【ワシントン=白川義和】カーニー米大統領報道官は22日、記者団に対し、北朝鮮で核実験の準備が進んでいるとの情報について、「動きを注視している」と述べ、23日からのオバマ大統領のアジア歴訪中に北朝鮮が挑発を行うことへの警戒を示した。

 一方、米ジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究所(SAIS)の北朝鮮問題研究グループは22日、近日中の核実験の可能性は低いとの見方を示した。北朝鮮北東部・豊渓里プンゲリの核実験場の最新の衛星写真を分析した結果、過去の核実験の時に見られた車両や装備、人員の活発な動きがなく、事前テストのデータ送信用の通信用車両やパラボラアンテナも見られないという。