でも、夜中になってもまだやっている店があるから大丈夫。住宅街の中でも深夜営業の居酒屋がある街が好きだ。先日も世田谷区役所近辺でいい店を見つけた。カウンターにおばんざいが13種類ほど並び、天井からつるされたブラウン管テレビ。開店当時から本日のオススメを書き換えていないであろう、ヤニで黄色くなったホワイトボード、ズラリと客席を取り囲むかのように並ぶいいちこのボトル。
うん、雰囲気だけでかなりいい店ポイントが高い。ところが、午後11時半ごろに店に入って、「まだ大丈夫ですか」と大将に聞いたのが野暮だった。大将一人で料理と酒を作り、それがまたどれも絶品。たまに大将が外に出かけると、常連がカウンターに入り、自分たちで酒を作りだす。昭和テイスト満載なこの店の本領発揮は午前1時頃からだった。こんばんは~とのれんをくぐって常連さんが次々とやってくる。カウンター席も座敷席も満員だ。狭い店に15人程が肩寄せ合って飲んでいる。深夜バスもなくなった午前2時頃になってもガラガラっと扉を開けて、満席にがっくり肩を落とし帰っていく客がいる。金曜夜、飲み明かしてようやく我が家につくその前に、もう一杯ということらしい。
その後も続々と客がやってきて、午前3時に大盛り上がり。まだ電車も走っていないので、タクシーに乗ってまだ開いている店に入って1日をしめくくる。いいですわ~。あ、気がつけば今週もまた酒のみの話になっている。
モジョっこ
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