今の仕事に満足していますか?この問いから起業を目指す人は多い。起業し自分のサービスを作り仲間を集め、ユーザーに影響を及ぼしていくことは、なんといっても起業の醍醐味。そして、起業していく中で上手くいく事もあればどうしようもなく上手くいかない状況もある。
今回UIデザイン特化型の成長企業となった株式会社グッドパッチ(以下グッドパッチ)のCEO土屋氏の実体験から、起業家が直面する壁と組織拡大の課題についてまとめる。
【1】共同創業者問題
創業時、グッドパッチは共同創業者2人という体制であった。共同創業者が2人である問題は共同創業者間のパワーバランスだ。2人だと意見などの食い違いで衝突する。2人での創業も一緒に働いた事があるかどうかや3人以上での創業という選択肢をとる事で良いバランスを保つことが必要である。
【2】最初からいろんな事業をやろうとする問題
グッドパッチが当初行っていた事業はコワーキング事業UI/UX事業/海外進出支援事業の3事業。起業したての頃はとにかく「武器」を持とうとして、ついいろんな事業に手を出してしまうのだが、これは全く上手くいかない。実際にグッドパッチも半年間全く上手くいかない時期を過ごした。その後、改善すべくすべての事業を捨て「UI設計とデザイン」に事業をフォーカスし思い入れがあった事業も全て捨てた。やりたい事を選ぶのはもちろんだが「キャッシュが回ること」を意識しなければならない。
【3】共同創業者が抜ける問題
起業6ヶ月たった頃、共同創業者が大手企業に引きぬかれ土屋氏はたったひとりになってしまうという事態がおこる。このとき残りのキャッシュは3ヶ月で共同創業者がデザインをほぼ担当していたためUIの会社なのにデザインが出来る人がいないという状況に陥ってしまう。ここで土屋氏は「抜けた共同創業者に心残りを感じさせないためにも絶対に成功しよう」という考え方で苦難を乗り越えたそうだ。