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逆走したバス所有の会社は5度の行政処分4月22日 4時09分
20日、愛知県一宮市の名神高速道路で、客を乗せていない観光バスが、中央分離帯を突き破って反対車線を逆走し、9人がけがをした事故で、バスを所有する大阪の会社は、おととしまでに、5度にわたって行政処分を受けていたことが分かりました。
警察は会社の運行管理についても調べることにしています。
20日午後6時ごろ、愛知県一宮市の名神高速道路で、下り車線を走っていた、客を乗せていない観光バスが、中央分離帯を突き破って上り車線を逆走し、合わせて11台の車が巻き込まれて、9人が軽いけがをしました。
バスは大阪・能勢町の「エヌ・イー・ケイ交通」が所有し、63歳の社長が運転していたということで、警察は、21日、自動車運転過失傷害の疑いで会社を捜索しました。
国土交通省によりますと、この会社は、おととしまでの10年間に事故の届けを怠ったなどとして、5度にわたって、バスの使用停止の行政処分を受けていたということです。
警察によりますと、今回の事故の事情聴取に対して、運転していた社長は「居眠りをしていた」と話しているということです。
またバスは、事故のおよそ8時間前にも長野県内で、別の追突事故を起こしていて、これについて社長は、脇見をしていたと話しているということです。
警察は会社の運行管理に問題がなかったかについても、調べることにしています。
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