ウクライナ東部で米記者拘束か4月24日 5時22分
ウクライナ東部で親ロシア派の武装勢力が地方政府の庁舎などの占拠を続け緊張が高まるなか、現地で取材していたアメリカ人記者が親ロシア派に拘束されたという情報があり、アメリカ政府はロシアに対し、解決に向けて影響力を行使するよう求めました。
アメリカ国務省のサキ報道官は23日、「ウクライナ東部のスラビャンスクで、アメリカ人ジャーナリストが親ロシア派に誘拐されたという情報があり、深く懸念している」というコメントを発表しました。
そのうえで「ロシアが親ロシア派への影響力を行使して、ウクライナ東部で拘束されているすべての人質を釈放させるよう呼びかける」として、ロシアに対し解決に向けて影響力を行使するよう求めました。
このジャーナリストは、アメリカのドキュメンタリー制作会社「バイス・ニュース」の記者、サイモン・オストロフスキー氏とみられていて、バイス・ニュースはホームページで、「オストロフスキー記者の安全を確保するため国務省などと連絡を取っている」という声明を発表しています。
ウクライナを巡っては、アメリカやロシアなどが先週、武装集団を武装解除し違法に占拠した建物からの退去を求めることで合意しましたが、東部ではそのあとも退去の動きなどは見られておらず、アメリカが支援するウクライナの暫定政権と、抵抗する親ロシア派の間で緊張が高まっています。
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