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浜岡原発 効率よくて避難に28時間4月24日 10時45分
静岡県にある中部電力浜岡原子力発電所で重大な事故が起きた場合、30キロ圏のおよそ86万人が避難に要する時間について静岡県は最も効率よく避難できたとしても28時間余りかかるとする試算の結果を公表しました。
東京電力福島第一原発の事故のあと、国が重大事故の防災対策の範囲を10キロから30キロの圏内に広げたことを受け、静岡県は浜岡原発から30キロ圏内の住民およそ86万人が避難するのにかかる時間をさまざまなケースで試算しました。
このうち津波と地震の複合災害が起きて一部の道路が使えなくなり、渋滞が起きないよう、段階的な避難を呼びかけたケースでは、ほぼ全員が避難を終えるのに28時間15分かかるとしています。
このケースでは、1台の車に3人が同乗するなど最も効率のよい条件を想定しているため、静岡県はもっと時間がかかるおそれがあるとしています。
静岡県原子力安全対策課は「あくまで試算であり、市や町と話し合いを深めて避難計画に反映させたい」と話しています。
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