短編集
赤い部屋
作者:ネコキング
これは調べていて分かったことを短編にしてみましたーー
人間の作った思いが、今夜その怪談を現実にする・・・
その日、私は友達と私を会わせて3人で、インターネットをしていた。
怖い話を選りすぐりして、ユー○ーブで動画を見て、Y○HOOで色々と調べていた。
ちなみに、メンバーは私事、佐野原菜乃香と、弥栄本千晴に玖菜咲蜜柑の3人で行われた。
「ねぇねぇ、さっちゃんって知ってる?」
「さっちゃん?なにそれ?」
「知らないんだね。怖いんだよ~」
「え~・・・さっちゃんって確か歌じゃなかったっけ?でも、3番まで無かったと思うけど・・・」
この日の会話はこの時から始まった。サッちゃんと言ったら、歌しか思い出せない。幼稚園でよくうたった記憶あるし・・・
「さっちゃんって、実は、てけてけと同じなんだよね~」
「てけてけって、電車にはねられて下半身と上半身が離ればなれになったけど、その日が例年にないくらいの寒さで血管が細くなって即死できなかったってやつだっけ?」
「てけてけ?」
「って、アンタはそっちの方を知らないのかい!?」
「まぁまぁ、それでね、さっちゃんの歌って、結構噂があるんだよね~」
「噂?」
「例えば、さっちゃんの歌は10曲まであって、4曲目を駅のホームでうたうとサッちゃんに突き落とされるとか・・・」
「後は?」
「後は・・・忘れちゃった☆」
「私も忘れちゃった☆」
「☆を付けてもごまかせてないからね?」
「「ごめん」」
「いや、別に誤って欲しくて言ったワケじゃないし・・・」
「まぁ、で、歌詞はこれね」
友達はインターネットを開くと、ファイルを開いて歌詞を見せてくれた。
「え~っと、
1 さっちゃんはね サチコっていうんだ ほんとはね
だけど ちっちゃいから 自分のこと さっちゃんって呼ぶんだよ
可笑しいな サッちゃん
2
さっちゃんはね バナナが大好き ほんとだよ
だけど ちっちゃいから バナナを 半分しか 食べられないの
可哀相ね さっちゃん
3
さっちゃんがね 遠くへ行っちゃうって ほんとかな
だけど ちっちゃいから ぼくのこと 忘れてしまうだろ
寂しいな さっちゃん
4
さっちゃんはね おべべをおいてったって ほんとだよ
だけとちいさいから きっととりにこないだろ
かなしいね さっちゃん
5
さっちゃんはね 電車で足をなくしたよ
だからお前の足をもらいに行くよ
今夜だよ 行くよ
6
さっちゃんはね 恨んでいるんだほんとはね
だっておされたから みんなとさよなら悔しいね
あいつらだ さっちゃん
7
さっちゃんはね お顔がないの ほんとだよ
だけどちいさいから 自分でお顔を見つけられないの
悲しいね さっちゃん
8
さっちゃんはね カマを持ってた 見たんだよ
だからおしたひと みつけてあたまをとったんだよ
うれしいね さっちゃん
9
さっちゃんはね みんなを殺した ほんとかな
だからみんなに 嫌われちゃって泣いちゃったんだよ
寂しいね さっちゃん
10
さっちゃんはね 交通事故で はねられた
だから顔が どこか遠くへ とんでっちゃった
悲しいね さっちゃん
二つ目の歌詞
1 サッちゃんはね サチコっていうんだ ほんとはね
だけど ちっちゃいから 自分のこと サッちゃんって呼ぶんだよ
可笑しいな サッちゃん
2 サッちゃんはね バナナが大好き ほんとだよ
だけど ちっちゃいから バナナを 半分しか 食べられないの
可哀相ね サッちゃん
3 サッちゃんがね 遠くへ行っちゃうって ほんとかな
だけど ちっちゃいから ぼくのこと 忘れてしまうだろ
寂しいな サッちゃん
4さっちゃんがね おべべをおいてった ほんとだよ
だけどちっちゃいから きっと貰いにこないだろ
悲しいな さっちゃん
5サッちゃんはね 線路で足を なくしたよ
だから お前の 足を もらいに行くんだよ
今夜だよ サッちゃん
6さっちゃんはね、恨んでいるんだホントはね
だって押されたからみんなとさよなら、悔しいね
あいつらだ さっちゃん
7 さっちゃんはね 仲間がほしいのほんとにね
だから君も連れて行ってあげる
やさしいでしょ?さっちゃん
8 さっちゃんもね 悔しかったんだ君の事
何で君は生きているの?君がほしいよ
ほしいな さっちゃん
9 さっちゃんはね 今日が死んだ日だから
誕生日がほしいな♪でもきめたんだ
オマエガホシイ さっちゃん
10 さっちゃんはね この歌きーくと落ち着くの
あなたもいっしょに歌わない?
あの世で さっちゃん・・・なんか怖いね・・・」
私はこんなの初めて知った・・・
「でしょ?でも、これは本当の歌詞じゃなくて、誰かが作った偽の歌詞で、余計な物が憑いてるって聞いたことがあるよ?」
「でも、歌詞は歌詞じゃないの?それがそうとも言えないんだよね~」
「まあいいんじゃない?もっと怖い話集めようよ!」
「うん・・・あ、赤い部屋って何だろう?」
「さあ、こればっかりは見たこと無いなぁ・・・」
「私も」
「じゃあ、見てみようよ!」
「「さんせーい」」
最初は軽い気持ちでサイトを開いてみた。すると、こんな事が記載されていた。
それは以下の通りである。
これは、最近ネットにはまり始めている友人が話していたことである。
「ねぇ、消しちゃいけない広告ページって知ってるか?」
「消しちゃいけないってどういう意味だよ?」
「そのまんまの意味だよ。何でも消したら殺されちゃうらしいぜ?」
「だから何だよ?」
「その広告ページは、あなたは好きですか?っていう、無機質な声が聞こえるだけの広告ページで、サイトにも繋がっていない不思議なサイトなんだって」
「へー・・・」
「俺、その広告探してるんだけど、なかなか出てきてくれないんだよねー」
「ふーん」
「あれ?そう言う反応だけ?でも、まぁいっか」
「まぁ、俺も今日暇だし、ついでに探しといてやんよ」
「お、マジ?サンキュー!見つけたら電話してくれよな」
「おう!」
その時は、俺も半信半疑だったが、そのサイトを探すことにした。
だが、1時間後・・・
「・・・やっぱり無いか・・・」
それからは、俺のお気に入りサイトなどを回った。部屋にはマウスのカチッという音と、時計の音だけが鳴り響く部屋・・・特に何事もなくサイトを楽しんでいた・・・
だが、他のサイトに行ったとき・・・
「あ・・・あった・・・」
俺のパソコンの画面には、あなたは好きですか?と言う文字に、無機質な声が妙に俺の部屋に響く・・・
「ホントにあったんだな・・・まぁ、消しても良いだろ・・・」
消そうとしたとき、ふと友達が言っていた言葉を思い出す・・・
「消したら殺されちゃうらしいぜ?」
いやいや、こんなの誰かがいたずらで作ったイトだろ・・・
俺はそう自分に言い聞かせて・・・
閉じるを押した。
ところが、閉じるを押すと、また新しいやつが出てきた。
「・・・な、なんだ・・・結局は消せないんじゃないか・・・っと、彼奴に報告してやるか・・・」
俺は、この話を持ちかけた張本人に電話をかけてみる。だが、いくら待っても・・・いくらかけ直しても出てこない。
「おかしいな・・・いつもならいるはずなのに・・・まぁ、いっか。それにしてもおもしれーなこれ」
俺は、何回も何回も閉じるを押し続けた・・・そのたびに聞こえるあなたは好きですかの間に何か聞こえるような気がした・・・それもつかの間・・・
「あれ?これって・・・」
あなたは好きですかの間には、まるで破かれたかのような1本の線があった。それが、閉じるを押していくたびにずれていき、新しい文字が見える仕組みになっていた。だが・・・
「なんだよこれ・・・!」
俺はもう閉じるを押していない。なのに、どんどん閉じるが実行されている・・・
そして、最期に見えてきた文字・・・それは・・・
あなたは赤い部屋が好きですか?
俺は、その後後ろから気配を感じた。後ろを振り返ってみるとそこには・・・・・・
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「ねえねえ、知ってる?昨日、うちの学校の生徒が2人自殺したらしいよー」
「え、嘘でしょ?」
「ホントホント。2人とも頸動脈を切ってて、その人達の部屋は血に染まって・・・
赤く染まっていたんだってーー」
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「怖ー・・・」
「ちょっと怖いよね・・・」
「うん。こんなの消しちゃおう?」
「うん・・・えっ?」
私たちの目の前の画面にはこうかかれていた・・・・
あなたは好きですか?
これは、調べてみて分かったことを短編にしてみました。3人で見たのは本当ですし、こういったサイトのたぐいがあるのも本当です。興味がある方は一度調べてみて下さい。文才がない私ですが、楽しく呼んで頂けたらと・・・
さっちゃんはね この歌きーくと落ち着くの
あなたもいっしょに歌わない?
あの世で さっちゃん
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