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求刑超えた判決を最高裁で見直しか
4月21日 21時02分

大阪で、当時1歳だった娘に対する傷害致死の罪に問われた両親について、最高裁判所は、双方の主張を聞く「弁論」を開くことを決め、1審の裁判員裁判と2審で、いずれも検察の求刑を上回った懲役15年の判決が見直される可能性が出てきました。

4年前の平成22年、大阪・寝屋川市で、無職の岸本憲被告(30)と妻の美杏被告(31)が、自宅で当時1歳だった3女の頭を強くたたくなどして死亡させたとして、傷害致死の罪に問われています。1審の裁判員裁判は、おととし、「児童虐待防止の社会情勢も考えると、今まで以上に厳しい刑を科すべきだ」などとして、検察の求刑より5年重い、懲役15年を言い渡し、2審も同じ判決だったため、被告側が「刑が重すぎて不当だ」などとして上告していました。これについて、最高裁判所第1小法廷は、検察と被告側双方の主張を聞く「弁論」を、6月に開くこと決めました。
最高裁の弁論は、これまでの判断を変える際に開かれるため、求刑を上回ったこれまでの判決が見直される可能性があり、最高裁の判断が注目されます。

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