アコムなどノンバンク株が急伸、貸金業者の金利規制緩和報道で
4月21日(ブルームバーグ):アコム 、アイフル などノンバンク株が急騰。自民党が貸金業の金利規制の緩和を検討しているとの報道を受け業績改善期待が高まった。アコム、アイフル株がストップ高となり、それぞれ442円、391円まで上昇。オリエントコーポレーション やクレディセゾン 株も軒並み高くなった。
19日付日経新聞朝刊は、自民党が健全経営と認められた貸金業者に限り貸出上限金利を現在の20%から2010年まで適用していた29.2%に戻す法改正を検討していると報じた。銀行融資を受けにくい中小零細企業が消費者金融から借り入れしやすくする狙いだという。ただ、金利を規制している利息制限法や出資法の改正などには触れていない。
クレディ・スイス証券の山中威人アナリストは、21日付リポートで規制緩和の「議論が進めば株価にポジティブ」と指摘。しかし、実際に議論が進展するかどうか「現時点で確認できない」としている。また、中小企業の資金繰り支援が名目であれば、一般個人向け消費者ローンなど、収益全体への影響は限定的となる可能性もあるという。
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更新日時: 2014/04/21 13:29 JSTニュース一覧
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