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イオンモールが小名浜に16年春開店 再開発計画で協定

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協定書を交わす清水市長(左から3人目)と岡崎社長(右から3人目)
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いわき市の小名浜港背後地再開発計画で、市は17日、大型ショッピングセンターを運営するイオンモール(千葉市、岡崎双一社長)と「開発事業の実施に関する基本協定」を締結、同背後地の核となる都市センターゾーンにイオンモールが進出することが正式に決まった。2016(平成28)年春にオープンする。
建築面積は約2万8800平方メートル、延べ床面積は10万2700平方メートル。1階は駐車場で2〜4階が店舗、シネマコンプレックス(複合型映画館)も入る。県内や近隣県を中心に年間800万〜1200万人の集客を想定。地元商店へ与える影響も心配されているため、市、同社、いわき商工会議所などは「いわき商業まちづくり連携会議」を組織し、意見交換を行ってきた。岡崎社長は「地元店のテナント入居や、イオンモールの誘客効果によって共存していく」としている。
建物は津波避難ビルの機能も持たせる。2階は外の歩行者用通路とつながり、津波があった場合には施設付近にいる人が海側から建物を通過して内陸部へ逃げる避難路となるほか、2階以上にとどまって浸水を免れるよう、東日本大震災で押し寄せた津波を大幅に上回る高さを確保した。
同社は市の公募によって開発事業協力者に選ばれ、開発事業計画がまとまったことから、17日の協定で開発事業者に移行。同市役所で締結式が行われ、清水敏男市長と岡崎社長が協定書を交わした。
(2014年4月18日 福島民友トピックス)
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