東京電力が福島第1原発で放射能汚染水からセシウム濃度を低減させる装置について、機能強化を検討していることが20日分かった。セシウム以外の放射性物質も取り除けるように改良し、タンクから汚染水が漏れた場合のリスクを減らす狙いがある。
東電福島第1廃炉推進カンパニーの増田尚宏代表が取材に明らかにした。
第1原発の原子炉建屋地下では、原子炉内で溶け落ちた核燃料を冷やした水が高濃度汚染水となって増え続けている。
セシウム除去装置の中心は東芝などが開発した「サリー」で2系統あり、1時間当たり40~50トンの処理が可能。装置を通した水はタンクに貯蔵しているが、セシウム以外の放射性物質濃度は高いままだ。東電は装置を改良し、他の放射性物質の除去を目指す。
増田代表は「どの吸着材を使用すれば、どんな放射性物質を取り除けるのか、知恵もついてきた。少しでも濃度を下げたい」と語った。
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