ETV特集「“顔”に魅せられた男〜特殊メイクアーティスト・辻一弘の挑戦〜」 2014.04.19

去年12月アメリカのマイアミで世界規模の現代アート展が開かれました。
絵画や彫刻ユニークなオブジェまで。
毎年ここでどんな新作が発表されるのか世界が注目します。
今年は一人の新人アーティストの作品が大きな関心を集めました。
本物そっくりのアンディ・ウォーホルの胸像です。
今にもまばたきしそうな目。
毛穴まで作り込まれた肌。
ウォーホルの人柄を最もよく捉えた一瞬の表情が刻まれています。
作品を作ったのは…ハリウッドで活躍する特殊メイクアーティストです。
辻さん32歳の時の代表作「猿の惑星」。
主人公の猿の特殊メイクを担当しました。
シリコンで作ったリアルなメイクは高い評価を受けました。
辻さんがこの世界に飛び込んだのは人間の顔の持つ魅力に引き付けられたのがきっかけでした。
まずその形…表面形。
辻さんは今特殊メイクで培った技術を使い新しいアートを生み出そうとしています。
過去の偉人をリアルによみがえらせその人柄を一瞬の表情に刻み込むというシリコン製の顔の像です。
辻さんはどのように人間の顔を作り出していくのか。
半年にわたる創作の現場を記録しました。
去年7月。
辻一弘さん44歳の新しい挑戦が始まりました。
目指すのは半年後に開かれる世界規模の現代アート展。
これが自分の作品の評価を初めて世に問うデビュー作になります。
まずはミニチュアの粘土彫刻を作りながら構想を練ります。
デビュー作の題材として辻さんが選んだのはアメリカを代表するアーティストアンディ・ウォーホルです。
ウォーホルは1960年代に「ポップ・アート」という新しい分野を生み出しました。
スープ缶や洗剤の箱を題材にして作った革新的な作品。
マリリン・モンローの肖像を色違いで表現した作品。
豊かでありながら表面的なアメリカを描き出しました。
あるいは作品とかあの人が…あるいは出来上がったものですね。
それを見てた時に…時代の寵児となったウォーホルは40歳の時に銃撃されるなど波乱の人生を送りました。
しかしその素顔はあまり知られていません。
謎に包まれた「人間ウォーホル」に興味を抱いてきた辻さん。
その内面を理解し表現する事に挑戦したいと考えたのです。
粘土彫刻の技術は特殊メイクで磨きました。
SFやホラー映画のさまざまなモンスターもまず粘土彫刻を作る事でイメージしました。
ウォーホルの人となりを理解するため辻さんは残された写真や資料を可能な限り集め目を通していきます。
映像に映った姿から辻さんはある事に気付きました。
自分がどう見られたいかと自分がどう見られてるかと思うのとあるいは自分をどう思ってるかというのと人がどう思ってるかっていう…。
かなり複雑に全部絡んでるんで…結構割とその…。
自意識が強くコンプレックスを抱えていたウォーホル。
このコンプレックスこそがウォーホルの人間らしさの象徴であり描くべきテーマだと考えました。
どの写真にも写されていない素顔を表現しようと考えました。
裏表が激しい性格だと思うんでそこをどういうふうに表現しようかっていうのが…。
それでどこに落ち着くかっていうのはちょっと今迷ってる状態なんですよ。
映画会社が集まるハリウッドで辻さんは1人で暮らしています。
紅葉と竹が好きなんで。
竹は子供の時から好きだったんで…。
京都のとかね竹林が好きだったんで。
生まれ育った京都からアメリカに渡って17年。
これまで自らの力でチャンスをつかみ取ってきました。
辻さんは幼い頃からものづくりが好きで高校時代に独学で特殊メイクを始めました。
次第に本場ハリウッドで働きたいという思いが強くなり思い切った行動に出ます。
18歳の時なんと自分の顔をリンカーンに変えその写真をハリウッドの特殊メイクの第一人者に送ったのです。
返事をもらった辻さんは更にメイクを改良しその後1年にわたって写真を15回も送り続けました。
写真を受け取ったディック・スミスさんに努力と才能が認められ辻さんは27歳の時ロサンゼルスに渡る事になりました。
その後目覚ましい活躍を続けた辻さん。
エディ・マーフィを白人の老人などに変えたメイクではアカデミー賞にノミネートされました。
辻さんは毎年日本やヨーロッパに招かれ特殊メイクの講座を開いています。
この日は老けメイクの実演。
シリコンを使って人の顔を自由自在に変えるテクニックは世界一と言われています。
この技を学ぼうと世界中から特殊メイクアーティストが集まりました。
40代のモデルが…老人に変身しました。
どうしようかな…。
え〜っとね…。
ウォーホル像の制作を始めて2か月余り。
実物の2倍の大きさの粘土彫刻に取りかかりました。
コンプレックスの強かったウォーホルが心の中を読まれないように無表情を繕った瞬間を切り取る事にしました。
顔の大きさを実物の2倍にしたのはたくさんのディテールを入れるためです。
毛穴や細かいシワまで再現しようと考えました。
辻さんは特殊メイク用に自ら道具を作ってきましたが今回も細かい表現に挑むため新たに道具を作りました。
これはベビーパウダーなんですけど…。
例えば彫刻で形が出来上がって…。
これでテクスチャーをつけるんですね。
毛穴とか。
例えばこういろいろ使い分けて…。
これで見るとこのツールを使うと丸い毛穴になってこれはちょっと縦長の毛穴やと…。
これはもうちょっと薄いプラスチックシートなんですけどそれを当ててこれでこう…。
毛穴というと細かいシワがあってその間に毛穴があるんで毛穴ごとつないだシワを作るわけですね。
ディテールを入れれば入れるほど見る人が時間をかけて顔と対峙してくれると辻さんは考えています。
立体の像なので見る人はいろいろな角度からこの像を眺める事になります。
像の高さによって見る人に与える印象も変わると考えました。
今回見る人の目線より高い位置に設定する事にしました。
この人は結構…。
何ていうんですかねあの〜割とこう…。
いろんな…例えば「アーティストとしてどういう人か?」というのを考える時にまあいろんな事言えると思うんですけど割とこう…見下したというかバカにしたような…。
それだけじゃないんですけどねもちろん。
そういう一面もあると。
出来上がった作品が。
割と「愛情のなさ」というんですか。
だからちょっと上を向いたような見下したような感じですね。
2倍の粘土彫刻はようやく完成しました。
1か月かけて丁寧に作り込んだこの彫刻実は発表する作品そのものではありません。
この日長年一緒に映画で働いてきた型取り職人のロブさんに応援を頼みました。
彫刻で型を取って全く同じ顔の像を得意のシリコンで作る作業です。
粘土の表面に少しでも傷がつけばせっかく作り込んだディテールが台なしになるため慎重に行います。
顔の肌になる材料は特殊メイクで親しんだシリコンを選びました。
生きた人間の肌に最も近い質感を出すためです。
固めた時に気泡が残らないように中の空気を抜きます。
彫刻と枠の間にシリコンを流し込みました。
くぎで開けた穴から中に残った空気を抜きながらシリコンを隙間なく詰めていきます。
型の中にもう一度シリコンを流し込めば完成です。
一晩寝かせてシリコンが固まりました。
(取材者)これ開けてみるまで結構ドキドキな感じなんですか?ハハハ…。
(取材者)ロブたちは自信持って帰っていったわけですね多分ね。
(取材者)そうですか。
シリコン製の顔が見事出来上がりました。
ほぼ…ほぼ完璧。
ほぼ完璧です。
ようやく下準備が完了。
これから本格的な作品作りが始まります。
ずっと映画の世界で生きてきた辻さんがアート作品にのめり込むようになったのには訳があります。
え〜っとこっちが「猿の惑星」とこれ「グリンチ」でこれがBAFTAですね。
イギリスのアカデミー賞の。
「グリンチ」の時のです。
実は脚光を浴びていた10年前辻さんはハリウッドで生きていく事に戸惑いを感じ始めていました。
自分のメイクが見る人にどれだけの感動を与えているのか実感が持てなくなったのです。
更に内容よりも利益を徹底的に追求するようになった映画産業。
そしてお金のためだけに働く仲間たち。
かつては楽しかった映画作りをつらく感じるようになっていました。
かなり人間の欲の塊で成り立ったようなものだと思うんです。
業界というのが。
でなんかこう…結構疲れるし何で…何ていうんですかね…。
その頃ちょうどもちろんメイク好きだったんですけど疑問を持ち始めた頃なんですよね。
このまま自分をこの環境の中に身を置くのは無意味やなといろいろ感じ始めたわけですよね。
映画のシステムの中で生活するのも嫌やしこういう人たちと関わってるのも嫌やし。
もっと意味のある人生を送りたいと。
本当にやりたい事を模索し始めた辻さん。
思い出したのはその数年前にたまたま思いつきで作ったある作品でした。
自分をハリウッドに導いてくれた恩師ディック・スミスさんの顔の像です。
ディックさんから教わった特殊メイクの技術を駆使して初めてシリコンで作りました。
そしてディックさんの80歳の誕生パーティーでお披露目したのです。
その時のディックさんを慕う弟子たちの反応が忘れられませんでした。
自分の作品でこれだけ感動してもらえるというのを見れると。
これだけの影響を人に一人でも与えられるんであればやっぱりこっちの方がしたいな。
いよいよ本格的な仕上げが始まります。
まずはペイント。
最も神経を使う作業です。
辻さんには迷いがありました。
ウォーホルは生まれつきの病気で肌が白くコンプレックスを持っていました。
それを隠すために化粧をしていたといいます。
肌の色をどう表現するかがペイントの鍵になります。
まず青い色を吹きつけていきます。
皮膚の下にある血管です。
一度塗ったら消す事はできないため全て一発勝負です。
続いて取り出したのは赤の顔料。
これに工夫を凝らします。
混ぜているのは薄く溶かしたシリコンです。
シリコンの膜を薄くスプレーしていく事で透明感のある肌の質感を出そうと考えたのです。
どこにどれだけ赤を乗せればいいのか特殊メイクの経験が頼りです。
唇など赤みの多い場所にはノズルの先を絞り集中的に色を重ねます。
使う顔料は全部で10色。
自分で配合しました。
それを順番に重ねていくのです。
計算して乗せていかんと一つが狂うと今度それをカバーするために他の色を塗ったりした場合にどんどん死んだような色になるのでちょうどいいとこで止めて次の色に移って徐々に重ねていく感じです。
更に赤い色を重ねます。
ウォーホルがコンプレックスを持っていた色白を際立たせるためあえて赤みの部分を多めに入れました。
肌が仕上がりました。
作品作りは髪の毛やひげなどを植える最終段階に入りました。
2倍の大きさなので人毛では細くて軟らかすぎます。
いろいろな動物の毛を試した結果野生の牛・ヤクの毛を使ってみる事にしました。
人間の髪の毛は十数万本。
ヘアーメイクの専門家も手伝い手で植えていきます。
不自然にならないよう一本一本方向と角度を変えます。
ひげもそり跡を出すため一度植えたあとで切る事にしました。
ちょっと切ってみ。
濃いかも。
濃いかもしれない…。
密度はもうちょっと少なく…。
密度はええけど…。
あのなこういうふうに今のをパッと見た時にここに一直線あるやん。
1234…。
これをばらすように。
了解しました。
ウォーホルはカツラをつけていたため髪の毛とは別にカツラも作りました。
スタッフの毛の植え方に辻さんの厳しいチェックが入りました。
毛の根元の黒い玉です。
(取材者)そのこだわりはすごいですよね。
深夜0時。
表情を大きく左右する目元の毛は辻さん自ら植えていきます。
まつげには先のとがった毛が必要なためスカンクの毛を選びました。
辻さんはモンスターなどの特殊メイクでまつげや眉毛に小動物の毛を使うやり方を生み出しました。
今やそれが映画界のスタンダードです。
顔に興味を持つようになったきっかけは何なのか。
メイクの講座を開くために年に一度日本を訪れる辻さん。
ふるさとの京都に立ち寄りました。
辻さんは幼い頃この市場で育ちました。
父は魚屋を営み親戚の多くもここで暮らしていました。
ああいう部屋の中で赤ちゃんの時に座ってたんで。
窓から見える色があんな色だったんです。
狭い市場で表面を繕って生活する大人たち。
そういう環境で育った事が人の顔の表情を意識するようになったきっかけだったといいます。
なんか変な感じです。
辻さんが4歳の時一家は市場から市内の住宅地に移り住みました。
すっごい変わってますね。
あそこは一緒ですけどね。
子供やったからあれが3倍ぐらいの高さでした。
中学生の時に両親は離婚します。
そのあと母親とここで暮らしました。
離婚後も両親の争いは続き間に挟まれた辻さんはつらい思春期を過ごしたといいます。
そうですね。
うん。
すごい変わってます全然。
(取材者)どんなふうだったんですか?古い家あの青い屋根みたいな家がいっぱいだったんですけど今家が全部変わってるから。
…っていうのが起こってくるじゃないですか。
それが家族の中で起こってたんで人間不信になってそれがおっきいんで…。
その時に…あるいは何が頭の中起こってるのかというのをよく考えるようになりました。
人間不信という重荷を背負うようになった中学高校時代。
家庭に対するコンプレックスを抱き自分の中に閉じ籠もりがちになりましたがそんな時に出会ったのが特殊メイクだったのです。
辻さんはずっと訪れたいと思っていた京都市内の仏像工芸の工房を訪ねました。
あっこんにちは。
こんにちは。
はじめまして。
はじめまして辻です。
今日は遠方からありがとうございます。
こちらこそわざわざお時間頂いてありがとうございます。
一時期はね修復の仕事したかったんですよ。
仏像の…。
はぁはぁ。
え〜!?ちょっとしばらく興味持って…。
親子三代お寺の仏像の修復や新しい仏像の彫刻をしてきました。
何百年も残る仏像とはどんな仏像なのか。
辻さんは知りたいと思っていたのです。
なぜその仏像がどういう思いで作られたかっていうものがすごく大事だと思うんですよね。
何もなくとりあえず作ってみましたというものは残らないと思いますしこうしてこうしてこういう思いでこういう事があったからこれを今後は絶対後世にはこのような事がないように今の人たちがこういう思いでこの仏像を迎え入れたんだよっていうような思いがあるから修復されて今でも残っていく。
それをすごく僕らは修復した時に教えられるんですよ。
胎内に必ずというほど修復した時はまずいっぺんバラバラにするんですけど巻物が入ってたりとかその時その時の思いとかがウワーッと入ってるんですよね。
いずれ何十年何百年か後に誰か中を見た時にあこれまで真剣にやってたんやなっていうのをね分かってもらいたいんで…。
ずっとばあちゃんじいちゃんがこの仏さんは大事にせなあかんのよって言わはった意味なんだな私らの時でちょっと風化してたけどこれをもう一回っていうようなそれが長く残る意味だと思うので。
「作る人の強い思いがあるからこそ見る人に愛され作品は残っていく」。
冨田さんのメッセージです。
ウォーホル像の制作は大詰めを迎えました。
辻さんは顔の表情に最も大切な目の制作に自ら取りかかりました。
以前モンスターの特殊メイクで義眼を専門に作る職人に依頼しましたが満足いかなかったからです。
瞳の虹彩の細やかな模様も一日かけて筆で描き込みます。
着物デザイナーの人がいて生地のはぎれをもらったんですよ。
でちょうどそれが血管によかったんです。
毛細血管に着物のはぎれを使うのはハリウッドでも辻さん一人です。
顔に入れれば隠れてしまう眼球の裏側まで血管を入れ込みました。
生かすも殺すも目だと思うんですよ。
ほとんどの場合。
何でもそうじゃないですか。
人でも魚屋さん行った時に魚見た時に新鮮かどうか見る時目を見るじゃないですか。
それと一緒であと人の目線って見えますよね。
でこれが目線がおかしかったり目が変だと「あこれ偽物やな」って事見るわけですよ人は。
4か月間作り込んできた作品に魂が入ります。
最後の仕上げに辻さんが取り出したのは薄めたシリコン。
瞳に潤みをつけてついに完成です。
コンプレックスを押し隠した若いウォーホルの顔が出来上がりました。
(笑い声)
(シャッター音)作品づくりはまだ終わりではありません。
辻さんはもう一つのアンディ・ウォーホル像を作り始めました。
参考にしているのは58歳で亡くなるウォーホルの晩年の写真です。
ウォーホルはアーティストとして全盛期の40歳の時ファンに拳銃で撃たれました。
一命は取り留めましたがその後は工房に籠もるようになりました。
それまでは依頼された人のために作品を制作してきましたが晩年は自分が作りたい作品に集中するようになりました。
若い時っていうのは調子に乗ってうまい事どんどん上がっていって割と見えないとこもあると思うんですけどそこで何かが起こって改めて人生見返してほんとに何が大事かって気付いたまだその過程なんで…。
やっぱりどんな人間でももがくっていうかね悩む事がどんどん続くと思うんでその辺の微妙なとこを入れたいんで…。
人生で何が本当に大切なのか模索を始めた表情を晩年のウォーホル像に刻もうとしています。
コンプレックスを隠しながら生きた若い頃の顔と晩年の顔を対比させる事で彼の人生を描こうと考えたのです。
こけた頬と閉じた口元で強い意志の力を表現しようとします。
どうしようかな。
ウォーホルが悩んだ日々を表現しようとしわを一本一本刻みました。
「顔の像の制作は伝記を書くのと同じ」と考えてきた辻さん。
半年かけて2つのウォーホル像が完成しました。
3月。
辻さんはニューヨークを訪れました。
ウォーホルが生きたこの大都会で自分が生み出したアート作品を展示会に出し評価を問う事にしたのです。
ちょっと待って下さいよ。
アンディ・ウォーホルが革命を起こした現代アート。
それから半世紀。
その流れをくむこのアート展でウォーホルはよみがえりました。
コンプレックスを抱えていた若きウォーホル。
そして人生について悩み始めた晩年のウォーホル。
特殊メイクで培った技術を全て注いで作り上げた作品です。
多くの客がその顔と向き合います。
辻さんの初めての挑戦は成功に終わりました。
実は今回辻さんはウォーホルの人生に自分自身の人生を重ね作品を作り上げていました。
現代アートに革命を起こしながらもコンプレックスを押し隠して生きた若きウォーホル。
家庭のコンプレックスをバネにハリウッドのトップに上り詰めた自分の姿が重なります。
銃撃されたあと人生の意味を考え悩み抜いた晩年のウォーホル。
映画に失望し悩んだ末人の心につながるアートを求めた自分の姿を重ねました。
生きてる理由とか考えるじゃないですか。
人間が何で存在するか。
結局残せるもんとかもちろん子供とか家族もあるでしょうけど僕家族のつながりが強くないんで僕が残せるもんっていったらいろいろ今まで仕事で関わった人とかあるいは友達とかそれとの関係とあとは自分の作ったもの。
僕が思うにこれは僕のお墓なんですよね。
墓標みたいなもんでこの期間生きてた中での結果で最後に残って僕自身お墓は要らないんですよ。
要らないと思ってるんですよ。
これが僕自身のお墓になるんで。
こんにちは。
(取材者)またやって来ました。
1週間後辻さんは新しい粘土彫刻に取り組んでいました。
(取材者)新作ですか?何作ってるんですか?まだ分かりません。
今ちょっとデザインをいろいろしてる途中です。
デビュー作で手応えを感じた辻さん。
映画の世界と距離を置き今後は作品づくり一本で生きていく決心をしていました。
人々の「顔」と向き合い生きてきた辻一弘さん44歳。
次の目標は来年スイスで行われる世界最大のアートショーです。

(鳥の鳴き声)
(逆之上ギャモン)おいカイト。
2014/04/19(土) 00:00〜01:00
NHKEテレ1大阪
ETV特集「“顔”に魅せられた男〜特殊メイクアーティスト・辻一弘の挑戦〜」[字][再]

特殊メイクアーティスト、辻一弘。異色の経歴を持ち、人間の顔の持つ魅力にとりつかれた男。ハリウッドのトップを走る辻が新たなアートを生み出そうと模索する日々の記録。

詳細情報
番組内容
特殊メイクアーティスト、辻一弘44歳。単身アメリカへ渡り、卓越した技術と独創性でさまざまな手法を生み出し、一躍ハリウッドのトップに上り詰めた。辻が最近、取り組んでいる新しい挑戦。それは、特殊メイクの技術を駆使して過去の偉人の顔をある瞬間で切り取り再現する、彫像の制作。辻が独自に生み出したアート作品だ。番組では、初めて公に出品することになったアート界の革命児、アンディー・ウォーホルの彫像作りに密着。

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – 文学・文芸

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0×0808)
EventID:17796(0×4584)