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[外部アプリ連携]WSHスクリプトからExcelを操作する

2014/04/22
山田 祥寛=WINGSプロジェクト (筆者執筆記事一覧
出典:日経ソフトウェア 2014年1月号特集1 Part3  pp.50-51
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
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 WSH(Windows Script Host)とは、Windows環境でVBScriptやJavaScriptなどのスクリプトを実行するための環境のことです。WSHを利用すると、例えば「特定のフォルダー配下にある.txtファイルを定期的にバックアップする」「半年以上アクセスしていないファイルをリストアップする」など、Windows上で行う決まりきった作業を自動化できます。

 そして、このWSHからもExcelの機能を呼び出すことは可能です。作業に際して必要なデータは、スクリプトにハードコーディングしても構いませんが、Excelを利用することでメンテナンス性も高まります。また、WSHで収集したデータを蓄積するのにExcelを利用するという選択肢もあるでしょう。

英単語テストアプリを作成する

 ここでは、WSHとExcelの連携例として、図1のような英単語テストアプリを作成してみます。スクリプトを起動すると、日本語で単語が表示されますので、対応する英単語を入力してください。正解/不正解に応じてメッセージが表示されます。また、すべての問題を解き終ると、正答数を表示します。問題と解答はExcelのワークシート(図2)で管理していますので、問題の差し替えも簡単です。

図1●英単語テストアプリの実行例。日本語に応じた英単語を入力すると、正解/不正解が判定される
[画像のクリックで拡大表示]
図2●日本語と英単語の対応表は「quiz.xlsx」の「data」シートで管理

[画像のクリックで拡大表示]
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