By jinterwas

反省だけならサルでもできる」というフレーズが流行したようにサルが高度な知能を有することはよく知られていますが、最新の脳科学者の研究によって、「足し算だけならサルでもできる」という事実が発見がされています。

Symbol addition by monkeys provides evidence for normalized quantity coding
http://www.pnas.org/content/early/2014/04/17/1404208111

Watch out - monkeys can now do math - Vox
http://www.vox.com/2014/4/21/5636286/monkeys-can-do-math

ハーバード大学の脳科学研究者のマーガレット・リビングストーン博士の研究チームは、アカゲザルに数字を教え込んだあと、数字の大小を判断できることだけでなく、足し算までできることを発見しました。この研究は、米国科学アカデミー紀要(PNAS)で発表されています。

実験では、まず、サルに0から25までの数字が書かれたカードを覚えさせ、その後、2枚のカードを見せて数字の大きなカードを選んだときだけエサを与えるという訓練を繰り返しました。すると、徐々に数字を理解したサルは、単に2つの数字の大小を理解して判断できるようになっただけでなく、数を足し算してその大小まで判断できるようになったとのこと。

下の写真は実験中に撮影されたもの。サルは、「8」のカードではなく「4」「5」の書かれたカードを選んでいます。つまりサルは、8よりも4+5=9の方が大きいという風に正しく計算できているということです。


これまでにもサルが足し算をできるという研究結果は発表されていましたが、単にサルはカードを「形」として記憶しただけで計算しているわけではないのではないか、という指摘がありました。そこで、リビングストーン博士たちは、サルに0から25までの数字を覚えさせ計算できることを確かめた後、あらためて違う符号(記号)を0から25に意味づけて教え直したところ、サルは新しい符号の描かれたカードでも即座に正しく計算することができることを発見しました。つまり、サルはカードを暗記していたのではなく、数の概念を理解していたことが今回の実験で確認されたというわけです。

今回発表された研究によって、サルが数の概念を理解して足し算でき、これは記憶に頼ってるのではないという事実が初めて確認されたのですが、以下のムービーを見れば、「サルの持つ高度な知性」の発見はそれほど驚くべきことではないのかもしれません。

Bonobo builds a fire and toasts marshmallows - Monkey Planet: Preview - BBC One - YouTube


木の枝を折るサル。


これはボノボという、チンパンジーと共にヒト科に属するサルです。


せっせと枝を折るボノボ。


一息つくと額の汗をぬぐっています。


太い枝は膝を使って上手に折ります。


まとめてポイっと枝を放り投げて、薪を積み上げていきます。


おもむろに取り出したのはマッチ箱。


箱を器用にトントンとたたいて中からマッチを取りだして……


シュッと一擦り……


見事に火をつけました。


マッチを使って薪に火をつけるボノボはこのドヤ顔。


炎に枝を入れて、火加減を確かめたら……


木の枝にマシュマロを挿しました。


マシュマロ串を眺めてから……


火にくべます。


マシュマロ焼の完成。


「マシュマロは焼くに限る!」とつぶやいているのかどうかは定かではありませんが、ボノボはマシュマロ焼に口を近づけ……


思わず「熱っ!!」


ふーふーしてから……


パクリ。マシュマロ焼を食べました。


なお、ボノボは「パックマン」も上手にプレイできる模様。

Bonobo vs. Pacman - YouTube


どうやらサルにとって「足し算なんてお茶の子さいさい」なのも驚くべきことではなさそうです。