日本電産の永守重信社長は22日、大阪市内で開いた決算発表の記者会見で「2015年3月期に売上高1兆円が視野に入った」と語り、今期の収益拡大に自信を示した。成長期待が高い自動車用モーターの分野で販路拡大とM&A(合併・買収)を積極的に展開するほか、グループ内で生産体制を効率化し、利益率も高める。
今期の連結業績は純利益が15%増の650億円、売上高は9%増の9500億円と予想するが「少し保守的に見た数字」(永守社長)と期中での上方修正の可能性をにじませた。また業績好調を受け、今期に従業員の賃金について「ベースアップをやる」と明言した。
同日発表した14年3月期の連結決算は純利益が前の期比約7.1倍の564億円、売上高が23%増の8751億円とどちらも過去最高を更新した。自動車や家電用のモーターの販売が増えたほか、主力のハードディスク駆動装置(HDD)も前の期に進めた効率化の効果が出た。
永守重信、売上高、日本電産