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PCで動くAndroid 4.4登場

HD動画再生や仮想マシン利用に対応

2014/04/24
高橋 秀和=日経Linux (筆者執筆記事一覧
出典:日経Linux 2014年4月号  p.7
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 Android-x86 4.4-RC1は、Android 4.4.2(KitKat-MR1)をベースに、x86プロセッサ搭載機に最適化したAndroid OS。Android NDKによるCPU依存のコードを含むものを除き、Androidアプリケーションがそのまま動作する。Androidアプリは、仮想マシン「DalvikVM」で動作するためだ。

 主な機能強化点はの通り。マルチメディア機能としては、メディアフレームワークの「Stagefright」のプラグインとして、多機能エンコーダー/デコーダーの「ffmpeg」を搭載。HD動画のスムーズな再生が可能になった。カーネルがバージョン3.10.30に更新されたことで、米AMD社のRadeonシリーズにおけるOpenGL ESでのハードウエアアクセラレーションに対応した。

表●「Android-x86 4.4-RC1」の主な強化点
[画像のクリックで拡大表示]

 インストーラーは前版のAndroid 4.0(ICS:Ice Cream Sandwich)ベースのx86-Androidのインストーラーから強化され、テキストベースのGUIインストーラーで導入時にext3/ext2/NTFS/FAT32パーティションへのインストールが可能となった。ただしフォーマット機能にバグがあり、ext3では事前にフォーマットしておく必要がある。

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