インターネット検索大手のグーグルは24日、地図上で選んだ場所が360度見られる「ストリートビュー」で、過去の写真と比較できる新サービスを世界同時にスタートする。世界の景色や街並みの移り変わりをネットで見ることができ、東日本大震災で被災地の記録を残すため生まれたサービスが世界に広がる。

 グーグルは街の移り変わりに合わせストリートビューの写真を更新しており、過去に撮影された場所ならば、どこの場所でもさかのぼって見ることができる。

 例えば、2012年に赤れんがの丸の内駅舎が復元された東京駅は、09年11月以降の4枚が見られ、駅舎が完成するまでの変化を確認できる。京都の観光名所「哲学の道」では、最新の写真は秋口のものだが、過去に撮影された桜の時期の写真も公開し、季節の移り変わりを感じられる。