オバマ大統領「人生で一番おいしいすし」3度目の来日、安倍首相と夕食

2014年4月24日6時0分  スポーツ報知

 オバマ米大統領(52)が23日午後6時49分、専用機で羽田空港に到着した。オバマ氏の来日は2010年11月以来、約3年半ぶり3度目で、国賓としては初めて。米大統領の国賓招待は1996年のクリントン氏以来18年ぶりだ。

 尾翼に星条旗が描かれた大統領専用機「エアフォースワン」から降りたオバマ氏は、ケネディ駐日米大使らに出迎えられると、空輸してきた大統領専用車に乗り込み、宿泊先へと向かった。

 その後、午後8時過ぎから安倍晋三首相(59)と非公式の夕食会に臨んだ。元首級の来日では迎賓館や官邸で夕食会を開くのが慣例だが、オバマ氏の好物がすしと聞いた日本側が選んだのは、東京・銀座のすし店「すきやばし次郎」。オバマ氏は、店の前で出迎えた安倍氏に「シンゾウ」と呼び掛け、安倍氏からは「How are you?」と返された。2人はがっちりと握手を交わし、夕食会は始まった。

 夕食会の舞台となった「すきやばし次郎」は格付けガイド本の「ミシュラン・ガイド」でも、最高となる3つ星評価を7年連続で獲得した高級店。店主の小野二郎氏(88)のドキュメンタリー映画「二郎は鮨(すし)の夢を見る」は米国で昨年秋に公開され、海外でも知名度は高い。二郎氏は「スシ・ゴッド」とも称されているという。店内にはローマ字表記のメニューも置かれ、値段は1人前3万円からとなっている。

 夕食会には2人のほかに、ケネディ大使、ライス米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)、佐々江賢一郎駐米大使、矢内正太郎国家安全保障局長も同席した。安倍氏がオバマ氏に日本酒をお酌するなど会談は終始、和やかな雰囲気。安倍氏によると、オバマ氏は「人生の中で一番おいしいすしだった」と口にしたという。

 24日には日米首脳会談を行い、環太平洋連携協定(TPP)についても協議する見通しだ。

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