- [PR]
地方
帰ってきた「涼宮ハルヒの時計塔」 阪急西宮北口駅前 兵庫
2014.4.8 02:03
■12日に除幕式
ライトノベルやアニメで人気の「涼宮ハルヒ」シリーズゆかりの時計塔の除幕式が12日、阪急西宮北口駅前の北口駅前公園(西宮市甲風園)で行われる。時計塔は一度撤去されたが、市内の工場に保管されていることを知ったファンが市に再設置を要望し、戻ってきた。除幕式に合わせて公園では、東日本大震災の被災地を支援する「にしきた・ゆっくり祭り」も開かれる。
時計塔は高さ約6・1メートル。緑色に塗装された金属製の骨組みに、4方向に向けて時計が取り付けられている。平成5年、地元のにしきた商店街が市に寄贈した。アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の制作にあたって現地ロケが行われ、作中で登場する駅前公園のモデルとなった。
ところが、地下駐輪場の設置に伴う公園の改修のため時計塔は撤去された。市には、主人公らが集まった公園の面影を求めるファンから「公園を元通りにしてほしい」といった声が寄せられていた。
その後、ファンの女性が市内の工場で保管されている時計塔を発見。昨年秋に市に連絡し「もう一度設置してほしい」と訴えた。
工場との交渉の結果、市が無償で時計塔を引き取ることになり、上半分しか残っていなかった骨組みを継ぎ足して同じメーカーの時計を取り寄せるなど約330万円かけて改修。今年3月27日、元の位置からやや離れた場所に戻って来た。
商店街などが主催する祭りは、12日午後1時半~3時半。宮城県石巻市のするめを使った「するめこんにゃく」などを屋台で販売。売り上げの一部を被災地に送る。午後3時から時計塔の除幕式が行われる。
- [PR]
- [PR]