韓国から引き渡し 強盗傷害の容疑者逮捕

4月23日 1時38分

９年前、愛知県で起きた強盗傷害事件に関わったとして指名手配されていた韓国人の男が、逃亡先の韓国で身柄を拘束され２２日、日本の警察に引き渡され、強盗傷害などの疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは、韓国人のオ・コングン容疑者（３３）です。
警察によりますと、オ容疑者は９年前の平成１７年８月、仲間の韓国人３人と共に愛知県の旧御津町、現在の豊川市の寺に忍び込み、国の重要文化財の仏画を奪おうとして住職の長男を包丁で刺し大けがをさせたとして、強盗傷害などの疑いが持たれています。
警察が、オ容疑者を指名手配して行方を追っていたところ、逃亡先の韓国で身柄を拘束され２２日、日韓の「犯罪人引渡し条約」に基づいて日本側に引き渡されました。警察によりますと、容疑を認めているということです。
この事件を巡っては、仲間の韓国人３人が寺に仏画があることをインターネットで調べたうえで奪い取り、韓国の闇市で売却する計画だったとして、いずれも日本で逮捕、起訴され有罪が確定しています。