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ポルトガル 3年ぶりに国債発行
4月24日 4時06分

3年前に財政危機に陥り、EU=ヨーロッパ連合などから、金融支援を受けてきたポルトガル政府は、23日、3年ぶりに10年ものの国債を発行して日本円で1000億円余りを調達し、支援からの脱却に弾みがつくことになりそうです。

発表によりますと、ポルトガル政府は23日、10年ものの国債を発行し、7億5000万ユーロ、日本円で1000億円余りを調達しました。
ポルトガル国債の債券市場での利回りは、ヨーロッパの信用不安が拡大していたおととし1月に17%を超え、金利の負担が大きいことから自力での資金調達は極めて難しい状況でしたが、今回の発行での平均利回りは、3.575%となりました。
ポルトガル政府が10年ものの国債を発行するのは、2011年4月以来3年ぶりで、財政危機に陥りEUなどから金融支援を受けて以降初めてとなります。
ポルトガルに対する金融支援は、来月、終了する見通しで、今回、ポルトガル政府が自力での資金調達に成功したことで、支援からの脱却に弾みがつくことになりそうです。
ヨーロッパの信用不安によって金融支援を受けた国を巡っては、すでに支援から脱却したアイルランドが先月、10年ものの国債の発行を再開したほか、支援が続くギリシャも今月、5年ものの国債を発行するなど、自力で資金を調達する動きが相次いでいます。

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