ハロー貸会議室 田町で、4/19の13:30からアシタノワークショップが行われました。
ぶっちゃけるととゆさんが見たくて参加しました。
アシタノレシピ は「アシタヲタノシク!」をモットーとし、世界に”明日を楽しくするレシピ集”を発信するチームです。
アシタノレシピではブログメディアという形式を用い、 日々の仕事やプライベートを楽しくするためのちょっとした工夫やコツ、考え方を紹介 しています。
私たちの生活には、仕事もあれば家庭生活もあり、働き、学び、遊び、楽しい事があれば友達と家族と笑いあい、時には苦しいこと辛いことを乗り越える必要もあります。アシタノレシピは、そんなごく普通のそれでいて二度とは戻らない大切な日常を、もっと楽しく、もっと幸せに過ごすために役立つ情報を発信することを目指しています。
2011年12月にアシタノレシピが立ち上がって以来、私たちはそれぞれの経験や知識をベースに、より多くの人に”楽しさ”を届けられるように努めてきました。
そんなアシタノレシピがオンからオフへの活動にしたもの、それがアシタノワークショップです。
結論から言うと、とてもこの時間でおさまるとは思えなかったほど濃厚な話でした。
なのでTwitterでつぶやいたものを、ざっとここでまとめてみますね。
テーマ:ビジネスにおけるコミュニケーション
【ゴールを意識する】
多人数でも少人数でも会議の上での脱線、言い合いはよく起こる。
それは意見を言う際に、相手も自分も目の前の人物に意識を向けているからだ。
お互いに反対意見が出ると「自身を否定された」という感情のスイッチが先に入り、攻撃姿勢になる。
そうなる前にまず、ゴールを意識することが大事。
ゴールを意識することで「相手は自分に反発した意見を出している」というものではなく、「相手はゴールに向かうための別意見を出している」という見方に変わる。逆も然り。
対面で意見を言い合うわけではなく、ゴールを指差しながら肩を並べて意見を出し合う。
【発言とそれに対する感情をわけて考える】
意見を出す相手が普段から苦手意識を持っていた人物だったり、あるいは腹立たしい物言いであった場合、意見を返す際に感情が先に出てしまうことがよくある。
ゴールを意識しても、この感情が勝ってしまうと話の脱線や言い合いは起こってしまう。
こういう場合は相手の発言と、それに対する自身の感情はわけて考えなければならない。
「むかつく」と思っても、その言葉を口にしないまま一度飲み込む。
そして次に「なぜ相手がそういう意見を出したのか」を考えて感情のクールダウンをさせる。
【根拠と理由を用意して伝えてみる】
意見を出してみても、自分の主張が周囲に伝わっていない、つかめていないことがある。
主張だけが目立ってしまうと「なぜそんな主張になったのか」が周囲には伝わらない。
自分の主張を周囲に伝えたい場合は、その主張に至った根拠と理由を用意して伝えることが必要だ。
その場合は三角ロジックという手法を用いると導きやすくなる。
三角ロジックは、データ根拠・推論理由の2つが揃うことで自然と主張に辿り着くものだ。
このとき、悪魔の代弁者を自身で用意してみるといい。
悪魔の代弁者とはディベートなどで多数派に対してあえて批判や反論をする人、またその役割である。
出したデータ根拠・推論理由に、あえて反論や批判を加えてみることで主張は本当にそれでよかったのか、ブラッシュアップがしやすくなる。
【やりとりしていない間もコミュニケーションを意識する】
会議やメール、社内チャットなど、そういった直のやりとりだけがコミュニケーションではない。
行動、言動、思考から出るしぐさ、そういったものを常に周囲は見ている。
普段からの行動がコミュニケーションに直結することを心がけておいた方がいい。
テーマ:仕事で使えるコラボレーションテクニック
【コラボレーションとは?】
コラボレーションは協働、つまり誰かと一緒になにかを成した成果、その相乗効果のことである。
この協働はなんでもいいわけではない。異質な組み合わせであることが大事だ。
質は究めることで異質になる。つまり特異点となる。
自分はなんの専門家なのか、特技はなにか、持っているスキルはなにか、興味や関心はどこにあるのか。これらを組み合わせるだけでも異質になる。
また、個人だけでなく、異なる専門性・スキルを持つ人を集めると恣意的に「異質な集団」ができあがり、それがそのまま異質な組み合わせにつながる。
【モードと観点を使い分ける】
思考と行動を場面で使い分ける。これは個人だけでなくチームでやってみてもいい。
夢想家:アイデアを生み出す
批評家:アイデアを鍛える
現実家:アイデアを形にする
夢想家モード、批評家モード、現実家モード。
これらを使い分けることでブラッシュアップがしやすくなる。
観点とは考える、判断する時の立場。
見る位置、見る立場、物の見方、それを予め決めること。
わたし個人はモードを選択してから、その中での観点を決める…という使い方だろうかと勝手に解釈している。
【会議タイプ別コラボレーションテクニック】
・ブレスト
・ディスカッション
・意思決定
・情報共有
会議の4種類。これを混同してはいけない。
【ブレスト】
5〜10人でやるのが適切。
少なすぎるとアイデアの誘発がしにくく、多すぎるとまとまりがなくなる。
事前に議題展開、情報収集が行われて準備がされていることが一番良い。
ブレストは判断・結論を求めない。思いつきでものを言う。 質より量を重視する。アイデアを結合していく。
<こんなブレストは残念だ>
・アイデア出しを遮る
・結論を求めだす
・アイデアの評価・否定しちゃう
・くだらないことを言うなとキレる
・ぶっつけ本番
・アイデアを書き出さない
<ブレスト改善ヒント>
・チームの組閣
・ルールキーパー
・事前準備
・ビジュアライザー
・盛り上がらない場合の諦め
<ブレスト活性化テクニック>
・KJ法 with 付箋
・グループマインドマップ
・順連想と強制連想
【こんなディスカッションは残念だ】
・主張の殴り合い
・準備不足グダグダ議論
・反論、感情が優先する
<ディスカッション活性化>
・三角ロジック
・悪魔の代弁人
・ディベート思考
ディベート思考で議論シミュレートする。
2つの対立する2つの主張のどちらかに属して議論を尽くす「知的スポーツ」がディベート。
テーマ:悪魔の代弁者、ディベート思考を実際にやってみる
【3本線ノート術】
・ノート見開きに3本線を引く
・使い分けを決める
(日付、発言者、タイトル、発言内容、自分自身の心の声、振り返りのための空欄)
・発言を聴きながら「自分の声」を書き留める
ワーク1:3本線ノート術を用いて自己紹介+質問をしてみる
ワーク2:バレンタインにおける「菓子類贈与禁止条例」についてディベート
とゆさんの研究目線、ベックさんの探求目線、ぱうぜさんの学者目線。
この違う視点でのコミュニケーション・コラボレーションの話が、綺麗にまとまった流れのワークショップだったのではないかと思います。
いろんなセミナーに参加しましたが、ここまで綺麗にストンと落としてくださった講演はなかったように思います。
まさに今回の大テーマである「仕事がタノシクなるコラボレーション術」がとてもうまく実現されていると感じました。
とても質の高いワークショップに参加できて本当によかったです。
次回もまた参加したいなと思うと同時に、アシタノレシピをもっと知りたいなという感情も芽生えました。
すごい長くなっちゃいましたね…。もう少しうまくまとめたいものです。