ギラ2期連続黒字 本年度に債務超過解消必要
J2のギラヴァンツ北九州が23日、2013年度(13年2月1日~14年1月31日)決算を発表した。営業収入が前期比400万円増の6億8600万円で過去最高となった。当期純利益は1100万円(前期比1000万円増)で、2期連続の黒字となった。
1試合平均入場者数が、Jリーグ最下位の3175人と前年度の3346人を下回り、入場料収入やグッズ販売収入は減ったが、新規スポンサーの開拓や既存スポンサーの増額で広告料収入などが伸びた。営業費用は、選手やフロントスタッフの人件費を抑えたことで、前期比200万円減の6億7200万円となった。
累積赤字は1億6600万円。債務超過は前期末から1900万円改善し、1000万円。Jリーグクラブライセンス制度では、14年度末までの債務超過解消が義務づけられている。
横手敏夫社長は「今年は正念場。クラブ全員で集客に取り組んでいく」と話した。14年度は、広告料収入の増加などで当期利益1100万円を見込むほか、1000万円の増資で債務超過解消を目指す。
=2014/04/24付 西日本スポーツ=