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ロシア 日本に制裁見直し求める4月21日 21時37分
ロシア軍が日本周辺で連日、爆撃機などを飛行させていることに日本政府が懸念を示していることについてロシア国防省は、「日本がロシアとの関係を見直せば、懸念は回避できる」として、ウクライナ情勢を巡って日本がロシアに科している制裁措置を見直すよう求めました。
ロシア軍は、TU95爆撃機や電子偵察機を今月13日以降6日連続で北海道や沖縄の周辺で飛行させていて、複数のロシア軍機が連日、接近するのは異例であることから日本政府が懸念を示しています。
これについてロシア国防省が21日声明を発表し、「飛行は国際法にのっとったもので、誰にも脅威を与えていない」と飛行の正当性を主張しました。
そのうえで、「日本がロシアとの軍事協力関係を見直せば、こうした懸念は回避できる」として、ウクライナ情勢を巡ってロシアがクリミア自治共和国の独立を承認したことを受けて、日本が制裁措置としてロシアとの危険な軍事活動を防ぐための協定の締結を凍結していることを見直すよう求めました。
ロシアとしては、去年11月に行われた日本とロシアの外務・防衛の閣僚会議で合意した安全保障分野での協力を進めたいものの、日本が欧米諸国と共にロシアに対し厳しい姿勢で臨んでいることから、日本の動きをけん制するねらいがあるものとみられます。
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・ ロシア軍機 6日連続で日本周辺飛行 (4月19日 1時49分) |
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