創作だけで食っていこうという態度が真面目じゃありません
上記は『なんでコンテンツにカネを払うのさ?』における岡田斗司夫氏の言葉。音楽とかイラストとか諸々の創作で食っていこうという態度が真面目じゃないか否かに関しては色々意見があるだろうし、俺も少しばかりはモヤモヤな気分は残る。まあ、これの前段として「社会に余剰があるからこそ、創作物を消費してくれている。」というような話があるのですが、詳しいことに関しては本を読んでください。
ということで、ここ最近「ブログで飯を食う」云々に関しての記事を目にする機会が多い。嫁にブログで飯食うと言ったら反対されて、コメントで叩かれ「やっぱやめた」という人とか、実際に脱サラしてブログとセミナー?みたいなもので金を得て、ギリギリの生活している人とか。別に好きにすりゃいいと思うんですけれどね。野垂れ死のうが何だろうが、俺は困らないので、どうぞ。はい。
そんで、それらの記事を読んで思ったことがタイトルに繋がるわけなんですけれど、ブログなんかで食おうって態度は真面目じゃねえなー、と思うわけです。真面目という言葉が適切かどうかは分からないですけれど。うーん。ブログで収入を得ようと思ったら大抵がアドセンスかアフィリエイトで稼ぐことになると思うですけど、あってますよね?他にも収入モデルある?まあ、そんでそれらの収入ってブログのコンテンツとはぶっちゃけあんまり関係ない。コンテンツがいくら独自性があって、面白い内容だったとしてもPV増えなきゃクリックしてもらえないし、逆にクソみたいなまとめ記事、釣り記事だとしてもそれによりPVが増えりゃ収入は増える。まあ、音楽でも売上がコンテンツの質と比例するわけじゃないと思うけれど、ブログよりはマシかな、と思うんです。そういう、ブログを書くという活動で食っていこうというのが、何となく真面目じゃない。
というかね。音楽で食いたいなあ、という人は金よりも音楽をやり続けることとか良い音楽を作り出すことに重点を置いている人の方が多いと思うんすよ。少なくとも俺の周辺は。当然、金儲けのために音楽を利用する、という人もいなくはないと思うんですけれど。けどね、プロブロガーやらブログ飯やらを叫んでいる人たちにはブログを書くこと、いかに良いコンテンツを書くことよりもまず、いかにPVかき集めるか、いかに収入を得るか、いかにSEO対策を打つか、そういうことばかり叫んでいるイメージなんですよねぇ。まあ、あくまで俺が持っているイメージでしかないわけですけれど、現実の状況とはそれほど乖離していないと思う。
あとはプロブロガーになりたい、とか言っている人からは「本心からそうなりたい!」という気概っつーんですかね?そういうのが全く見えないんすわ。まあ、中には「ブロガーで食いたい!!」と心の底から思っている人もいるとは思うんですけれど、大抵が「今のサラリーマン生活が嫌だ」だとか「もっと楽して稼ぎたい」とか何となくネガティブな動機でブログで飯を食おうとするのを標榜しているように見えてならないんですよねぇ。そういうのって応援する気にもならんし、ブログの広告をクリックしてやろうともアフィ買ってやろうとも思わない。
これまでも散々書きましたけれど、ブログなんて片手間にやるだけでお腹いっぱい。これを軸に生活するなんて無理無理無理のかたつむり。たまに小遣い貰えるくらいで十分っす。
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