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経済
【経済裏読み】韓国「現代自」サッカーブラジル代表の優勝“エサ”に無許可販促キャンペーン、ブラジルサッカー連盟から猛抗議
現代自は、FIFA(国際サッカー連盟)の公式スポンサー。このため、W杯関連商標の使用は認められている。しかし、今回はW杯ではなく、ブラジル代表の勝利を“にんじん”にしたキャンペーンであり、CBF側は「知的所有権を侵害している」として広告を取りやめるよう主張しているという。ちなみにCBFのオフィシャルパートナーは現代自の競合相手でもあるフォルクスワーゲン(VW)だ。
ブルームバーグが3月に配信した記事によると《CBFの広報担当は「微妙で慎重な問題だが、知的財産の権利保有者はCBFだ」と強調する。現代自は本件についてコメントしていない。VWからもまだコメントは得られていない》
お膝元の韓国でシェアがじり貧
現代自はウォン高の進行などで販売が伸び悩んでおり、韓国の聯合ニュースによれば、昨年の世界シェアは8・8%(グループの起亜自動車含む)。これは2012年と同水準であり、9%の前で足踏み状態が続いている。しかも圧倒的な強さをみせていたおひざ元の韓国で、シェアが減少傾向にあり、3月は79・7%(同)と80%を割り込んだ。
日本の自動車関係者の1人は「ウォン安誘導という韓国政府の輸出振興策で現代自は伸びてきた経緯がある。それがウォン高で状況が一変しており、その焦りがブラジルでの強引な販促につながったのかも…」と分析する。
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