ケンカのときコウモリは、
「自分が正しい、相手が間違っている」
という気持ちになることが多いです。
そうして、余計なコトを言っちゃう;
それって、
「相手を自分より下に見た」ポジション
での発言になっていると思うのですね。
だから仲直りのときには、
ケンカのときにとってしまった
「自分が上、相手が下というポジション」
を変える必要があるのかな、と感じています。
それによって、相手の「怒りモード」が解除されると思うから。
→参考:前回記事「どうしてケンカすると冷静でいられないの?」
そこで、コウモリが考えるポジションの変え方を4つに分けて紹介していきます。
今回は一つ目。「相手を上げる」方法。
1、相手を上げる
(1)褒める
①.その髪型、良いねー(^^)
②.お弁当おいしかったー (^^)
③.じっくり考える力があるよ(^^)
(2)感謝する
①.見せてくれてありがとう(^^)
②.美味しいお弁当ありがとう (^^)
③.注意してくれてありがとう(^^)
これらは、
①は相手の外面、
②は相手の行動面、
③はケンカになった面、
を例にしています。
2、使い方
この「相手を上げる」はかなり直接的ですが、軽いケンカなら仲直りに使えます。
でも、相手の怒りゲージが高いと「あっそ」「ふん」程度で終わってしまうことも。
だからこれは、ボクシングでいう「ジャブ」みたいな感じ。
時間を置きながら、ポジティブなコトバをジャブみたく繰り出していくうちに、
相手のモードが変わる瞬間が訪れるのを待ちます。
我が家だと、「あっそ」「ふん」「…(無視)」だったリアクションが、
ポジティブなジャブを続けるうちに「まぁね」「ふーん」という感じに変わってきたら、
怒りモードは解除されたかな?という感じに思っています。
3、注意点
ただしジャブを続けるときには、その「重さ」に注意しましょう。
たいていは、上記①→②→③が「コトバの重さ」の順だと思うので、
状況に合わせて、適切な重さのコトバを使い分けましょう!
基本は、「軽いコトバのジャブで始めて、徐々にコトバを重くしていく」こと。
つまり、大切な思いや大事なコトバは、なるべく最後まで残しておく。
重いコトバで始めてしまうと、空振りしたときに二の句が継げなくなるからです。
空振りというのは、ちゃんと伝わらない場合のことです。
例えばケンカのときに「遅い、ウジウジ考えすぎ!」と言ってしまって、
それを挽回するために「じっくり考える力あるよね(^^)」と褒めても、
相手にとっては嫌味にしか聞こえないかもしれないのです。
ケンカして怒りモードになると、人間は何でもネガティブに解釈しちゃう。
自分がどんなに重いコトバのつもりで言ったとしても、空振りしては、
「相手にとっては無いのと同じ、軽いコトバ」に見えてしまいます。
そうすると、自分の思いも存在も、相手にとっては軽いものに見えてきます。
「言葉の重さ≒思いの強さ≒存在価値」だからです。
重いコトバを放つときは、確実に届ける自信があるときに。
4、伝わればOK!
もちろん、相手に伝わるのであれば、ささっと言い直すのが一番です。
「さっきは怒ったけど、やっぱり注意してくれて良かったよ。ありがとう(^^)」
「ごめん。気付かなかったけど、じっくり考える力があるよね、すごい^^」
じゃあ、どうすれば「伝わる」のか。
いまあげた文例にも入っているその方法は、次回に説明します。
また、「相手を上げる」方法。
自分が一方的に譲歩してるみたいで嫌だなぁと感じることもあるかもしれない。
あるいは、上げるコトバはわざとらしくて性に合わない、という人もいるかもしれない。
そういうときには、「褒める機会」を自然に待つ・作る方が良いこともあります。
それも、次回の記事が答えになるかと思います。
→ (編集中)
ケンカの後の仲直りシリーズ。
1回、どうしてケンカすると冷静でいられないの?
2回、この記事
~予定~
3回、ケンカの仲直り。自分を下げよう!
4回、ケンカの仲直り。共同作業しよう!
5回、ケンカの仲直り。共通の敵を利用!
6回、ケンカの仲直り。キャラを変える!
7回、ケンカの仲直り。シーンを変える!
8回、ケンカの仲直り。ケンカは誰のせい?
9回、ケンカの仲直り。メディアを変える!
10回、ケンカの仲直り。距離感を測ろう!