Windows 8.1 Update 1 で透明感を有効にする

Aero Glass for Windows 8

Windows 8.1 Update 1 非対応の Aero Glass for Windows 8.1 を使う方法です。

Aero Glass for Windows 8.1 Update 1

Aero Glass for Windows 8 とは Windows 8 に Aero Glass 風の透明感を追加するソフトです。 執筆時現在、Windows 8、Windows 8.1 で正しく動作しますが、Windows 8.1 Update 1 (サイト先の Spring2014 update と同じ) では動作しないばかりか、OS が起動しなくなります。

本記事は Windows 8.1 Update 1 で Aero Glass for Windows 8 を動かす方法を紹介します。 別記事にて紹介したので記事にしましたが、ハイリスクなのであまり触れたくありません。 実行する皆さんも少しでも不安があれば控えてください。

Aero Glass Installation for Windows 8.1 Update 1 64-bit

※ この記事は 先人の方の投稿 を参考にしています

Aero Glass for Win8.1 1.2.1 (MSFN Forum)

ファイルパスに注意して、管理者権限で実行してください。

まずは、C:\AeroGlass\Symbols とフォルダを作ります。

次に、Aero Glass for Win8.1 v1.2.1 (インストーラではない 7Z 形式のファイル) を DL します。 OS が 32-bit なら win81_x86_1.2.1.7z、64-bit なら win81_x64_1.2.1.7z です。 (32-bit の方は適宜読み替えてください)

その後、展開した中身を C:\AeroGlass にコピーしてください。

続いて、Windows SDK for Windows 8.1 を DL、sdksetup.exe を実行します。

Debugging Tools for Windows だけインストールします。

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Windows]
“LoadAppInit_DLLs”=dword:00000001
“AppInit_DLLs”=”C:\\AeroGlass\\DWMGlass.dll”
“RequireSignedAppInit_DLLs”=dword:00000000

上記を Aeroglass.reg と保存・実行して、Aero Glass をレジストリに追加します。

MKDIR %userprofile%\appdata\local\temp\dlls
CD C:\Windows\System32
XCOPY “dwm.exe” %userprofile%\appdata\local\temp\dlls
XCOPY “dwmcore.dll” %userprofile%\appdata\local\temp\dlls
XCOPY “uDWM.dll” %userprofile%\appdata\local\temp\dlls
CD C:\Program Files (x86)\Windows Kits\8.1\Debuggers\x64
SYMCHK /r %userprofile%\appdata\local\temp\dlls /s SRV*C:\AeroGlass\symbols\*http://msdl.microsoft.com/download/symbols
RD /S /Q “%userprofile%\appdata\local\temp\dlls”

更に上記を Symbols.cmd と保存・実行して、シンボルパッケージを更新します。
処理の完了後、コマンドプロンプトのウィンドウは自動で閉じられます。

DWM の再起動後、Aero Glass が有効になっています。

オマケ: Aero Glass for Win8.1 Spring2014 Update DEBUG version

公式サイトに Spring2014 Update DEBUG version なるデバッグ・テスト用のファイルをみつけたので試してみました。

spring2014 フォルダに 32-bit/64-bit 用の DWMGlass.dll がそれぞれ入っています。

上記のインストールを行ったので、レジストリを手動で削除して、DWM の再起動後にファイルを消します。

手動のインストールは手間ですから、DWMGlass.dll を読み取り専用にして、インストーラ (setup-w8.1-1.2.1.exe) を実行しました。

あれれ、ファイルアクセス権が弱かったようで、上書きされてしまいました。

Shift キーを押しながら再起動を押して、スタートアップ設定画面にアクセスします。

セーフモードの起動を試みます。

2度ほど試しましたが、仮想化 (VMware) のためか、DWM のレジストリのせいか動きません。

仕方がないので、別 OS をブートして DWMGlass.dll を上書きしました。

これで Windows 8.1 Update 1 が復活しました。

しかし、上手く描写されない上に、デバッグ用のプロンプトが常に立ち上がります。 完全に開発用のようですから、大人しく正式版を待った方が良さそうですね。

総括

デスクトップカスタマイズは非常に楽しいものですが、Aero Glass for Windows 8 は手放しにお勧めできません。 常に更新プログラムの内容に気を配って手動管理しなければいけませんから。 また、ドネーションウェアで機能が制限されている上、現状国内からの寄付ができないのもマイナスです。

ですが、Aero Glass が公式に対応していない中での選択肢として、また捨てられた機能を形にしている点で素晴らしいソフトであると評価したいです。

さて、駆け足で Windows 8 関連の記事を3本書いてみました。 公開してから少しずつ修整していくとしましょう。

最近の Windows OS を囓ってみました:前編 (2014/04/23)
最近の Windows OS を囓ってみました:後編 (2014/04/23)

それでは、またいつかお会いしましょう!

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