深海魚:海に異変? 室戸岬沖で105匹捕獲

毎日新聞 2014年04月22日 18時11分(最終更新 04月22日 18時44分)

高知県・室戸岬沖の定置網に入り込んでいた深海魚「ホテイエソ」=NPO法人「日本ウミガメ協議会」室戸基地提供(共同)
高知県・室戸岬沖の定置網に入り込んでいた深海魚「ホテイエソ」=NPO法人「日本ウミガメ協議会」室戸基地提供(共同)

 高知県・室戸岬沖の定置網に22日、生態がほとんど分かっていない深海魚「ホテイエソ」が105匹入り込んでいるのが見つかり、うち1匹は生きた状態で捕獲された。21日にも9匹見つかったばかりで、専門家は「海に何らかの異変があったのでは」と指摘する。

 付近の海洋生物の生態を調べているNPO法人「日本ウミガメ協議会」(大阪)によると、網は地元漁師が沖合約2キロ、深さ約70メートル付近に仕掛けた。体長は10〜25センチくらい。生きている1匹は協議会が保管しているが、だいぶ弱っているという。(共同)

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