消費税8%まであと数日を残すところとなりました。

増税政局で転んだ人、転がされた人、裏切った人はたくさんいます。西田昌司参議院議員もその一人です。かつてとはいえ、このような議員を支持してしまってまことに申し訳ありません。西田議員の言動を、忘れないためにここに記録しておきます。これは私なりのけじめです。

本当は二度と顔も思い出したくないので、手短にまとめます。

木下康司 増税野郎Aチーム!

歴史的質疑

かつて西田議員は、当時の古谷一之財務省主税局長(当時)に対して歴史的な見解を引き出しました。

46:00頃~です。

西田昌司議員「要は一般論として、国民の所得が減ったら税収は増えるのか、減るのか。このことを端的に答えてください。」
古谷一之財務省主税局長(当時)「お答えいたします。
国民の所得が何らかの原因により減少した場合、課税 ベースが所得と連動する税の税収につきましては、税率等、制度が変わらなければ税収が減少するということになると考えております。」

安倍総理と支持者を裏切った西田議員

しかし、この西田議員はいろいろと言い訳をして言葉を濁してしまいます。このビデオレターを見て激おこぷんぷん丸ヾ(*`Д´*)ノ”になりました! 民主党議員の発言ですらそこまで怒りませんでした!

「何で海外に行ってしまうか? 海外のほうがパイが大きいから」

他国はインフレで日本だけデフレだから海外のほうがパイが大きくなっているんですよ。

「かなり減税しているんですよ」

所得税や個人住民税は増税されていますよ?

「何か騒がしいかと思ったら、水島社長が街頭遊説をしていた」

残念ながら、西田氏に、デモで集まった水島氏や倉山さんたちの声は届かなかったようですね。水島氏も早々と諦めてしまうなどの問題はありましたが…。

「デフレ下での消費税増税反対は学説的には正しいが、新自由主義的な発想で減税を進めてきたのがデフレの原因」

デフレ下での消費税増税反対が学説的に正しい(実際に正しい)のであれば、実際にそうすればいいと思います。なんでできないのでしょうか?

「消費税増税に反対しているのは新自由主義者が多い、大きい」

新自由主義者は、法人税引き下げの推進のために、むしろ消費税増税賛成派が多いんじゃないかと思います。西田支持者にも消費税増税反対派は多かったと思います。この発言は支持者をバカにしていませんか? そういえば、新自由主義的政策がデフレの原因だと前からビデオレターで言っていますね。

皆さんからのありがたいお言葉

Tottisato

西田議員、貴殿のホームページ上には以下の記載がありますが、コアコアCPIが0.1でデフレの今は消費増税は阻止することを国民に約束したのではなかったのでしょうか?誤解を恐れずに言うと、これは公約違反ではないのでしょうか。このような公約違反をしてまでデフレの今に消費増税に賛成、あるいは反対しないのであれば、当然議員辞職の覚悟もお持ちなのでしょうか。これまで西田議員を応援していた人や、経済の本質を見抜いたここに集う多くの国民は、ビデオレター内のかようなメッセージではごまかせぬぞ。一度振り上げた拳は下ろせないといった小さなプライドなど捨てて、もう一度本当に国民にとって正しい政策を進言する貴殿の姿に期待致します。

以下、西田議員のホームページより抜粋

「『デフレ脱却後に税制改革』 毎年、1兆円以上の社会保障費が増大します。安定財源として消費税の増税は避けられません。しかし、上述のように、経済をデフレから脱却させる方が先で消費税の増税はその後です。」

Tarou Yamato

西田さんは税制の問題点を指摘しておられるが税制改革は時間がかかる。

喫緊の問題は今の税制でデフレなのに増税することであってその是非を問うているのです。

税制改革という長期的な問題と増税判断という短期的な問題は別です。

今の税制に問題があるから増税はやむを得ないというのは筋が違います。

桜の動画でこんなに不支持が多いのは初めてでしょう。

西田さんにはこの意味を汲み取って頂きたい。

takatakagt

何度でも提案です!

国民を裏切った政治家がどういう末路を辿るか良いサンプルが取れました。

安倍総理に是非この動画と『コメント欄』を見て戴こう。

facebookやメールで安倍総理にこの動画を届けて下さい。

そして、そこにはこう付け加えましょう。

「政治家は期待値が高ければ高いほど落ちた時痛い。安倍総理も一度御経験済みでしょう。この動画のコメント欄をご覧ください。」

皆さん御協力お願いします。

noriko157

今 ヨーロッパもアメリカも新自由主義で国家運営をしている

しかし長期のデフレに陥っているのは日本だけだ

新自由主義がデフレの原因だとするあなたの主張は間違っている

デフレの原因は貨幣を刷らなかったからと安倍総理も言っている

それともう一つ 新自由主義者が増税に反対しているというが

声を大にして叫んでいる 三橋 上念 倉山 渡邊 浜田らはリフレ派で

しかも新自由主義と真逆の主張をしている人々だ

西田さん あなたの論理は破たんしています

himajin76

08:45について反論。

藤井聡教授は、新自由主義経済学者が増税を主張していると言っていますよ。

西田さん、戻ってきてくれ。

tonjinti2628

このビデオレターの話を三橋氏や上念氏、倉山氏を前にしてみたらどうでしょうか。その度胸がおありなら是非とも次回のさくらの経済討論に出演して下さい。西田議員は頭脳明晰で聡明な御仁ですから私の考えの及ばないことをお考えなのでしょうが仮にも愛国者を自負するならば学説を否定してまで増税ありきの財務省の手先になってはいけませんよ。今後の活躍に期待しています。

takatakagt

浜田参与や本田参与が邪魔だから増税容認ですか?

グズの極みですね。

何度も言うがリフレ派は新自由主義者じゃ無いですから。

いい加減、金融政策の食わず嫌いを止めて、浜田参与や岩田日銀副総裁の本でも読んでください。

Atmos1923

お叱りじゃなく、罵倒だ。桜のコメント欄でここまで罵倒された議員は、あんたぐらいなものだぜ、西田さん。分かってるのか。

Kouichi Yasuda

あの民主党を追求していた時とは全然違う。

明らかにチャンネル桜の視聴者を騙していることぐらいはわかっているからだろう。

参議院の代表指名選挙の糸数・又市を辞職に追い込むと言っていた話も

嘘だったし。西田さん、民主党前であなたが車で通りかかった時、正義の味方が来たと喜んでいた若者にもわるく思わないでしょうかね。

4x4ko

消費税増税反対している者の中に新自由主義者が紛れ込んでるかどうかは知らん。賛成派にもいるだろと思うが。藤巻健史とか。

しかし、そんな事どうだっていい。

新自由主義者の意見だろが、殺人犯の意見だろが、誰の意見だろが”来年4月消費税増税”は間違っているんだよ。

反対派に新自由主義者がいるから増税賛成。何、このお子様理論は!

将来、増税できる担保がないから増税賛成って、何で消費税増税が前提の話になってるんだよ。血管ブチ切れるわ!

消費税増税反対の声が大きい人とは誰か?チャンネル桜の視聴者は誰を思い浮かべるか?

浜田さん、藤井さん、三橋さん、上念さん、倉山さん、渡邉さん、田中さん、片桐さん、田村さんを新自由主義者呼ばわりしてるも同然です。

反対派に新自由主義者のラベリングして、それと戦う俺かっけえの国士気取りを、チャンネル桜は今後も支持し行くつもりなんでしょうか?

自分の中の怨念や負の感情が恐ろしくなる。安倍首相を支持したい。西田昌司を支持したかった。

私の理解力の乏しさ故の大勘違いだったらいいのにな。ちきしょう・・・涙がこぼれる。

takatakagt

皆さん提案です。

この動画を安倍総理のfacebookに送りませんか?

そしてこう付け加えましょう。

「あれほどネットで人気だった西田昌司議員も増税容認を口にしたとたんこの叩かれようです。ネット世論を敵に回してよいのですか?三年後の選挙ではネット世論が選挙結果を左右するかもしれません。」

沢山で送った方が見て頂ける可能性が高まります。よろしくお願いします。

sonetm3arufa

あれだけ、デフレ脱却前の増税には反対だ、と論戦を張ってきた西田議員が、主張を180度変えるわけだから、先ず、有権者やいままで応援してくれた人に対して、「謝罪」をしなければいけないだろう。

詫びの一言もなく、このまま消費税増税がすんなり行くと思うよな。

現在は、国会が開かれていないから、全く国民の声が国会に届いていないが、国会が開催されたら、余裕綽々と自分の本の宣伝など、している場合ではなくなるぞ!

国民をここまで舐めたら、いけない。

sonetm3arufa

水島社長など国民経済を思う人は、消費税を上げるな、とは言っても、法人税まで下げろ!とは、一言も言っていないぞ。

新自由主義がどうの、とうのはいい訳だ!

西田議員よ、税務の要職に就いたら、突然、増税推進では、誰もあなたについて行かなくなるぞ!

消費税だけ、上げなければ、良い。

もし新自由主義的な発想ではデフレが治らないと言うなら、法人税を増税し、所得税の最高税率を上げ、富裕税を導入し、高所得者に対しては、実質所得で課税し、国内の資金が海外に流出しないようにすれば良いだろう。

shu tamano

西田議員、あなたは法人税の話をわざと持ち出して、消費税増税の件をごまかそうとしていますね。

それから、新自由主義者で増税に反対しているのはだれのことでしょう。

そもそも経団連や、三木谷や竹中など、ばりばりの新自由主義者どもはみんな増税に賛成しているではないですか。いったいどこの新自由主義者ですか。

こうしたごまかしや論点をすり替えは、心にやましいことがある人がよくやることです。こんな手をあなたが使うとは思いませんでした。本当に失望です。

変な言い訳せずに、増税に賛成すると言ってくれたほうがまだましでしたね。

最後に、理由はどうあれ、デフレ時の増税は明らかな公約違反です。恥じを知りなさい。

西田氏は去年1月から自民党の税調に入っています。たとえ税調で立場がなくなったとしても体を張って反対すべきだったと思います。それをしなかったってことは、やっぱり自分がかわいかったんですね…。

さて、西田議員は当初は消費税増税に反対で、増税政局になってから転んだのでしょうか? 私はそうではないと思います。根拠は過去の主張です。

統制経済志向?

前々から国民負担率を上げるべきという財務省の主張と同じことを言っていますし。

「海外に投資するほうがリターンが大きい。海外のほうが市場が大きい」

そうなったのは、日本だけがデフレだからじゃないでしょうか?

「民間需要は人口減少で小さくなってきているが、公共部門の需要は物凄く多い」

「民間にお金をあげると、海外にお金が行ってしまう」

「国民負担率を上げて国内で再投資するほうがよっぽど日本経済のためになる」

かねてから統制経済を目指しているようですね? 私もこの辺は考え方が合わないなぁって思っていました。うまくまとめられませんでした。詳しくは動画の後半部分を見て下さい。

「デフレの原因は根本的な思想の誤りなのでは?」反役PDF

1番目の矢として、日銀の異次元の金融緩和が挙げられていますが、この矢は本来は2番目の矢とすべきです。2番目の矢といわれる政府の財政出動が、本来は1番目の矢です。

西田議員は「財政出動=主、金融緩和=従」と考えているようですね。

西田ビジョンでの対談相手

週刊西田には「西田ビジョン」という対談する動画があります。今までの対談相手をまとめてみました。

  1. 菊池英博
  2. 飯島勲
  3. 山谷えり子
  4. 三原じゅん子
  5. 大石久和
  6. 東谷暁
  7. 百田尚樹
  8. 柴山桂太
  9. 谷垣禎一
  10. 三橋貴明
  11. すぎやまこういち
  12. 西部邁
  13. 野田毅
  14. 城内実
  15. 脇雅史
  16. 藤井聡
  17. 佐伯啓思
  18. 青木泰樹

すごく香ばしいですね~(全てではありません)。では、対談相手の中から気になった人を見ていきます。

東谷暁

TPP反対を主張してきた論客として有名。

柴山桂太

滋賀大学准教授。三橋貴明の「新」日本経済新聞の執筆陣の一人。

【柴山桂太】「第二の矢」は効いている | 三橋貴明の「新」日本経済新聞

(前略)

では内容はどうだったのか。内閣府が発表しているデータ(四半期別GDP速報 時系列表)を覗いてみましょう。
http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/files/2013/qe134_2/pdf/jikei_1.pdf

この資料の「実質暦年(前年比)」を見ますと、2013年の成長率は+1.5%と、2012年の+1.4%に比べて上昇幅がわずかとはいえ、持ち上がったようです。

中味を見ると、「民間住宅」(前年比+8.9%)と、「公的固定資本形成」(+11.4%)などで上昇幅が大きいことが分かります。つまり2013年の景気回復は、もっぱら建設関連部門が主導していた、ということになります。

他方、民間の「設備投資」は減少(-1.6%)。「輸出」は若干伸びた(+1.6%)ものの、「輸入」がそれ以上に伸びている(-5.3%)ため、入超が続いています。

「個人消費」は伸びました(+1.9%)が、その前の年も消費は伸びていた(+2.0%)ことを考えると、アベノミクスのおかげとは言い切れません。「個人消費」は、民主党政権の最後の一年だった2012年から回復傾向にあったのです。

以上を次のようにまとめることができます。2013年は、消費は堅調で輸出も回復傾向にあるが、それ以上に住宅投資や公共事業の伸びが大きかった、と。つまり安倍政権の1年目に関しては、「第二の矢」がかなり効いていたわけです。

デフレ脱却に、金融と財政のどちらが重要かは、これまで様々に論じられてきました。結論から言えば、どちらも大事です。ただし、2013年の日本について言えば、財政出動の方が効果は大きかったと言わざるを得ません。

量的緩和の効果として期待されている、消費や投資の拡大や、円安による輸出の伸びが十分に現れていないのに対し、公共事業には明らかに効いていた、と確認できるからです。財政出動の額が少なければ、2013年の景気はもっと低調なものになっていたでしょう。

(後略)

谷垣禎一

法務大臣。自民党前総裁。「三党合意」のときの総裁。もし本当に自民党がデフレ下での消費税増税に反対だったならば(政局として「三党合意」を出したのならば)、「三党合意」を破棄しなければいけなかったでしょう。

三橋貴明

経済評論家。三橋貴明の「新」日本経済新聞の編集長。詳細は次の記事にて。

西部邁

思想家。元左翼。西田議員の師匠。ためらっていた竹下登に対して消費税増税を迫った。

実は「新自由主義」の祖、ミルトン・フリードマンの本を翻訳したことがある。

西田議員は西部先生も批判しないとね~。

野田毅

自民党議員。自民党税調の会長。増税派筆頭の一人。親中、親朝、親韓派。

脇雅史

自民党議員。

建設論評 在来型批判に臆せず王道を歩め(脇雅史ホームページ/コラム COLUMN)

(前略)

14年度が一般会計で過去最大規模の99兆円台になるのは、年間110兆円を超す社会保障給付を抱え、だまっていても年間1兆円も膨大する社会保障費があるからだ。つまり、日本の社会福祉構造が税金を食いつぶしているわけで、それはわずか5兆円規模の公共事業予算を増減したから解決するものではない。ところが財政悪化が問題視されると、すぐ公共事業が悪だという旧来型批判に走りたがる。

社会保障に対し、改革のシナリオが成り立たないことを、公共事業批判で「ガス抜き」してきたのが、これまでの財政再建論であった。もっとも税金を食いつぶし、財政悪化の主因である社会保障費には、批判すれば「票」を減らすから、批判が封印され、ずるずる先延ばしされてきた。唯一の打開策である消費増税すら、首相のブレーンが口出しして来年4月の8%実施も揺らいでいる。つまり、公共事業とまったく異次元の問題のために、公共事業批判が引き出されてきたのであり、それは今回の概算要求でも、いまだ鳴りやまず、なのである。

(中略)

いま財政再建を問題にするなら、社会保障改革の実現可能なシナリオをつくり、消費増税を法律どおり実行するしかない。公共事業政策は緊急を要する防災・減災を重点に、国土をレジリエントするために粛々と王道を歩めばいいのである。

藤井聡

京都大学大学院教授。内閣参与。三橋貴明の「新」日本経済新聞の執筆陣の一人。国土強靭化を提唱。

最近は飯田泰之さんと論争(?)をしました。

佐伯啓思

経済学者。思想家。京都大学院教授。

脱成長に理解を示す。

【日の蔭りの中で】京都大学教授・佐伯啓思 原発問題、争点にならず – MSN産経ニュース

(前略)

あの地震は、エネルギーをふんだんに使い、経済を成長させ、金銭を膨らませ、そして富と幸福を追求するという戦後われわれが追い求めてきた生活を全面的に転換する契機だったのではなかろうか。もしも「脱原発」を訴える候補者が東京をもっと暗くし、物的な生活水準を落としてでも、脱成長あるいは脱近代のモデル都市にするというなら、これは十二分に重要な争点となったであろう。

青木泰樹

シュンペータリアン。

まとめ

増税政局での言動と今までの主張を見ると、今までの国会質疑は演技で、増税政局以降で本音を現したと考えるのが自然だと思います。