全船員に遺棄致死罪成立 韓国船沈没の捜査本部
【珍島共同】韓国南西部・珍島沖の旅客船セウォル号沈没事故で、合同捜査本部の関係者は23日、船長をはじめ、航海士や機関士など操船を担当する全船員が「団体で操舵室や機関室に集まり、乗客より先に脱出した」と述べ、全員に遺棄致死罪が成立するとの判断を明らかにした。
事故では、船員らが乗客の救助義務を尽くさなかったため被害が拡大したとみられており、船員らは刑事責任を厳しく追及されることになりそうだ。
捜査本部は23日までに、イ・ジュンソク船長(68)や事故当時に操船していた3等航海士の女(25)、操舵手ら計11人の船員を遺棄致死などの疑いで逮捕・拘束している。