中華航空機事故から20年に04月21日 19時16分
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名古屋空港で、当時の中華航空機が墜落し、264人が犠牲となった事故から4月26日で20年になります。
これを前に、21日、遺族会の会長が滑走路脇の慰霊碑を訪れ、改めて「事故を繰り返してはいけない」と訴えました。
事故は平成6年4月26日の午後8時15分ごろ、名古屋空港に着陸しようとした当時の中華航空機が滑走路脇に墜落したもので、乗員・乗客、合わせて264人が犠牲となりました。
事故からまもなく20年となる、21日、遺族会の山本昇会長が名古屋空港の滑走路脇に設けられた慰霊碑を訪れ、布を使って汚れを丁寧に拭き取ったり、周辺の草を刈ったりしました。
慰霊碑は、遺族たちが事故や風化防止を願って平成10年に設置したもので「同じ悲しみを繰り返さないように、世界の空が安全でありますように」と記されています。
山本会長は「1年に1回、慰霊祭を前に、きちんと掃除することが大切だと思います。20年という歳月は、事故の風化が懸念されますが、26日の慰霊の日は事故を繰り返してはいけないと改めて考えるきっかけにしてほしい」と訴えていました。遺族会は4月26日、空港に隣接する愛知県春日井市の慰霊施設「やすらぎの園」で、午後1時から慰霊祭を開くほか、事故発生時刻には、全員で黙とうを捧げることにしています。