子供が使える!ビジュアルプログラミング言語5選【日本語対応のみ・体験レポートつき】
最近、子ども向けのプログラミング教室が盛況で、メディアでも紹介されることが増えています。
それでも、「スクールに通わせるにはちょっとお金がかかる」や「スクールまで遠い」といった理由で参加できないこともあると思います。
そこで今回は、子どもがプログラミングを学習するのに最適な「ビジュアルプログラミング言語」を5つ紹介します。
また、体験レポートも別の記事で公開しているので、ぜひ一緒にご覧ください。
ビジュアルプログラミング言語とは
プログラムコードの記述がなくても、視覚的な操作でプログラミングが可能なプログラミング言語です。
子ども向けのビジュアルプログラミング言語では、Webブラウザ上で動くものが多く、ドラッグ&ドロップといった簡単な操作だけでプログラミング体験が可能です。
また、中にはJavaScriptなどのコードに変換できるものもあります。
それでは日本語にも対応している言語を1つずつ紹介していきます。
Scratch(スクラッチ)
Scratchは世界的に一番有名と言っていいほどの定番言語です。
もともとマサチューセッツ工科大学のMITメディアラボが開発したものですが、日本語にも対応しているため国内の小学生向けプログラミング教室でも多く使われています。
操作方法はいたってシンプルで、ブロックを組み合わせて、動物などのキャラクターを動かしていくだけです。
カラフルな色使いも特徴ですので、子どもでも遊ぶ感覚で使えるでしょう。
体験レポート:「Scratch(スクラッチ)」を実際にやってみた
MOONBlock(ムーンブロック)
MOONBlockは国産のビジュアルプログラミング言語です。書籍教養としてのプログラミング言語でもプログラミング体験の章で紹介されています。
Scratchと似ている部分もありますが、指示については文字で表現されることが多くなっています。
また、ブロックで作成したものはJavaScriptのコードで表示させることも可能です。
体験レポート:MOONBlock(ムーンブロック)をやってみた
プログラミン
プログラミンは文部科学省が開発したビジュアルプログラミング言語です。
予め用意されている絵を組み合わせることでプログラムを組みあげていくことになります。また、自分で描いた絵を使って動かすことも可能です。
マウスを動かすと手のアイコンで表示されるので、小さな子どもでも視覚的に理解できると思います。
体験レポート:文部科学省が開発!「プログラミン」をやってみた!
VISCUIT(ビスケット)
VISCUITは2003年にNTTの研究で開発されたビジュアルプログラミング言語です。開発者は原田康徳氏です。
Scratchと同じく、子ども向けのプログラミングスクールでも使われることが多くなっています。
ブロックを組み合わせるのではなく、自分で描いた絵を動かしながらプログラミングを学んでいく流れをとっていて、自分の作品は公開して他の人に見せることも可能です。
体験レポート:「VISCUIT(ビスケット)」をやってみた!
Google Blockly
Google Blockly(グーグルブロックリー)はGoogleが提供するビジュアルプログラミング言語です。
全部で7つのアプリが用意されていますが、そのうち3つは日本語に対応しています。
迷路のアプリでは、ゴールにたどり着くためにどんなプログラムを組めばいいかをパズルゲーム的に学ぶことができます。
また、組み合わせたブロックをJavaScript、Python、Dart、XMLに変換できる機能も用意されています。
体験レポート:「Google Blockly」をやってみた!
ビジュアルプログラミング言語比較
最後に今回紹介した5つを比較してます。
日本語対応、国内/海外、JavaScriptのコード変換機能は用意されているかを項目にしてまとめてみました。
プログラミング言語 | 日本語対応 | 国内/海外 | コード変換機能 |
Scratch | ○ | 海外 | × |
MOONBlock | ○ | 国内 | ○ |
プログラミン | ○ | 国内 | × |
VISCUIT | ○ | 国内 | × |
Google Blockly | △ | 海外 | ○ |
※Google Blocklyは一部のアプリが日本語対応していません
今回の記事は以上です。
休みの日にでもお子さんと一緒に使ってみてはいかがでしょうか?