海運会社が舵の修理依頼を放置し船運航
TBS系(JNN) 4月23日(水)17時45分配信
韓国の旅客船「セウォル号」の沈没事故で、船長が「舵の電源に接続不良がある」として、修理を要請していたにもかかわらず、海運会社がこれを放置したまま、船を運航していたことが明らかになりました。これは、韓国のYTNテレビが報じたもので、セウォル号の船長は今月1日、「舵の電源に接続不良があるので修理して欲しい」と、海運会社に書面で申請していました。しかし、海運会社は何の措置も取らず、事故を起こすまで半月以上、修理をしないまま、セウォル号を運航し、その間、セウォル号は、今回の事故と同じ仁川(インチョン)と済州(チェジュ)島を結ぶ航路を、4回往復していたということです。
この海運会社から修理を請け負っている業者も、「修理の依頼は来ていない」と話していて、海運会社のずさんな安全管理が明らかになった形です。(23日11:59)
最終更新:4月23日(水)19時41分