半年前、伊豆大島で起きた土砂災害。
こうした災害のおそれのあるときに、どう避難を呼びかけるべきか。
新たな国のガイドラインの説明会が行われました。
東京・渋谷駅前のシンボル、実は2代目。
初代の姿を知る貴重な資料が80年ぶりに見つかりました。
こんばんは、ニュース7です。
緊張の続くウクライナで、新たな動きです。
東部のドネツク州で、警察署などを占拠している親ロシア派の武装集団に対し、ウクライナのトゥルチノフ大統領代行は、強制的に排除する作戦を開始したと発表しました。
しかし、現地では双方の衝突などは伝えられていません。
ウクライナのトゥルチノフ大統領代行は15日、議会で演説し、ウクライナ東部のドネツク州北部で、親ロシア派の武装集団を強制的に排除する作戦を開始したと発表しました。
そのドネツク州北部では、武装集団がスラビャンスクなど複数の都市で治安機関の建物を占拠。
暫定政権が投降するよう求めた期限を、1日以上過ぎても、投降する気配を見せていません。
15日の演説でトゥルチノフ大統領代行は、ウクライナを分断する試みを阻止するとしたうえで、作戦は段階的に責任を果たしながら慎重に行われるだろうと述べ、多くの犠牲者を出さないよう、慎重に行う考えを強調しました。
ただ現地のメディアは、今のところ本格的な強制排除が始まったという情報は伝えておらず、こう着した状況が続いています。
では、ウクライナ東部、スラビャンスクにいる市瀬記者と電話がつながっています。
市瀬さん、現地の状況、今どうなっているのでしょうか?
私は今、住民らによって占拠されたスラビャンスクの警察署前にいます。
今のところ、軍が強制排除に乗り出した様子はありません。
平穏です。
警察署前の道路には、高さ2メートル余りにわたって、タイヤのバリケードが築かれています。
その上にはロシアの三色旗がひるがえっています。
バリケードの内側には、覆面をした若者数人らが警備に当たっています。
若者らは、こん棒や鉄製のバットを持って警戒していますが、銃器などは持っていません。
周辺には親ロシア派の市民らおよそ100人が集まって、住民投票を求める!などと気勢を上げて占拠を続ける若者らを支援していました。
市民の一人は、暫定政権の言いなりにはならない。
私たちの声が聞き入れてもらえるまで、占拠を続けると話していました。
以上、スラビャンスクからお伝えしました。
では次のニュースです。
土砂災害や水害、そして津波。
こうした災害が発生するおそれがあるときに、市町村がどのように避難を呼びかけるべきか。
国は先週、新たなガイドラインをまとめました。
その市町村を支援する立場の都道府県の担当者を対象にした説明会がきょう開かれました。
半年前、伊豆大島で起きた大規模な土砂災害。
死者・行方不明者は39人に上りました。
しかし、地元の大島町は事前に避難勧告を発表できませんでした。
これをきっかけに国は市町村が避難勧告や指示などをどの段階で出すべきか、その目安となるガイドラインを9年ぶりに見直しました。
この新たなガイドラインに沿って、市町村はそれぞれの実態に即した発表基準や対象地域を決めることになります。
その際、市町村に情報を提供したり、助言したりするのが都道府県です。
きょう、内閣府が都道府県の担当者を対象にした説明会を開き、市町村への支援を強化するよう求めました。
その今回のガイドラインの内容です。
土砂災害、水害、津波、そして高潮のこの4つの災害で、それぞれ避難を呼びかける目安を示しています。
まず土砂災害です。
大雨警報などの段階では、避難準備情報、土砂災害警戒情報などが出たら、避難勧告、さらに雨が強まって、記録的短時間大雨情報が発表されたときなどは、避難指示を出すとしています。
この目安を去年10月の伊豆大島のケースに当てはめてみます。
伊豆大島で大規模な土砂災害が起きたのは、10月16日の午前2時ごろから午前4時ごろと推定されています。
その前日の午後5時半過ぎに大雨警報が発表されました。
新たなガイドライン、この段階で、避難準備情報を出すことになります。
さらに午後6時過ぎ、今度は土砂災害警戒情報、この時点で、避難勧告を出します。
土砂災害が発生する8時間ほど前には、避難を呼びかけられることになります。
ただ、大島町はすでに基準を見直していまして、今回のガイドラインよりさらに早い段階で避難を呼びかけることにしています。
続いて水害です。
比較的大きな川の場合、避難判断水位で避難準備情報。
氾濫危険水位で避難勧告、そして被害が発生しましたら、避難指示など、水位を基準に判断するとしています。
津波の場合は、こちらです。
迅速に避難する必要があるため、大津波警報、津波警報、津波注意報、いずれの場合も、基本的に避難指示を発表するべきだとしています。
避難指示を出す地域ですが、大津波警報は、考えうる最大クラスの津波で浸水が想定される地域、津波警報は3メートルの津波で浸水が想定される地域、またこちらの津波注意報でも、漁業者や港で働く人、それに海水浴客などに避難を促すため、堤防よりも海側の地域などに限って出すとしています。
そして高潮です。
高潮は高潮警報が出ると予想された場合は、避難準備情報ではなく、初めからこの避難勧告以上を発表します。
こうした目安に沿って、市町村はそれぞれの実態に即して、避難を呼びかける基準や対象の地域を決めることになります。
しかし、実際避難を呼びかけたときには、市町村だけでは対応できないおそれがあるという声が、多くの住民を抱える都市部で上がっています。
東京湾に面する東京・江戸川区です。
面積のおよそ70%がいわゆる海抜ゼロメートル地帯です。
大規模な水害などの際には、およそ68万人の住民の大半が、避難を余儀なくされることも考えられますが、区内の避難場所だけでは受け入れられないおそれがあります。
江戸川区は、周辺の自治体に協力を求め、受け入れ先を探しています。
しかし、混乱なく避難してもらうには、移動手段の確保や、通行規制など、区の枠組みを超えた対応が必要になると見ています。
国も都道府県の担当者を集めた説明会で、避難勧告を出す区や市町村への支援を呼びかけました。
毎年毎年、県のほうも、市町村のほうも、極端な話、2年か3年で担当が変わっていきますので、これは毎年のように、梅雨期に入る前には、お互いに確認して、それでこういうことになっているから、このときにはこうしましょうよという体制作りは出来ている所もいっぱいあります。
ありますけれども、それを全国で展開してほしいと。
さて、東京・渋谷駅前のシンボルとして親しまれている、ハチ公の銅像。
実は、現在のものは2代目であることをご存じでしょうか?初代のハチ公像は、戦時中に金属不足を補うため撤去されてしまい、写真もほとんど残っていません。
その失われた初代ハチ公像の原型となった石こう像が、80年ぶりに見つかりました。
渋谷駅前といえばハチ公像。
待ち合わせの場所として、多くの人に親しまれています。
今のハチ公像を作ったのは、彫刻家の安藤士さんです。
こちらは初代のハチ公像。
安藤さんの父親の照さんが作りました。
戦前の昭和9年、ハチ公をアトリエに呼んで、制作しました。
ところが、戦時中、不足していた金属を補うため、像は撤去されてしまいます。
さらに、太平洋戦争末期、渋谷は空襲で焼け野原になり、照さん自身も亡くなりました。
戦後、息子の士さんは、平和のシンボルにしようと、2代目の制作に取りかかります。
資料が焼けてしまい、当時は記憶だけが頼りでした。
ところが今月。
原型となった石こう像が、東京都内の住宅から80年ぶりに見つかったんです。
調査を進めていた渋谷区の郷土博物館が、安藤照さんの作品と確認しました。
高さは20センチ余り。
台座には照の字が刻まれています。
大きな像を制作する前に試作したひな型と見られています。
安藤照さんと交流があった所有者の母親が譲り受け、保管していました。
今回見つかった初代のひな型と、2代目のハチ公像。
その表情は少し異なります。
正面を見据え、厳しい表情をした初代に比べ、2代目は穏やかな顔つきをしています。
2代目を作った士さんは、ハチ公像に平和への願いを込めたと話します。
今回見つかった石こう像について、渋谷区郷土博物館の専門家は。
初代ハチ公像が渋谷に立てられて今月21日でちょうど80年。
郷土博物館は、見つかった石こう像を、今後、公開する方向で検討しています。
はしかの患者が例年より多くなっています。
ことしの3か月余りで、すでに去年1年間の患者数を超えたことが分かりました。
流行のピークは5月から6月とされていて、専門家はワクチン接種の徹底を呼びかけています。
さいたま市浦和区にある小児科の医院です。
きょうは3組の親子がはしかの予防接種を受けに訪れました。
はしかは全身に発疹が出るウイルス性の感染症です。
まれに脳炎などを起こして重症化し、最悪の場合は死亡することもあります。
そのはしかの患者が、ことしは例年より多くなっています。
今月9日までに報告された患者は、253人。
すでに去年1年間の232人を上回りました。
初めははしかが流行しているフィリピンから帰国した若者が、発症するケースが目立っていましたが、現在は10歳未満の子どもたちが、患者の半数近くを占めています。
患者数が多い理由は、まだよく分かっていませんが、はかしは発熱やせきなどの初期症状がインフルエンザとよく似ているため、医師がインフルエンザと間違えて対応するうちに、医療機関の中で感染が広がったケースが複数あったということです。
患者の8割は、ワクチンを接種していないか、接種歴が分からない人だということで、専門家はワクチンの接種を徹底してほしいと呼びかけています。
ふるさとの戻る、その日に向けた取り組みが始まりました。
東日本大震災の前、サケが上る全国有数の川として知られた、福島県楢葉町の木戸川。
原発事故の避難区域に指定され、サケ漁は中断したままですが、地元の漁協がきょう、漁の復活を目指して、4年ぶりに稚魚を放流しました。
今も原発事故の避難区域になっている、楢葉町の木戸川です。
町のシンボルになっていたサケ漁の復活を目指して、4年ぶりに稚魚の放流が行われます。
放流したのは、漁協の組合員や職員など10人ほど。
サケの稚魚は1万匹、体長は5センチほどです。
いわき市の漁協から譲り受けました。
平成20年の映像です。
木戸川は震災前、年間およそ7万匹のサケが水揚げされる、全国有数のサケ漁の川でした。
しかし、地震と津波で稚魚を育てるための施設は、大きな被害を受けました。
さらに原発事故の影響で、川を含む地域が避難区域に指定され、サケ漁も稚魚の放流も中断したままです。
町に戻るその日のために、漁を再開できないか。
漁協はおととしと去年、震災前に放流して戻ってきたサケの安全性を調べました。
その結果、放射性物質が検出されなかったことから、漁協は4年ぶりに稚魚を放流することにしたのです。
楢葉町は、避難指示の解除に向けて来月にも帰還時期の見通しを示したいとしています。
漁協は、来年度中にふ化場を復旧させ、再来年の春に、自分たちで育てた稚魚の放流を始めたい考えです。
その数年後、戻ってきたサケでかつての漁の復活を目指します。
機密情報を漏らしたとして訴追されている、CIAの元職員、スノーデン容疑者。
その情報をもとに、アメリカの情報機関が大量の個人情報を収集していた実態を明らかにした、イギリスのガーディアンとアメリカのワシントンポストが、優れた報道などに贈られるピュリツァー賞を受賞しました。
ピュリツァー賞を受賞した2社は、CIA・中央情報局の元職員、エドワード・スノーデン容疑者が提供した機密文書をもとに、アメリカ政府の情報機関、NSA・国家安全保障局が秘密裏に通信会社などから大量の個人情報を収集していた実態を報道。
アメリカの人権団体などからは、NSAによる個人情報の収集に、反発が集まりました。
さらには、国家間の信頼関係を揺るがす事態にも発展しました。
ドイツのメルケル首相など、各国首脳の通信を傍受していたことも明らかになったのです。
一連の報道によって、国家の安全保障と個人情報の保護の問題が浮き彫りになりました。
その機密文書を提供したスノーデン元職員は、ロシアで亡命生活を送っています。
今回、2社が受賞したことについて、声明を発表。
この中で、両社の受賞は政府の役割が情報公開にあることの正しさを証明するものだ。
両社の優れた報道に感謝している。
こうした報道は、よりよい未来と、責任ある民主主義に貢献するものだとしています。
一方、アメリカ政府は、テロ対策には個人情報の収集は必要だとする立場です。
ピュリツァー賞の審査に当たったころんびあだいがくは次のように説明しました。
STAP細胞の存在などについての説明が注目されます。
STAP細胞の論文を、小保方晴子研究ユニットリーダーと共同で執筆した、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの、笹井芳樹副センター長が、あす記者会見を開くことになりました。
論文は、笹井副センター長が、小保方リーダーの執筆を指導する形でまとめられていて、会見では、理化学研究所の調査委員会が認定した、ねつ造などの不正やSTAP細胞の存在について、どのように説明するのか注目されます。
タクシーの乗客のクレジットカード情報をもとにカードを偽造し、買い物をした疑いです。
逮捕されたのは、派遣社員の鈴木正幸容疑者や元タクシー運転手の重村幸輝被告ら4人で、重村被告はすでに起訴されています。
警視庁によりますと、重村被告がタクシーの乗客のクレジットカード情報を料金支払いの際、スキミングの装置で盗み取り、鈴木容疑者らがカードを偽造していたということで、警視庁は、450万円分の買い物をしていたと見て調べています。
中国海軍は、今月下旬に各国の海軍を招いて行う予定だった国際観艦式を、急きょ、中止すると発表しました。
行方が分からなくなっているマレーシア航空機の捜索活動を理由に挙げています。
観艦式には、日本の海上自衛隊の艦船が、5年前の前回に続いて招待されず、アメリカ海軍も艦船の派遣を見送ることを決めました。
関係者の間では、アメリカが中国に抗議を表したという見方が出ており、式の中止はこうしたことも影響している可能性があります。
インターネット関連会社の元社員、片山祐輔被告が、複数のパソコンを遠隔操作し、インターネットの掲示板などに、殺害や爆破の予告を書き込んだとして、威力業務妨害などの罪に問われている裁判。
遠隔操作ウイルスに使われたC♯という言語を使って、プログラムを作ることができたかどうかが、争点の一つになっています。
同僚だった男性は、元社員に、この言語でプログラムを作ってもらったと、法廷で証言しました。
これに対し、元社員は、ネット上のサンプルを使っただけだ。
何も見ずにプログラムを作る能力は、自分にはないと反論しています。
日本時間の午後3時ごろから、満月が徐々に欠け始めました。
アメリカなどで観測された、皆既月食です。
月食でも月は完全に暗くならず、僅かな太陽の光を受けて赤黒く輝くため、アメリカでは、英語でブラッド・ムーン、血の月とも呼ばれています。
次の皆既月食は10月8日で、国立天文台によりますと、日本を含む太平洋の広い地域で観測できるということです。
プロ野球の統一球を製造しているメーカーが会見し、今シーズンのボールが定められた基準を超え、飛びやすくなっていたことを謝罪したうえで、早ければ、来週から基準に合ったボールを使えるようにしたいと説明しました。
メーカーによりますと、問題の原因として、ボールの芯に巻きつけるウールの糸が乾燥していたことが想定されます。
また検査機械を別の工場に移したため、検査に影響が出て、基準を超えたボールを見つけられなかった可能性があるということです。
メーカーでは、保管してある統一球の中から、基準に合うものを選び、あさって検査機関で正式な検査を受けたうえで、早ければ、今月22日の公式戦から使えるようにしたいと話しています。
2年続けて統一球が問題となっていることに、選手は。
プロ野球は、ナイトゲーム6試合です。
ソフトバンクは1回、イ・デホのタイムリーなどで、2点を先制しました。
ヤルクトがバレンティンのタイムリーなどで、リードしています。
気象情報は岡村さんです。
こんばんは。
こちら、色とりどりのチューリップが一面に広がっています。
大分県佐伯市では、地元の人たちが植えた3万5000本のチューリップが見頃を迎えています。
赤やそして黄色、ピンクと、たくさんの色が鮮やかですね。
さあ、あすも晴れて、さらにきょう以上に、気温が高くなる所がありそうなんですね。
きょうも暖かかったですけれども、あすはさらに気温が上がるんですね?
そうなんです。
その理由を見ていきましょう。
きょうは九州の西に高気圧の中心がありましたが、あすはこの高気圧の中心、東へと移動して、さらに日本に近づきます。
このため高気圧のへりを回る南からの暖かい空気がきょう以上に流れ込みまして、東日本、西日本を中心に気温が高くなります。
最高気温の予想を見てみますと、特に気温が高くなるのは、関東から西の地域です。
京都や名古屋は25度の夏日の予想ですし、東京や宮崎も24度と、汗ばむ陽気になりそうです。
それではあすの予報を見ていきましょう。
あすも全国的に晴れ間が広がります。
一部、天気が崩れそうなのは北海道のみで、一時的に雨や雪の所があるでしょう。
春山シーズンを前に、新人がデビューです。
山岳警備隊の遭難救助訓練。
この春、入隊した新人4人が挑戦しました。
2014/04/15(火) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]
▽大雨・津波…いつ避難 国の新指針に自治体は 【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】岡村真美子
詳細情報
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【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】岡村真美子
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