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ウクライナ東部 新たな衝突の懸念
4月23日 21時15分

ウクライナ東部では、暫定政権が地方政府などの占拠を続ける親ロシア派の武装集団を強制排除する軍事作戦を再開する方針を示したのに対し、武装集団が建物から退去する動きは見えず、現地では新たな衝突が懸念されています。

ウクライナ暫定政権のトゥルチノフ大統領代行は22日、暫定政権に近い政治家が殺害されたことなどを受けて、一時停止していた親ロシア派の武装集団などを強制排除する軍事作戦を再開する方針を示しました。
それから一夜が明けましたが、今のところ強制排除に乗り出したという情報はありません。
中心都市のドネツクでは、占拠した州政府の庁舎の前で親ロシア派の覆面姿の男らが警備に当たっています。
また親ロシア派が町全体を封鎖しているスラビャンスクでは、武装集団が占拠した建物の前で見張りを続けていて、強制排除に向けて警戒を強めています。
アメリカやロシアなどは先週、武装集団を武装解除し違法に占拠した建物からの退去を求めることで合意しましたが、それから1週間近くたった今も退去する動きは見えません。
強制排除によって激しい衝突が起こる事態も懸念され、現地では緊張が高まっています。

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