鳥インフル:ウイルスは韓国由来とほぼ特定 動物衛生研
13時間前
熊本県多良木(たらぎ)町の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生した問題で、検出されたH5N8型のウイルスの詳しい遺伝子解析を行っていた動物衛生研究所(茨城県つくば市)は22日、韓国で今年1月から大流行しているH5N8型に由来するウイルスとほぼ特定できたと発表した。韓国から渡り鳥などを通じて国内に持ち込まれた可能性が高まった。
同研究所が発生農場のウイルスの遺伝子を解読した結果、「韓国で流行しているウイルスと99%以上、同一と確認できた」という。同ウイルスは人に直接感染する可能性は極めて低いとされる。
農林水産省はウイルスの型が特定されたことを受け、感染のルートや原因を調べるため23日に「疫学調査チーム」の第1回会合を開く。【江刺正嘉】