齢で平衡感覚がなくなり、立つことができない。
寝たきりの状態だ。
カモミールなどのハーブを浸したお湯でタオルを温め湿布する。
その後は硬くなった筋肉や関節をほぐすマッサージ。
料金は90分で4500円。
犬の介護士ですか、確実に足りていないと思います。
優しく介護してあげられる。
それから添ってあげられる、最期までみとってあげられるっていうような中で、助かってますっていうか。
やっぱり自分も大事ですから。
飼い主の山崎さんは現在、母親の介護も行っている。
クロちゃんはこの10日後、安らかに眠りについた。
享年17。
最期までみとられる高齢犬。
しかし悲しい現実もある。
寿命が飛躍的に延び、高齢化しているペット犬。
同時に人間社会も超高齢化社会に突入していることから、今、新たな問題が浮き彫りになっている。
捨てられたり、飼い主の事情で引き取られた犬が集まる、京都市家庭動物相談所。
現在、36匹の犬が収容されている。
その7割が老犬だ。
実際、お電話での相談の中で、ご自身高齢で、もうペットを飼い続けることができないというお話もありますし、飼い主が不幸にも亡くなられてしまって、残された犬が入ってくるというふうな場合もございます。
相談所は、飼い主の高齢化によって引き取らざるをえない場合があるという。
原則、引き取られた犬や猫を待ち受けているのは、殺処分。
そこで政府は去年、動物愛護管理法を改正。
飼い主はペットが死ぬまで飼育することを責務とし、罰則規定を設けた。
相談所は引き取りを拒否できるようになったのだ。
しかし今、犬を飼っているもっとも多い世代は50代、次いで60代。
延びている犬の平均寿命を考えれば、今後、引き取りの依頼はますます増えると予想される。
最期まで飼い主が面倒を見ることができない現実。
今、一部のペットショップでは、高齢者に犬や猫を販売しない所も出てきているのだ。
私の名前はロッキー。
今10歳。
人間でいえば70代だ。
毎日の楽しみは散歩。
私のご主人様は現在、病気療養中で、隣を歩く13歳のノアのご主人様は80歳を超えている。
そこで私たちが預けられたのがここ、有料老犬ホーム、トップ。
3匹はもうかなりの老犬で、もう立つのがやっとだっていう感じの子と、この子はハナちゃんといいまして、かなり老化が進んできた状態で、飼い主様が家に帰ると、うんこまみれになってるとかですね、そういう状況で、ちょっとワンちゃんの世話が厳しくなってきた。
36匹の仲間はいろいろな事情を背負っている。
その平均年齢は15歳。
認知症の仲間が暮らす所には、若く健康な仲間が同居している。
刺激を与えることで、認知症の進行を遅らせることができるそうだ。
散歩が終わればこれも楽しみな夕食の時間。
寝たきりの仲間には、流動食が用意される。
1年365日快適な生活。
ご主人様が払う料金は、36万円。
なんでも今、入所待ちの状態だという。
超高齢化で、老衰、老化が激しくなったりすることになってきたので、飼い主様はしつけの面であったり、飼い方であったり、金銭的なものだったり、そういうのはきちっと用意しておいたほうがいいんじゃないかというふうに思います。
私たちは、楽しく健康に一生を過ごしたい。
そして何より大好きなご主人様と死ぬまで一緒にいたい。
今、ペットを飼いたいと思っているあなた、覚悟はありますか?
政井さん、ペットの世界も高齢化。
なんか重たくなりますけど、でも、たくさんの癒やしを与えてくれてる存在で、パートナーとして見てらっしゃる方も多いから、なんか、こういったサービスが充実して、安心して迎えられるようにしたいですね。
手嶋さん。
でも、こんなに行き届いてって、やっぱり日本はその意味では豊かな国なんだなっていう感じしますね。
岩田さん、そうですよね。
岩田さんなんか、わりと…。
さて、4月に入って雨が少なく、ほとんどの所で平年の半分以下となってしまいましたが、この週末は低気圧や前線の影響で、雨の降る所がありそうです。
初めに全国のきょうのお天気です。
九州南部では午後に雨が降るでしょう。
四国から北海道にかけては晴れる所が多くなりそうです。
日中の気温は、関東から北では平年を下回るでしょう。
続いて、週間予報。
初めに北日本と東日本です。
あす日曜日は東海から雨となって、月曜日から火曜日は、関東や東北で雨となるでしょう。
西日本は日曜日から月曜日にかけて雨で、強く降る所がありそうです。
その後は回復して、この時期らしい陽気が続きそうです。
以上、お天気でした。
秋田出身の五郎さんとしては、TPPの行方も非常に気になるところと思いますが。
農業に与える影響も大きいですしね、ここはやっぱりこれはタフ、ネゴシエーター、これはアメリカに対してきちんとした、悔いの残らないような。
そうですね。
交渉をしてほしいですね。
中途半端な妥協をするとあとあとまで響きますからね。
そのあたり注目したいと思います。
来週は、そのあたり中心にお届けすることになりそうです。
どうもありがとうございました。
今週はここまでです。
いよいよアメリカのオバマ大統領が来日。
TPP交渉の行方は?2014/04/19(土) 08:00〜09:25
読売テレビ1
ウェークアップ!ぷらす[字]
ついに正念場!TPP 崩れる?「聖域」牛豚肉で着地点は…オバマ大統領来日直前 交渉急ぐ日米の思惑▽韓国客船沈没事故 なぜ惨事に▽高齢化の波も…ペット産業の光と影
詳細情報
出演者
辛坊治郎
森麻季
坂木萌子
岩田公雄(読売テレビ特別解説委員)
五十嵐竜馬(読売テレビアナウンサー)
【ゲスト】
橋本五郎(読売新聞特別編集委員)
手嶋龍一(外交ジャーナリスト)
政井マヤ(フリーアナウンサー)
西川公也(自民党TPP対策委員長)
山田正彦(元農林水産大臣)
山下一仁(キヤノングローバル戦略研究所)
番組内容
オバマ大統領来日を来週に控え、佳境に入る日米TPP交渉。今週甘利担当相がワシントン入りするなど、着地点を探るギリギリの交渉が続いています。「聖域」とされたはずの牛肉豚肉の関税のゆくえは?現場の農家の思いは?日米政府の思惑は?交渉の裏側を徹底分析します▽韓国客船沈没事故 不明者の捜索は?原因は本当に座礁なのか?船長や運航会社の責任は?最新情報とともに事故の背景に迫ります
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