最新「ネットスラング」2014春
Twitterが一般化し、2ちゃんねるのまとめアプリが人気を博すなど、市民権を得つつあるネットカルチャー。しかし、2ちゃんねるのまとめなどを見ていても、ネットカルチャー独特の用語やスラングが理解できないこともあるだろう。そこで、2014年に入ってから今流行ったネットスラングについて、Webサイト「ネット王子」の運営者に教えてもらった。
まず挙がってきたのは「リトル○○」という言葉。心の中にある素直な気持ちを表したい時に使うそうで、○○には自分の名字を入れる。例えば会社を休みたい時には「リトル◯◯が…布団から出たくないと言っている」と用いるのだとか。この言葉は、サッカー選手の本田圭佑がACミランに入団する際の移籍会見で発した「心の中のリトル本田に聞いた」に由来する。
お次に出たのは「1号たん」。萌え要素満載の言葉だが、こちらは三重県にある鳥羽水族館にいたダイオウグソクムシ「No.1」の愛称だ。約5年間絶食していたため、ニコニコ生放送上で餌を食べるか観察する番組が反響を呼んだ。死亡してしまった直後の2月19日には、ニコニコ生放送で追悼番組が放送されるほど、多くのネットユーザーの関心を集めていた。
そして、同じく2月に話題となったのが「恋人といる時の雪って特別な気分に浸れて僕は好きです」。なんだコレ? と思う人も多いはずだが…。元ネタは、2013年にテレビで放送されたカップルのインタビュー。誇らしげに言い放つ彼氏と、その発言を聞いて顔を隠して恥ずかしがる彼女の姿がネット上で話題になり、2014年2月8日に都心で大雪が降った際に大ブレイク。取材時の様子をアニメのキャラクターで表現したイラストもTwitterで広く拡散された。
「リア充爆発しろ」は私生活が充実している人に対して嫉妬をこめて使う言葉だが、これに対抗する言葉があるのをご存じだろうか? 「キモヲタ凝縮しろ」である。Twitter上に、当該セリフがある漫画の1シーンが投稿されたことから流行したそう。これを受けて「キモヲタなので凝縮します…」というあきらめの言葉や「リア充の反対がキモヲタなんておかしい」という反論のツイートも相次いだ。
最後は「ワキガ」という言葉。2014年に入ってから流行したようだが、実はこれ、アニメ『Wake Up Girls!』の略称のこと。公式の愛称は、頭の文字を取ってWUG(ワグ)らしいが、ネットユーザーの間ではワキガで定着してしまったのだ。ちょっと強引すぎる名付け方は、ネットならではといえそう。
知っているものはいくつあっただろう? 流行しては消えていく、ネットスラング。これからまたどんな言葉が生まれるのだろうか。
(石井瑞穂/アバンギャルド)
【取材協力先】
旬なネット用語を5000語以上収録「ネット王子」
http://netyougo.com/
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※コラムの内容は、R25スマホ情報局から一部抜粋したものです
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まず挙がってきたのは「リトル○○」という言葉。心の中にある素直な気持ちを表したい時に使うそうで、○○には自分の名字を入れる。例えば会社を休みたい時には「リトル◯◯が…布団から出たくないと言っている」と用いるのだとか。この言葉は、サッカー選手の本田圭佑がACミランに入団する際の移籍会見で発した「心の中のリトル本田に聞いた」に由来する。
お次に出たのは「1号たん」。萌え要素満載の言葉だが、こちらは三重県にある鳥羽水族館にいたダイオウグソクムシ「No.1」の愛称だ。約5年間絶食していたため、ニコニコ生放送上で餌を食べるか観察する番組が反響を呼んだ。死亡してしまった直後の2月19日には、ニコニコ生放送で追悼番組が放送されるほど、多くのネットユーザーの関心を集めていた。
そして、同じく2月に話題となったのが「恋人といる時の雪って特別な気分に浸れて僕は好きです」。なんだコレ? と思う人も多いはずだが…。元ネタは、2013年にテレビで放送されたカップルのインタビュー。誇らしげに言い放つ彼氏と、その発言を聞いて顔を隠して恥ずかしがる彼女の姿がネット上で話題になり、2014年2月8日に都心で大雪が降った際に大ブレイク。取材時の様子をアニメのキャラクターで表現したイラストもTwitterで広く拡散された。
「リア充爆発しろ」は私生活が充実している人に対して嫉妬をこめて使う言葉だが、これに対抗する言葉があるのをご存じだろうか? 「キモヲタ凝縮しろ」である。Twitter上に、当該セリフがある漫画の1シーンが投稿されたことから流行したそう。これを受けて「キモヲタなので凝縮します…」というあきらめの言葉や「リア充の反対がキモヲタなんておかしい」という反論のツイートも相次いだ。
最後は「ワキガ」という言葉。2014年に入ってから流行したようだが、実はこれ、アニメ『Wake Up Girls!』の略称のこと。公式の愛称は、頭の文字を取ってWUG(ワグ)らしいが、ネットユーザーの間ではワキガで定着してしまったのだ。ちょっと強引すぎる名付け方は、ネットならではといえそう。
知っているものはいくつあっただろう? 流行しては消えていく、ネットスラング。これからまたどんな言葉が生まれるのだろうか。
(石井瑞穂/アバンギャルド)
【取材協力先】
旬なネット用語を5000語以上収録「ネット王子」
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