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議事録公開で一歩前進も「全記録残して」4月22日 21時53分
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政府が閣議と閣僚懇談会の議事録の作成と公開を始めたことについて、専門家は「一歩前進だ」と評価する一方、「すべての発言を記録として残すことを明確にルール化すべきだ」と指摘しています。
今回の議事録の公開について、公文書の管理や政府の情報公開に詳しいNPO法人情報公開クリアリングハウスの三木由希子理事長は、「議事録がなければ閣議の在り方について皆で議論することもできない。これまで記録すら作っていなかったところから見れば、一歩前進と言える」と一定の評価をしています。
一方、政府が、公表する議事録からは「情報公開法の不開示事由に当たるものを除く」としていることについて、三木理事長は「すぐに公表できるかどうかとは別に、すべての発言を記録として残すことを明確なルールとして定めるべきだ」と指摘しています。
そのうえで、「公開できない発言は議事録に載せないとなると、政府の意思決定を記録したものとしてはあまり意味がないものになってしまう。私たちの暮らしに大きな影響を与える意思決定がどのようになされたのかを後に検証できるよう、一定期間は非公開でも、きちんと記録は残すということを徹底してほしい」と話しています。
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