ぼやき世代
はっきりいって自分じゃ影響力がなさすぎるので、同意してくれる個人やマスコミが「これは私の造語です!」って言って勝手に流行らせてもらいたい。
「反ゆとり世代」「非ゆとり世代」「自称おっさん」など、いろいろ呼び方を考えたけど、これが一番しっくりくるのでこの呼び方に定着させます。
ぼやき世代とは、
・20代後半~40代前半くらいまでの世代に多い(2013年現在)
・非ゆとり世代、もしくは非ゆとり世代だと思っている人
・ゆとり教育の内容や範囲についてよくわかっていない
・自分よりも年下に対して病的と言えるほどの批判をする
・二言目には「俺らの時代は~」「昔はもっと厳しかった」が口癖で、自身の世代と年下の世代を比較するのが好き
・「ゆとり」という単語を頻発する
・ジェネレーションギャップを持ちたがる→「今の若い奴は知らないだろうけど」
特徴をざっと挙げるとこんな感じだ。
もちろんぼやき世代の範囲に入っている人が全員こんなわけではない。
彼らは人生に退屈していて、何かしらの大きなコンプレックスを持っている人が多い。
特に仕事が充実していない場合が多く、若者に限らずとにかく今の人生を誰かのせいにしたい衝動に駆られている。
ぼやき世代の名前の由来は常に「ゆとり」についてや、社会について文句を言っているからである。
そして、ぼやいている割には根本的に何も解決しようとしないところも大きな特徴。
>ジェネレーションギャップを持ちたがる
ここは今の若い人達に一番ポイントとして伝えたい部分だ。
ぼやき世代は「今の若者とは違う時代を過ごしたこと、その時代の知識を持っていること」に対し異常な執着を持っている。
ほんの一昔前はビジネスマンの処世術として「上司の趣味を知って知識を付けろ」と言われていた時代もあったが、これからはそれが通用しなくなる。
ぼやき世代がこれまでの若者批判世代と大きく違うところは単にゆとり教育というだけでなく、昭和生まれ、平成生まれという大きな枠組みがあるところだ。
ぼやき世代にとって「昭和」という時代は我が母にも等しい存在で、平成生まれに昭和について語ってほしくないという信念を持っている。
戦争を経験したわけでもないのにやたらと昭和を美化、神格化したがる。
「課長、僕も80年代の野球は大好きでした」なんて言おうものなら、「平成生まれのゆとりが80年代を語るんじゃねえ!!」と怒鳴られるだろう。
かといって、別の趣味に没頭しようものなら「今の若い奴は意欲や関心が薄い」などと批判される。
この辺りはどの時代もあったことだと思うので、何をしても叩かれる。
ジェネレーションギャップを持ちたがるぼやき世代の上司への対策は、「へえ!知らなかった!すごいですね!」と逐一持ち上げることである。
口が裂けても「私もそれ知ってます!」なんて言ってはいけない。
ぼやき世代は共通の趣味に対して話題を広げて、後輩と上手い酒を飲みたいわけではないのだ。
あくまで知識をひけらかしたいだけということに着目してほしい。
ぼやき世代にとって、20歳と30歳では1000年程のジェネレーションギャップがあるのである。
実際には今の20歳と30歳なんて、ほぼ同じ時代を過ごしているのだからギャップなんてほとんどないのだ。
今やテレビやインターネットで昔のコンテンツを改めて評価しようという動きがあるのだから現在の10代までギャップは埋まっている。
繰り返すが、全員が全員こんな酷い人達ばかりではない。
全員がそうだと言えばぼやき世代が「ゆとり世代はみんな同じ」というのと同じことになる。
少なくとも自分の職場にはそういう人はいない。単純に民度や人生の充実度だと思う。
今後も何かあればぼやき世代について話題にするかと思いますが、日頃のゆとり叩きに参っている若い人達は彼らを「ぼやき世代」という蔑称で呼んであげてほしい。