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放送内容


3月19日(水)

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メインテーマスーパー主婦直伝! “春片づけ”で 今こそ変わる!


出演者

専門家ゲスト:井田典子さん(相模友の会)
ゲスト:山口もえさん(タレント)、玉ちゃんさん(タレント)
リポーター:近藤泰郎アナウンサー

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生活術の達人・スーパー主婦の知恵と力を借りて、暮らしのお困りごとを解決するシリーズ。
今回は、卒業・入学・転勤・引っ越しなど、暮らしをリセットする機会が多い春に、家を片づけて暮らしと人生を変える“春片づけ”の極意をお送りしました。


■スーパー主婦
井田典子さん(相模友の会)(写真:右)
井上めぐみさん(東京第四友の会)(写真:左)

片づけの手順の鉄則:だわへし

スッキリと生活できるように片づけるための手順の鉄則。片づけの基本ですが、この意味を理解して、これにのっとって進めれば、使いやすくスッキリした片づけが出来ます。

【だ】す・・・「出す」 収納の中にあるモノをすべて出します。
収納されているとわからない、持っているモノの分量を、目で見て把握できます。
また、カラになった収納場所に、1から入れていくのに、必要な物のみに絞りやすくなります。

【わ】ける・・・「分ける」 種類によって分けます。同じ種類のモノを片づけるときは使用頻度(よく使う・時々使う・使わない)などによって分けても。
同じ種類のモノがまとまると、同じモノ、買い置きしたモノなど、今使わないものの存在が明らかになります。

【へ】らす・・・「減らす」 本当に使うものだけを選びます。
収納する場所の枠を決めた上で、そこに入れる物に絞ります。今、よく使うものを1種類、1機能につき1つに減らします。残りは、使わないものは手放して、あとに使うものは、ストック置き場を別に設けてそこに保管します。

【し】まう・・・「しまう」 置き場所を決めます。入れやすく出しやすくしまいます。
この、しまうときの心がけるべきポイントが、「キン・コン・カン」です。

「キン」は「近」。
使う場所の近くに収納します。

「コン」は「コンパクト」。
よけいなものは省き、容積を減らします。例えば、ばんそうこうはすべての物を1つの箱にまとめるなどです。

「カン」は「簡単」。
簡単に出し入れ出来るように仕切って使いやすくします。井田さんのおすすめは、紙袋を引き出しの高さに内側に折りこんで、仕切りにすること。


また、台所で用済みとなったプラスチック保存容器なども、おもちゃのこまごまとしたものの収納にお勧め。透明で中が見えるのでわかりやすく、使いやすいです。

片づかない原因と対策

片づかない人は、モノをため込んでいるのではなく、判断をため込んでいると井田さんは言います。全く判断しないでそのまま入れてあるだけだから時間とともにいっぱいになるのは当然。常に「今」必要な物は何かを考えること。そして、ものの置き場所に「枠」を設けること。枠があって、その中で好きなだけ決めることのほうが自由だということを実感すれば、ものを減らす決断も楽になります。

子どものおもちゃ・作品の片づけ

こどものおもちゃを手放すかどうかの判断は、最終的には親がすべきだと言います。
判断をするのは、子どもには実は負担。スーパーで今日のおかず何がいい?と聞かれてもいい迷惑なのと同じで、親がすべき判断を子どもに押しつけており、結果責任を子どもにかぶせる気持ちにもなりかねないので親が決めるべき。子どもをよく見ていれば、判断できるはず。
価値があるものとガラクタ、人からもらったものと衝動買いしたものなどという違いを判断の基準にするのでなく、「今、子どもが楽しんでいる」か、「過去好きだった」のかという基準で手放すかどうかを判断します。
今、たまにしか遊んでいないおもちゃは、ふた付き段ボールなどに入れて子どもの視界から隠すことが大事。奥のほうなどにしまい、もし子どもが思い出して遊びたいときは出せるようにしておきます。そのまま遊ばなくなって忘れるようなら手放します。
子どもに判断を任せたいときは、枠を決めて、その中で自由に決めるようにと任せれば、自分で取捨選択するようになります。
遊んだら片づけることも、言い方一つで出来るようになります。例えば、「片づけて」と言われても、子どもにとっては「片づけ」の概念がわかりにくいことが多いです。その代わりに、「もどして」と言えば、子どもは元あった場所に戻せばいいと理解できるので片づけられます。ただしこれは、親がきちんと置き場所を決めてあることが前提です。
「子どもは親の言うことは聞かないが、やることは見事にまねする」と言います。
いちばん効果があるのは、親がものの整理や片づけを続けている後ろ姿を見せることのようです。

1日1引き出し

井上めぐみさんは、1日1つだけ、家のどこかの引き出しを片づけることを実践しています。
1日1つなら「だわへし」も、苦ではありません。井上家の場合よく使う引き出しは30個。つまり、ひと月でだいたい一回りし、家中の引き出しが、今いちばん使いやすい状態になります。
生活の中にこのような「小」片づけが組み込まれていると、「大」片づけをしなくても、
家の新陳代謝がうまくいきます。

井田典子さんの場合は、1か月に1回、カレンダーをはがすたびに、収納スペースの敷紙として使うことにしています。
このとき、そこの「だわへし」を行い、整理します。

友の会

雑誌『婦人之友』の読者の集まり。「全国友の会」には80年の歴史があり、およそ2万人の会員がよりよく暮らし、社会に貢献することを目指して、調査・研究・実践活動を行っています。日本各地に支部があり、井田典子さんは「相模友の会」、井上めぐみさんは「東京第四友の会」の所属です。
牛乳パックの仕切りを研究していたのは「多摩友の会」です。

「全国友の会」
電話:03-3971-9359
(火曜日・金曜日の午前10時~午後4時)
ホームページ:http://www.zentomo.jp/

「相模友の会」
電話:042-742-0071
ファックス:042-742-0071
メール:sagatomo@axel.ocn.ne.jp

「東京第四友の会」
電話:044-722-9345
ファックス:044-722-9345
ホームページ:http://www12.ocn.ne.jp/~daisitom/


出演者の関連情報出演者の関連情報
●関連・参考書籍
・『婦人之友』(婦人之友社)(月刊誌 井田典子さんの連載を掲載)
・『NHK「あさイチ」スーパー主婦の直伝スゴ技!』(新潮社)

視聴者のみなさまへ
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