幽かな彼女 #02【人間と幽霊のハートフル・ラブコメディ! 香取慎吾 杏】 2014.04.16

やりたい!やりたい!!やりたい!!ええ加減にせえよ!!家でやるわ!!
(神山暁)今日から赴任します神山暁です。
(香奈)幽霊マンションに住んでるって本当ですか?
(一樹)うわっ!
(林)あっ!ノイローゼで死んじゃった先生だって。
甘い!
(アカネ)あっ私はアカネっていいます。
(メグミ)うちら自由気ままな浮遊霊だし。
(河合)ほんと冷めてるんですね。
生徒ラブでもいいことないし。
(河合)私もそういうタイプなんで。
(霧澤和泉)生徒と向き合うことができない先生方にはご苦労でしょうから。
今はもうそういう時代じゃないんだよ!!時代なんて関係ない。
間違ってる。
俺はお前のこと見てるぞ。
(吉岡)なかなかいい先生してたじゃん。
ただの気まぐれだよ。
(大原)はいこれ。
今度の持ち物検査のお知らせ。
来週の火曜日って随分先ですね。
(河合)事前連絡徹底して違反者ゼロが目標ですから。
(林)チェックするのは机ん中とかばんぐらいですもんね。
みんな見られたくないものはロッカーにしまっちゃいますし。
(岩名)校則じゃ私物の持ち込み禁止だろ。
こんなの抜き打ちでやんなきゃ何の意味もないよ。
今どき抜き打ち検査なんかしたらプライバシーの侵害だ!つって大変なことなりますよ。
プライバシーね。
生徒はこうやって悪いことしてもバレなきゃいいって学んでくわけだ。
実際悪いことはバレずにやってほしいし。
今は生徒の人権最優先ですからね。
(大原)もめるとまた保護者がどなり込んでくるもん。
前の学校では持ち物検査自体廃止してましたよ。
あら。
神山先生もけっこうご苦労されてるのね。
そのへんの話もっと伺いたいわ。
今度一緒にお食事でもどう?はっ?
(大原)ほら先生の歓迎会まだだったでしょ?良かったら私お宅まで伺って手料理振る舞っちゃうかも。
急にそんなこと言われても。
(小山)神山先生完全にロックオンされてますね。
(石澤)結婚焦ってるから大原先生。
年齢的に。
(りさ)ねえねえこれ見て。
超かわいい。
(千夏)あっかわいい〜。
(舞)ほんとだ。
おそろで買っちゃう?これもかわいくない?
(りさ)いいね買おうよ。
(舞)これもかわいくない?シンプルなほうがかわいい…。
(千夏)えっこれもかわいい。
(舞)それかわいい。
(りさ)これもかわいいよね。
(舞)これもかわいいよ。
(りさ)両方買おうか。
(千夏)あぁかわいい。
(りさ)ねえ香奈。
(香奈)ん?あぁ…私似たようなの持ってるから。
(りさ)そうなんだ。
じゃあこっちだけにする〜。
(千夏)これにしよ〜。
(舞)じゃあ私もこれにする。
うん。
えっ香奈帰っちゃうの?
(舞)お茶しようって言ったじゃん。
(香奈)ごめん塾あるの忘れててさ。
そっか。
(千夏)そうなんだ〜残念だね。
ほんとごめんね。
じゃあまた明日。
また明日。
バイバイ。
(香奈)バイバイ。

(後藤田)学校教育研究家の後藤田法子です。
現在の学校教育のあり方について…。
わぁ〜!
(後藤田)私と一緒にお勉強してまいりましょう。
ふぅ〜ふぅ〜!Lesson1.
(加藤)よっしゃ!最高得点だ。
加藤マジうますぎじゃね?
(加藤)はははっ。
(男性教師)加藤今は授業中だぞ。
(加藤)これも飽きちゃったかも。
おい加藤。
ブッブー!はいこれで体罰確定です。
えっえぇ〜?だってじゅ…授業中でしょ授業中!だめなんだよ手ぇ出したら。
(後藤田)今の行為で加藤君のガラスのハートは砕け散りました。
教師は生徒にむやみに接触してはいけません。
Lesson2.
(男性教師)お前スカートの丈短すぎるんじゃないか?ブッブー!
(後藤田)男性教師が女子に触れるのはセクハラです。
セクハラって…。
普通の指導じゃないですか〜?それでもだめ。
(後藤田)今の行為で浅井さんの純潔は汚されました。
Lesson3.
(男性教師)入りなさい。
じっくり話しようか。
ブッブー!えっ何で?2人きりで部屋に入りドアを閉めるのは監禁です。
えっだって学校の中の話ですよねこれ。
(後藤田)今の行為で山田さんは他人を信じられなくなりました。
それでは皆さんまた次回まで。
ごきげんよう。
う〜ん。
何かいろいろ納得できないんですけど…。
あれが今の教師と生徒の現実です。
生徒に対して適度な距離間を保ってむやみに踏み込まないっていうのがポイントです。
じゃあじゃあじゃあじゃあじゃあじゃあ神山先生だったらどうするんです?生徒が悪いことしてたりルールを破ってたりしてたら。
優〜しく丁〜寧に全力でへりくだってお願いする。
それでも言うこと聞かなかったら?泣くしかないんじゃね?えぇ〜…。

(ドアの開閉音)
(日野)残業ですか?霧澤先生。
生徒たちにこのアンケートを実施しようと思いまして。
あの…ほんとにこれを?ええ。

(美緒里)は〜いありがとうございました〜。
はい。
香奈洗い物お願い。
はい。
いつも感心だね香奈ちゃん。
ほんと大助かり。
不景気でバイトの子も雇えないから。
(明日香)へぇ〜かわいい。
(円花)今月号載ってたよね。
(香奈)うん昨日りさたちと買いにいったんだ〜。
(円花)いいなぁ〜。
(香奈)いいでしょ。
(明日香)かわいい。
(萌)めっちゃかわいい。
(円花)うん。
ヤバいよね。
もっといいのあるんだ。
(明日香)えっ!ちょっと待ってて。
(円花)うん。
(香奈)ぐっちゃぐっちゃ。

(岩名)岡本。
何だそれ。
えっ…。
おはようございま〜す。
(河合)あっ神山先生ちょっとこれ見てくださいよ。
生徒による評価?副校長が実施するって。
ではそういうことで校長よろしくお願いします。

(生徒たち)先生〜!このアンケートを火曜日までに記入してこちらの箱に入れていてください。
(岩名)匿名だから遠慮なくきたんのない意見を書いていいぞ。
(大原)そんな深刻に考えずに印象っていうかふだんの先生への気持ちを書けばいいわけだから。
何か寒気がします。
大丈夫?
(大原)何?先生見てると寒気がするってこと?えぇ〜お知らせのほうは以上です。
えぇ〜…あのそれと岡本さんと京塚さんこのあと職員室のほうに来てください。
(岩名)じゃあこの小物以外全部京塚の私物なんだな。
自分のロッカーに入り切らなくて友達のを借りるって…。
お前どんだけ学校に私物持ち込んでんだ。
(岩名)とりあえずロッカーの中の私物全部持って帰れ。
(りさ)何で?ロッカーの中はチェックされないってルールでしょ。
校則違反がわかってて見逃すわけないだろうが。
本当なら全部没収するとこだぞ。
先生も同じ意見なの?ええまあ。
あの〜岩名先生後は私たちのほうで…。
話は終わりだもう帰っていいぞ。
香水は返してよ。
それけっこう高いし。
(岩名)返すのは卒業式んときだな。

(りさ)すっげぇムカつく岩名のやつ。
あのワルキューレママに買ってもらったばっかだったのに。
(香奈)あの…ごめんね私のせいで。
(りさ)いいよべつに。
あんなの取り返すの余裕だし。
ほんとだったら弁償してもらうとこだけどね。

(河合)すっごい迷惑なんですけど岩名先生。
よりによって京塚りさ相手に…。
彼女父親は政治家で母親はPTA会長ですよね?ええ。
だからもめるとすごい大変で。
(回想)こういうことはちゃんとOCし9gってですか!)
(河合)2年のときなんかクラスメート引き連れて担任の態度が気に食わないから変えろって校長にじか談判ですから。
むちゃくちゃですね。
(河合)その担任って理科の窪内先生だったんです。
それ以来授業以外はヒッキーですよ窪内先生。
今回の件もややこしいことになる前に収めないと。
あっ…。
岡本さんにも矛先向くかもしれませんし。
(一樹)ねっ?聞こえるでしょ?
(小夜)テレビの音かな?えぇ〜!そんなんじゃないって!・
(足音)あっえ〜っと森野さん。
(一樹)神山先生やっぱりこの部屋幽霊いるんだよ!さっき中から話し声聞こえてきたもん!
(小夜)もし本当に幽霊の声だったら今日の夜…君の所に出てくるかもよ。
うそだぁ〜!はぁ〜。
あの〜僕に何か用事ですか?ちょっとこの部屋に興味があって。
あぁ〜。
後先生にも。
えっ?でもいいです。
先生のほうは私たちに興味なさそうだし。
やっぱりいる。
(吉岡)あら?声聞かれてた?そんなでかい声で話してたっけ?あっあれじゃないですか?2人が去年…ふふっ。
遊園地行った…。
あれでしょ?あの〜あの〜メグミちゃんがあの〜お化け屋敷で泣いちゃったっていう話。
あぁ〜もういいってその話は。
恥ずいから。
だってお化けがお化けを!いやいやほんとねあの話傑作で…。
えっあの〜神山先生も聞きたい?聞きたくない!つうかもうさっさと下りろよ!ごきぶりかお前らは。
(吉岡)何でそんなごきぶり…。
何だ〜いえぇ〜今日はまたご機嫌が一段と斜めじゃないの。
えぇ〜あっあれかな?あの〜例のアンケートのことが心配なのかな?あん?いやね今日ねちょっと寄らせてもらったから。
何か寒気がします。
(林)大丈夫?職場までうろつきに来んなよ!でも面白いですよねぇ〜。
生徒に先生の評価させるなんて。
ん〜面白くない。
匿名のアンケートだぞ。
あぁ〜どう思ってるか直接言ってくれたほうがいいですよね。
そのほうが生徒とちゃんと向き合えますから。
それもっと無理だから。
えっ?・ピンポーン!
(インターホンの音)また声漏れたんじゃねぇの?はい。
どうも〜神山先生。
何ですか?やだ言ったじゃないですか先生のおうちで歓迎会やろうって。
あぁ〜!えぇ〜いやてっきり冗談かと…。
ダン!
(ドアをたたく音)私はいつだって本気です!へへへへっおじゃましま〜す。
食材も買ってきましたからははっ。
ちょっと待ってください。
えっ何で?何で?えっあっあぁ…。
何なんだよ。
プルルル…
(呼び出し音)林先生?今すぐ帰ってきてください。
・ドン!ドン!
(ドアをたたく音)ピンチなんです!いろいろと。
便利ですねぇこういうとき携帯って。
早く!
(大原)神山先生〜。
ちょっと…。
(美緒里)ビール2本とれんこんの磯辺揚げ。
(客)それで。
はい。
あっこれ下げちゃいますね。
(客)ああ。
(美緒里)香奈これもお願い。
お母さんあのさ…。
ん?何?お小遣いのことなんだけど…。

(戸の開閉音)
(美緒里)いらっしゃいませ。
何名様ですか?
(客)1人です。
(美緒里)あっこちらにどうぞ。
(林)お待たせしましたぁ〜!
(大原)うわぁすごいすご〜い。
(河合)へぇ〜お料理が上手ってほんとなんですね。
(林)ずっと料理教室通ってましたから。
たくさん食べてくださいね河合先生。
(大原)何で河合先生だけに言うのよ。
今日は神山先生の歓迎会でしょ〜。
まあ普通はご本人のうちではやらないですけどね。
いいんですよそういうの気にしないで。
家飲みのほうが楽ですから。
(大原)うん外だとさ学校のこと愚痴れないもんね。
それにしてもさ思ったよりすてきなお部屋。
ねぇ。
幽霊が出るなんてうわさほんと失礼。
(林)あっでも押入れにばぁ〜っとお札貼ってありましたよ。
そんなもん迷信よ迷信。
私こう見えてもそういう勘鋭い人。
全然感じないもん。
ちょっと林先生これ全然味しないじゃん!えっ?普通においしいですけど?
(大原)う〜ん?何かね魂抜けてるって感じ?正解!今日岩名先生と窪内先生は?あぁ〜あの2人は。
窪内先生はあんな感じだしほら岩名先生もこうやってなれ合うの嫌いなタイプだから。
あの人頑固ですから。
生徒の中でも怖がられてますし。
(大原)きっとさ今回のアンケートでもいろいろ書かれるわよ。
あの副校長も性格悪いわほんと。
ほほっ。
でもいろいろ書かれるのは私たちもじゃないですか?今の生徒って基本教師のこと見下してる感じしますし。
(大原)保護者の影響でしょ〜。
今は子供に教師の悪口吹き込むなんてざらだもん。
生徒にこびないといい先生扱いされないですからね。
邦っち!とか言われてるもんね。
べつにあれはこびてるわけじゃ…。
呼ばれたらしっかり毎回注意もしてますし。
そういう大原先生だって生徒の評価気にしてるんじゃないですか?
(大原)ううん私はべつに。
生徒に好かれようなんて思ってもないし。
何か言ってること変なんですけどこの先生たちも!・邦っちボール取って!・こっちこっち!・邦っち早く!いくぞ〜!
(大原)体調はどう?大丈夫?まあ何とか…。
(大原)みんなも何かあったらすぐに言うのよ。
先生はみんなを自分の子供みたいに大事に思ってるんだから。
(小山)頑張ってるわよ〜。
今度勉強会でもしない?
(石澤)何でも言ってね。
特にそういうのないです。
(石澤)そんなこと言わず何でも相談に乗るから。
結局みんなこびっこびですね〜。
ばか正直に態度変えない人も1人いますけど。

(岩名)おい根津!もうすぐ授業だぞ!さっさと行け!
(根津)あんたみんなからどう思われてるとか気になんねぇの?教師なんて嫌われてなんぼだろ。
早く行け!河合先生はアンケートのこと気にしないんですか?
(河合)べつに。
私自分が中学のときに教師に何か期待したりしませんでしたし。
教師やってる間は余計なトラブルに巻き込まれないっていうのがモットーですから。

(エンジン音)
(河合)あぁ…トラブル来たかも。
(麗子)とにかく傷ついてるんですようちのりさは。
(河合)やっぱり来ましたね。
(大原)しかも弁護士付き。
(岩名)しかし校則を破ったのはお嬢さんのほうですから。
(弁護士)所持品検査を適法とする根拠はないと思いますけどねぇ岩名先生。
(麗子)そうそう。
それにロッカーから私物を出してたのは別の生徒さんなんでしょ?なのにりさが叱られるなんてあんまりじゃないかしら!ねえ?副校長。
そうですね。
お気持ちはお察しします。
(麗子)だったら娘に謝罪をしてください。
(日野)あのそれは…。
(麗子)でないとそれなりの対応を考えることになりますけど。
(岩名)いや謝罪って…。
担任の神山先生も不愉快でしょ。
自分のクラスの生徒がこんな理不尽な責め方されて。
いやそれは…。
とにかくこれ以上大ごとにするのはよしましょうよ。
それこそ時間の無駄ですし。
(日野)いやあのですね…。
お話はよくわかりました。
(麗子)そう。
では…。
ご意見を要約しますとお嬢さんは法的根拠がなければ常識的なルールを守ることができず適切な指導に対して全く反省する気もなくお母様と弁護士を送り込めば学校が言うことを聞くだろうと考えて泣きついた…。
つまり逆ギレしたということですね。
(麗子)逆…えぇえっ!?我が校は規則を曲げることはできませんし京塚さんもそれに従うことができないようなので双方にとって最善の解決策は…うん転校だと思います。
いやいや!ちょ…ちょっと!そんな…この程度のことでそんな。
この程度のルールが守れないことはお嬢さんの将来にとって大きな問題です。
我々は協力を惜しみませんのでどうぞご安心ください。
あなたも黙ってないで何とか言いなさい!副校長!法律の専門家として申し上げますが。
結構です。
私はこれでも元弁護士ですから。
弁護士?
(河合)うそぉ〜。
お話を続けましょうか?はい。
はぁ!?何でよ?
(舞)どうしたの?りさ。
(りさ)香水取り返せなかったって。
(千夏)マジで?りさんとこママ来てくれたんでしょ?香奈さぁ何で私のワルキューレロッカーから出したわけ?ごめん。
ごめんじゃねぇし!悪いと思ってんなら弁償してよ。
えぇ…。
岩名から取り返すか同じもの買ってきて。
じゃなきゃ気分直んねぇし。
(千夏)りさ…。
何?あんたには関係ないでしょ。

(手嶋)どうした?何かあった?
(大原)校長知ってたんですか?
(日野)ええ。
ただご本人から口止めをされてましたもんで…。
(岩名)霧澤先生。
先ほどのことですが…。
副校長として意見しただけです。
岩名先生を助けたわけではありません。
それに私はあなた方教師や学校を守るためにここにいるわけではないので。
岩名先生。
確かに今の生徒や保護者には問題があると私も思います。
でも…それはあなた方教師にもいえることではないですか?あの…。
やっぱりやな感じ。
(着信音)相田さん。
岡本さんのことで話があるって何のことですか?
(相田)助けてやってほしいんです。
助ける?あいつけっこう無理してるっぽいから。
あっ。
先生どうしたの?家庭訪問です。
ここ家じゃなくて店。
(美緒里)1杯ぐらいいかがです?先生。
いえ。
これも仕事なんで。
あのいつもお手伝いを?
(美緒里)ええ。
ここ最近は。
(香奈)バイト雇うと高くつくしね。
(美緒里)あの…それで今日はどういったことで?
(香奈)学校に私物持ってって没収されたの。
校則違反。
そうなんですか?没収したの岩名だし。
先生関係ないじゃん。
ちょっと香奈!ちょっとおしぼり取ってくる。
(美緒里)すいませんあんな態度で。
いえ今は他の生徒もあんな感じですから。
はぁ…。
あの…今日は本当にそれだけで?えっ?あぁ…あの子小学校のときちょっといろいろあって中学に入ってからはいい友達が出来たみたいで安心してたんですけど。

(香奈)しょっぼい店でしょあそこ。
私が小3のときから始めたから5年ぐらい?全然もうからないしさっさと閉めりゃいいのに。
でもしっかりお手伝いしてたじゃないですか。
りさの香水返してくれないの?あれは京塚さん本人がちゃんと反省しないと。
返してくんないと私がにらまれるんだけど。
返してもあまり状況は変わらないんじゃないですか?何?それ。
京塚さんたちのグループといるといろいろと負担があるみたいですから。
みじめだよね貧乏って本当に。
お待たせ。
うん。
(香奈)おしゃれな子たちとつるむとお金使うこと多いしさ。
他の人たちは好きなもんばんばん買うしこっちもある程度話題に乗らなきゃいけないし。
塾とかうそついて店の手伝いでお小遣いちょっとプラスしても経済格差は埋まらないしね。
そこまでして合わせなくても。
合わせなきゃ友達続けらんないでしょ。
金のかかんない地味目なグループとつきあえってこと?大人ってさ…うちらの人間関係甘く見過ぎ。
私はりさたちとつるんでたいの。
じゃなきゃ誰も守ってくれないでしょ。

(吉岡)今どきのJCは…。
ねえ聞いて聞いて聞いてねえ。
今どきのJCはさ苦労絶えないよね。
1回さああいうのに入っちゃったらさなかなか抜け出せないよ。
まあねあの子のさグループのリーダーもさ根に持ちそうだしな。
言っとくけど余計なこと吹き込むなよ。
えっ吹き込む?えっ一体誰に?神山先生。
神山先生ってば!吉岡さんから聞いたんですけど先生のクラスの…。
何もないよ。
でもすごく悩んでるって。
まだいじめられてもないしグレてるわけでもないし今の時点で何も問題が起きてないんだって。
これからいじめられるかもしれません。
小学校のとき岡本いじめられてたんだと。
えっ?
(相田)俺あいつと同じ小学校だったから。
岡本んちお母さんしかいなくてそれもあったと思うけどお金のこととかいろいろ大変だったみたいで。
そんときの担任が嫌なやつであいつ誰にも守ってもらえなかったんだと思う。
だから京塚たちのグループに無理して入ったのも自分のことを守りたかったからだと思う。
だったらなおさら…。
どうしろっていうんだよ?いじめそうなやつに今からくぎ刺しとけって?仲間外れにされないように金渡しとけばいいのか?そんなの向こうからしたら余計なお世話だろ。
無理するなって言ってあげればいいのに。
大丈夫だもしいじめられそうになっても絶対先生が守ってやるって言ってあげればいいじゃないですか。
私やっとわかりました。
この間からず〜っと変だと思ってた理由。
今の学校がどういう場所なのか見たときも。
ここに来た先生たちの話を聞いていたときも。
どこにも信頼がないんです。
子供たちは先生のことを信じていないし先生も子供たちのことを信じていない。
だから子供たちはほんの少しのことで傷つくし先生も子供たちに踏み込むことができないんです。
何があっても先生が守ってくれるってそんなふうに思ってもらうのが教師としての務めじゃないんですか?
(女子生徒)守ってくれるって言ったくせに。
ううっ…。
私信じてたのに。
できるわけねぇし。
大体俺たち教師のこと先に見下したのは生徒とか保護者の連中のほうだろ。
だから俺たちだって…。
鶏が先か卵が先かなんて考えるだけ無駄です!はぁ?そんなの親子丼にして食べちゃえば一緒でしょ。
何だよ?それ。
わかりません。
自然に口から。
訳わかんねぇし!つうかさっきからうるせぇんだよ!神山先生!生きてる人間はそんな簡単にいかないんだよ!そっちは死んでるからそういうふうに…。
あっ…そうですよね。
私は死んでますから。
でも…生きているから信頼を作ることができるんでしょ。
あぁ〜もう。
・カチャカチャ…
(電卓をたたく音)はぁ〜。
あっごめん。
起こしちゃった?
(香奈)ううん。
それより大丈夫?何が?お店。
(美緒里)あぁ…大丈夫よ香奈がいっつも手伝ってくれてるし。
ねぇ。
老谷美香さん。
(美香)はい。
大宮斗真さん。
(大宮)はい。
岡本香奈さん。
京塚りささん。

(美緒里)香奈大丈夫?お母さんお店のほう行くけど。
うん。
(美緒里)あっこれ今月分の家賃。
後で大家さんが来るからお願いね。

(ドアの開閉音)
(LINE着信音)
(LINEで舞)香奈だいじょうぶ?
(千夏)熱出たんでしょ?辛くない?
(りさ)ワルキューレ明日持ってきてくれる?放課後一緒に買いに行くでもいいけど。
岡本。
お前ま〜たその服か。
まっしかたないよな。
お前のうちは。
・ダッセェ。
何だよその格好…。
・ダッセェなお前。

(河合)あっそれ京塚さんの。
岩名先生から返してもらいました。
えぇ〜じゃあ本人に返しましょうよそれ。
プルルル…プルルル…・・
(留守番電話のアナウンス)ただいま留守にしております。
・ピーッ!と鳴りましたらお名前とご用件をお話しください。
えっ!?家にいませんでしたか?はい家のほうに電話してみたんですけど誰も出なくて。
おかしいわね…。
あのじゃ携帯のほうに連絡してみます。
こちら1点で7,200円になります。
はい。
はぁ〜。
大丈夫よ香奈がいっつも手伝ってくれてるし。
ねぇ。
(店員)お客様?すいません。
(着信音)岡本さん。
岡本さん今までどこ行ってたんですか?最低だ。
ううっ…私最低だ。
ううっ…ううっ…。
おい。
返事くらいしろよ。
コツ!何で姿見せないんだよ。
コツコツ!昨日の話だけどさ…。
悪いけど俺…生徒に何があっても守ってやるなんて言ってやれる自信やっぱないわ。
生徒にそこまで信頼される自信もないし。
生徒をそこまで信頼しようとも…思えない。
それと…親子丼って何なんだよ。
コツコツ!・ふふふっ。
・さすがに言うのも…。
・仲いいよ。
おはようございます。
(生徒たち)おはようございます。
出欠を取る前に全員かばんを机の上に置いてください。
(樹里)えっ?えぇ〜今から抜き打ちでかばんの中を持ち物検査します。
はっ?
(石田)持ち物検査って来週でしょ?
(香織)抜き打ちでやっていいんですか?神山先生待ってください。
いくらなんでもそれは…。
それじゃ前の人から1人ずつ教卓にかばんを置いて開いてください。
まずは葉山さん。
葉山さん。
何もないですね。
(風)プライバシーの侵害。
次は小久保さん。
下川さん。
次は岡本さん。
これは何ですか?えっ?香水ですね。
違反品だから没収です。
ちょっと待ってよ!京塚さん何ですか?席に着いてください。
次は柚木さん。
抜き打ち検査は今後も定期的に行ないます。
これからはこういうものを学校に持ってこないように。
つうかやり過ぎじゃねぇの?
(手嶋)問題になるんじゃないっすか?まあ問題になるだろうけど君たちがやってる私物の持ち込みもルール違反ですから。
学校が決めたルールの中で皆さんは全員が平等なんです。
そしてそのルールは皆さんを縛るためのものじゃなくて皆さんを守るためのものなんです。
苦情は受け付けます。
言いたいことがある人はいつでも言いにきてください。

(ドアの開閉音)・ふざけんなよ。
どうしてあんなことしたんですか?まあ…何となく。
困りますよ。
副担任の私だって巻き込まれることになるんですから。
そうなったら申し訳ないですけど今日はちょっと信じてみようかなと思って。
信じるって誰を?いやこっちの話です。
ちっ何だ…めんどくせぇじゃんあいつ。
(りさ)香奈ワルキューレ買ってきてくれてたんだ。
(りさ)最悪。
また神山に取られちゃったし。
(舞)災難だよね。
せっかく香奈買ってきてくれたのに。
(千夏)どうすんの?りさ。

(日野)困りますよ神山先生。
学校の規則に反するようなことをされては。
すいませんでした。
以後気を付けます。
(大原)何でいきなり抜き打ち検査なんかしたのかしら。
さあ…。
憎まれ役を買ってでたんだろ。
えっ?えっ?
(吉岡)おぉ〜あんたわかってんじゃん。
(日野)まあうちの学校にはうちの学校のまあ特徴といいますか…。
(りさ)香奈。
今日お茶して帰ろうよ。
ごめん今日はちょっと。
えっ?塾の日じゃないでしょ。
うち母親が店やっててさそれの手伝い。
それにちょっと金欠だし。
だからまた今度ね。

(美緒里)香奈何かあった?何で?何となく。
何それ。
(美緒里)ふふふっ。
ふふふっ。
おかえりなさい。
ただいま。
パチパチパチ…何だよ?俺はべつに何もしてない。
そうですか?ほんとはとことん守ってやるべきなんだろ?でも気持ちは伝わってます。
生徒のためにしたことならちゃんと伝わってます。
・「Joy!!」そんなの期待してねぇし。
・ピンポーン!・
(日野)いかがです?生徒の生の声は。
あまり芳しくはないですね。
そりゃそうですよ。
でもまず現状を把握することが第一です。
今の教育現場には信頼という概念が失われています。
学校と教師は生徒と保護者のモラルの低下を主張しますし生徒と保護者は学校と教師の質の低下をやり玉に挙げていますから。
まあ鶏が先か卵が先かの話ですから。
そんなの…親子丼にして食べてしまえば一緒です。
はぁ?あぁ…。
昔ある人が言ってました。
一体どうしたんですか?森野さん。
ちょっとお話があって。
お邪魔していいですか?いや女子生徒を家に上げるっていうのはちょっと…。
もう1人いるでしょ?そこに。
えっ?えっ?
(冬木)君芸能界とか興味ないかな?
(香織)スカウト?
(明日香)モデルっていうかタレントかな。
(香奈)ちょっと心配じゃない?
(明日香)私がだまされてるって言いたいの?そうでなければいいと思ってます。
2014/04/16(水) 02:14〜03:14
関西テレビ1
幽かな彼女 #02[再][字]【人間と幽霊のハートフル・ラブコメディ! 香取慎吾 杏】

「中学生にも経済格差!?」
香取慎吾 杏 
前田敦子 北山宏光