西野カナに5億人!マカオでアジア最大音楽祭に出演「次はヨーロッパでも」
【マカオ23日=高橋誠司】歌手の西野カナ(25)が、ザ・ベネチアン・マカオのコタイ・アリーナで行われたアジア最大の音楽祭「チャイナ・ミュージック・アワード」に出演した。アジア各地の人気歌手や米国のリッキー・マーティン(42)に並び「アジアで最も影響力のある日本人歌手」に選ばれた西野は約5億人が視聴するというステージに「信じられないけど、すごくチャンスを頂いた」と海外進出へも意欲を見せた。
8か国・地域約40組のアーティストが集う中、「アジアで最も影響力のある日本人歌手」に選ばれたトロフィーを受け取った西野は「こんなステージに立ててすごく光栄です」とあいさつ。新曲「We Don’t Stop」(5月21日発売)を披露し、約3500人の観客と生中継されたアジア各地の音楽ファンに歌声を届けた。
台湾、香港を始め、中国圏では日本の新たな歌姫として音楽チャートやファッション誌などで認知されている西野。日本からの出演は、03年の浜崎あゆみ(35)、12年の倉木麻衣(31)に続いて3人目。開演前のレッドカーペットでは日本語で「かわいい!」という声も飛び交う中、「すごくうれしい!」と笑顔を輝かせた。
歌だけでなく、日本のファッションの代表としても注目を集めるだけに衣装でも魅了。レッドカーペットではエレガントな白いドレスと、ステージでは対照的なスポーティーなTシャツにシルバー素材のタイトスカートという今年の流行のスタイルで日本の“ファッションアイコン(象徴)”としても強烈アピールした。
今年で18回目を迎える同アワードは、音楽チャンネル「チャンネルV」を通じて約5億人が視聴するといわれるアジア最大の音楽の祭典で“アジアのグラミー賞”ともいわれる。今回は中国のクリス・リー、香港のカレン・モク、韓国のEXOらアジア勢のほか、米国からマーティン、英国サッカーを代表するデービッド・ベッカム氏(38)らが登場し、アリーナを盛り上げた。
日本を代表してアジアの晴れ舞台に立った西野は「同じアジア人として親近感も湧くし、すごく刺激も受けた」。セレブリティーの仲間入りを果たし、「いろいろな楽曲に挑戦して、次はヨーロッパでも歌える機会があれば」と海外進出にも意欲を見せた。