鹿児島県と球団の関係は古くは1955年から始まる。大洋時代の1955年、57年、58年の3年間、県立鴨池野球場に近接する鴨池市民球場で春季キャンプを行っていたほか、2010年からは鹿児島県奄美市で秋季キャンプを行うなど、鹿児島県はゆかりのある場所である。
さて、鹿児島県立鴨池野球場での試合は、2012年4月26日、巨人対横浜DeNA3回戦以来、2年ぶり。この時は初回に先発の高崎健太郎投手が阿部慎之助選手に先制2ランを浴びると、2回までに7失点で降板。DeNAベイスターズは5回に3点を返すも、結局、3-15で大敗を喫した。
これまで県立鴨池野球場での戦績は3勝6敗と分が悪いが、南国・鹿児島でジャイアンツを倒して上位浮上の切っ掛けを掴みたい。

県立鴨池野球場では、金城龍彦選手が2000年5月28日の広島対横浜7回戦を皮切りに、チーム最多の5試合に出場し、18打数4安打、打率.222を残している。また多村仁志選手はソフトバンク時代の2011年に勝ち越しタイムリーを放っているが、ベイスターズのユニフォームを着てのヒットはない。
一方、現在一軍帯同の投手陣で、県立鴨池野球場で行われた試合に登板したのは、大田阿斗里投手のみ。2012年4月26日の巨人戦に高崎投手の後を受けて2番手で登板したが、2回、3安打、3失点だった。

尚成投手が、地方球場で行われる試合（パ・リーグ本拠地球場で行われるセ・リーグ公式戦を除く）に登板するのは、今日でプロ通算7試合目。これまでは巨人時代に長崎、長野、ひたちなか、金沢、宇都宮の5球場（長野では2試合に登板）で登板しており、鹿児島は初登場となる。
地方球場で行われた試合で尚成投手が最後に勝利したのは、2007年6月23日のセ・パ交流戦の巨人対西武3回戦。7回までに西武打線を6安打1失点に抑え、シーズン10勝目をあげた。
これまで3度の登板では手にできなかった日本球界復帰後初勝利を期待したい。

鹿児島県立鴨池野球場での戦績

• ※スコア欄の左側がホームチーム